概要
BuffaloのWZRシリーズはデバッグモードが存在し、以下の方法でアクセスできる。
1. http://192.168.11.1/cgi-bin/cgi?req=frm&frm=py-db/55debug.html
2. ユーザー名:bufpy
3. パスワード:otdpopy +『設定しているパスワード』
このモードからは、Telnetサーバ(Telnetd)を起動したり、各種コマンドを入力して通常変更できないルータの設定を変えることが可能。
例えばコマンドラインに以下の通り入力して実行すると、日本版ファームのみで存在する制限を解除することができる(推奨)。
bootenv set region US
また、ファームをTFTPで流し込む場合は、以下のコマンドを実行しておく必要がある。
setenv accept_open_rt_fmt=1
setenv tftp_wait=10
saveenv
バックアップ
1.ルータにTelnetでログインする。
2.
# ls /dev/mtdblock
で個数が確認できる。
# dd if=/dev/mtdblock/□ of=/tmp/任意のファイル名
でルーターのメモリ内にファームをバックアップできる。
(□=番号は機種・FWによって異なる。全部バックアップ推奨)
3.http://(ルータIP)/html/py-db/tmp/(任意のファイル名)
にアクセスすればU-BOOT形式のバックアップイメージをローカルPCにダウンロードできる。
導入例(WZR-HP-G300NH)
PuTTY等のTelnetクライアントをPCにインストールしておくこと。
1. 「(1)」概要を参考にデバッグモードにアクセスする。
2. telnetdリンクをクリックする。
3. startボタンをクリックする。
4. telnetで 192.168.11.1 に接続する。
5. 以下のコマンド入力する。
cd /tmp
wget http://downloads.openwrt.org/attitude_adjustment/12.09/ar71xx/openwrt-ar71xx-wzr-hp-g300nh-squashfs-sysupgrade.bin
mtd -r write openwrt-ar71xx-wzr-hp-g300nh-squashfs-sysupgrade.bin linux
ファームを書き換える前にバックアップを取って置いた方が良い。
特にARTパーティションはルータによって固有であるためバックアップを強く推奨。
最終更新:2019年06月06日 21:22