コンボ/Combo



コンボデッキについて。

「奇妙な角度」で攻撃するデッキに対してこの「コンボ」というワードを引用してくることができる。「奇妙な角度」の良い例は、数年前に使用されていた《蔵の開放/Open the Vaults》デッキや、大会でも使用されていた《不可視の忍び寄り/Invisible Stalker》デッキだ。

(古典的な)デッキ全体を集束させ、迅速にゲームを終了させる最も強力なエンジンとしての意味でのコンボデッキの代表は《ドラゴンの嵐/Dragonstorm》デッキだ。それらのデッキは大量のアドバンテージを得ることができるか、それ自体が勝利に直結するような強力なコンボを使用する。基本的に、深刻な弱点を持ちながらも戦略を狙う「一発逆転」的なデッキの意味としてコンボと言われる事が多い。

コンボに特化することによって成功率と速度は高まるが、そのようなデッキは往々にして偏った構成になっているため、一度失敗すると何もできずに敗北することが多い。コンボが"失敗しても"コンボパーツ自体が単体である程度戦えるような、安定感のあるデッキは強力である。しかし、コンボの成功率が高すぎて"失敗しない"デッキは、それ以上に脅威である。


コンボデッキ構築の為のヒント

◆コンボデッキを構築するという事は、レーシングカーを組み立てていると置き換えて考えると理解しやすい。まず、コンボデッキを構築する為のカードの組み合わせ、つまり「コンボ」を見つけなければならない。この過程はエンジンの組み立て作業に例えられる。レーシングカーは、エンジンが無ければ動かない。例としては《修繕/Tinker》+《荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus》や《ぬいぐるみ人形/Stuffy Doll》+《罪の意識/Guilty Conscience》などがある。

◆エンジンに燃料が必要な様に、コンボを素早く決める為にもマナランプが必要不可欠。ドラゴンストームコンボを起動させるには、《睡蓮の花/Lotus Bloom》や《炎の儀式/Rite of Flame》の様な、燃料に該当するカードを大量に唱える必要がある。

◆もう一つのポイントは、レーシングカーの "ボディ"のように、自分のコンボを相手から守る方法だ。ボディが貧弱な場合、エンジンが落とされてしまう。コンボを守るために役立つカードは、コントロールデッキや撹乱的なデッキで使用されている《万の眠り/Gigadrowse》または《強迫/Duress》のようなカードだ。

◆車が走り出す為には、エンジンをオンにするキーが必要だ。ドローカードとチューターカードは、自分のデッキ内に「コンボパーツ」を探しにいけることが強みだ。《牧歌的な教示者/Idyllic Tutor》、《加工/Fabricate》、《思案/Ponder》は、その仕事をこなしてくれるだろう。


デッキアーカイブ / Deck Archive

最終更新:2013年08月31日 00:42