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近藤×土方1

 

「おおぃしっかりしろや近藤さん…」
泥酔した近藤を担ぎ、土方は近藤の部屋まで引きずってきた。
「(ったく重いんだよこのおっさんは~~…!!)」
ぜいぜいと息を荒げ漸く布団までたどり着き、チラリと近藤の顔を横目で覗くと、気持ちよさそうに口を開いたまま、夢の中にいるようだ。
「…しょーがねぇな…っ!」
近藤を肩から下ろそうとした瞬間、縺れた足にバランスを崩し、近藤もろとも布団に倒れ込む。アッ、と声を挙げ、土方は近藤の下敷きになった。
「~~~……!!!」
土方はしばし硬直し何やらわなわなと震えている。
「…んが?」
寝惚けた近藤が薄目を開く。
「っこ、近藤さん、重ィからどいてくれっ!」
「…ん~~、ト…シ?」
「…そーだよ、近藤さん、頼む、」
寝惚けた近藤と至近距離で密着しながら、困ったような表情を浮かべ、身をよじる。
「な、離れて……」
「……お~……?」
「…っッ!!」
ビクッ、と突如土方の身体が跳ねる。同時にゴクリと息を呑んだのを近藤は感じた。
近藤は自分の腿を土方の下腹部に押し当てている。
「…あれ、トシお前……、勃ってね??」
バッと土方が顔を背ける。
「…どーした?」
「っな、なんでもねぇから、頼むから離れ…っ」
泣き出しそうなその声に、近藤はゾクリとした感覚が胸の奥に込み上げるのを感じた。
ダンッ
「…っな!」
近藤は上体を起こし、一気に土方を組み敷いた。
「もしかして、こーゆーこと、したい…のか?」
「こ、近藤さ…!」
次の瞬間グイと唇を重ねた。
「ん…ッハっ………ゃッ…」
土方はか細く消え入るような抵抗の声を上げる。
「…んだよトシお前………」
自分に組み敷かれて真っ赤になり顔を腕で覆って震えている土方を見下ろし、近藤の何かが切れる。
「俺、も………我慢できねー!!」
「…っうわぁ!!」
土方の着物を胸からガバッと開いた。そして胸の突起をベロと舐めあげ、同時に土方のモノも左手で握る。
「…ふっ……アッ……!」
近藤に犯されようとしている土方の顔は、羞恥と突如の快感とに染まりきって、歪んでいる。
「…お前、すげぇエロい顔してんぞ?トシ」
「……っ!!」
もうどうにでもなれ!と土方は心中で叫び、近藤にしがみついた。
 
 
「…あっ…あっ…」
屯所の廊下に艶かしい声が漏れている。近藤に抱かれている土方は、切なく眉をしかめて息を乱す。
「だめっ…だ…っ…近藤さん……出ちまう…!」
「…いいぜ…イケよ、トシ…っ」
「……ッひ…ぅっ…!」
シーツをぎゅぅと握り締め、土方はヒクヒクと身体を震わせ、果てた。
同時に性を解放した近藤も、大きく息をつく。
「………ハァ…」
「………」
「すまねぇ…近藤さん」
「ん?」
「…俺ァ、こんな……」
苦しげに拳を目の前に押し当て、 羞恥と自責の念で赤く顔を上気させたまま、 呻くように土方が呟く。
「こんなコト、…アンタにさせるつもりじゃ…」
「何言ってやがんだ、トシ。お前さんの色気に歯止めが効かなくなったのは他でもねぇ、俺の責任じゃねえか」
「……」
土方が俯いて押し黙る。
「お前、色っぽいよ。あんまりエロいからすっかり欲情して後先考えずに襲いかかっちまった。」
「な、ナニ言ってやがる!」
カッと顔を赤らめ、土方は動揺したまま目を泳がせている。その様を見て、近藤はクッと笑った。
「 すまねぇなァ、トシ 」
「…アンタの、せいじゃ、…ねェ」
消え入るように言い放ち、近藤の体温を感じたまま、土方はゆっくりと目を瞑った。夜の闇が、その濃さを増しながらゆっくりと広がっていく。外の空の染まった色は一面の深い藍である。
 
 
一方外の廊下では、
「あーぁ、変なモン見ちまったィ。気分がわりィや。いや、…でも案外イイ声で鳴くじゃねぇかあのヘタレヤロー」
沖田がブツブツと独りごちながら自分の宿舎に帰っていく。
 
 
―完-