OpenWRTとは

OpenWrt は、ブロードバンドルーター、無線LANルーターなどの組み込みシステム用ファームウェアです。
有志が作成した「ルーター用カスタムファームウェア」と言ったほうが早いかもしれません。

機種依存のファームウェアとなっているため、
残念ながら、どんなメーカーのルーターにでもインストールできるわけではありません。

DD-WRTなどと比較すると、ルーター用ファームウェアとしての性格を持ちつつも、
Fedora,debian 等の汎用Linuxディストリビューションに近い仕様になっています。
およそ3500種(12.09)もあるコンパイル済みのソフトを任意にパッケージとして追加インストール可能なため、
ある程度の汎用性があります。

以前のバージョンではWeb-GUIが標準では用意されておらず、
IPアドレス、PPPoE設定などルーターとしての初期設定を
CLIにて設定ファイルを編集する必要があったため、
OpenWrtは「上級者向き」「難しい」と評されてきました。

しかし12.09など最近のバージョンでは標準でWebGUIが用意されるようになり、
ルーターとして機能するための基本設定はWebGUIでできるようになりました。
DLNA,NASなど、近年の市販製品と同様のことをするためには
相変わらずCLIでの設定ファイル編集は必要になりますが、
fedora,debian等のPC用Linuxの事例を流用出来るため、
ある程度Linux/UNIXに慣れた人にはむしろ扱いやすいOSになっていると思います。

また、新機種対応などで日々開発が進む一方で、およそ1~2年以内の間隔で安定版をリリースするなど、
プロジェクト推進体制も安定しており、比較的安心して使えると思います。
リリース日 Version 愛称
2009/04/04 8.09 Kamikaze
2009/08/13 8.09.1
2010/02/10 8.09.2
2010/08/21 10.03 Backfire
2011/12/21 10.03.1
2013/04/25 12.09 Attitude Adjustment (AA)
2014/10/02 14.07 BarrierBreaker (BB)
2015/09/11 15.05 Chaos Calmer (CC)
2016/03/16 15.05.1
次期正式版 xx.xx Designated Driver(DD)

なお、開発経緯などはWikipediaを参照ください。
また、DD-WRT,OpenWrt共通の注意点としてこちらのWikipediaの記載を参照ください。