赤/Red

 / Red

赤/Redはマジック:ザ・ギャザリングにおける色の1つ。火や混沌を表し、憤怒の色でもある。略号はR。

 

・色の特徴

直接ダメージを与える呪文(通称:火力)、土地破壊、アーティファクトの破壊などが特徴的。総じて、形がある物を破壊するのが得意である。敵、味方を問わずパーマネントを生け贄に捧げるカードも非常に多い。

非常に攻撃的な色であるため、バーン同士や赤のビートダウン同士のデュエルは盛り上がりやすい。 
「高熱」「火」をイメージさせる色だが、同時に山岳をつかさどる色でもある。そのため、山岳固有の現象であれば「冷気」「水」を伴う現象も赤に割り当てられることがある(例:ジョークルホープス/Jokulhaups(火山活動による洪水)、すさまじい吹雪/Unearthly Blizzard)。 
「電気」をも司る(例:稲妻/Lightning Bolt、ボール・ライトニング/Ball Lightning)。 
混沌の色らしく、コイン投げをしたり、競りをしたりという変な能力や効果を持ったカードが多い。また、歪んだ世界/Warp Worldや泥棒の競り/Thieves' Auctionなど戦場に大混乱をもたらすカードも多い。 
本来は「憤怒」のような攻撃的感情に限らず、感情全般や芸術性全般をつかさどる色でもある。ただ、対戦ゲームである都合上、それがカードに現れることは少ない。

クリーチャーはパワー偏重の頭でっかちであることが多い。速攻や先制攻撃、パンプアップ能力を持つものも多い。パンプアップについては「火を吹く」ことによって攻撃力(パワー)だけが増えるものが多く見受けられる。火力によるブロッカーの除去と相まってウィニーにも向いている色だが、小さめのクリーチャーが強くなりすぎないように性能そのものが抑えられたり「可能ならば攻撃に参加する(攻撃強制)」などのペナルティがついたりすることが多い。 被覆や再生など、除去耐性となるような能力はほとんど持っていない(クリーチャーを守る呪文も無い)。これは大型クリーチャーに関しても例外ではなく、せっかく出したのに攻撃する間もなく除去されてしまうことが多々ある。このため構築での赤の大型には速攻やCIP能力など、出てすぐに働ける能力が求められることが多い。

クリーチャー・タイプは、種族ではゴブリン、巨人、オーガ、ミノタウルス、ドラゴンなど、職業では戦士、狂戦士、バーバリアンなどが多い。

エンチャントとは、シナジーを形成しない。

アーティファクトは、「秩序だったものを嫌う」という性質から破壊が得意で、五色中最も秀でている。また、別の側面では「鍛冶錬金」「溶かして再利用」というところからアーティファクトをコストにしたりリアニメイトしたりすることができる。

土地についても、破壊が得意。追加コストとして山を生け贄に捧げることも多い。

形があるものを壊すことは得意。クリーチャー、アーティファクト、土地と破壊するのはお手の物。ただし、除去がダメージなので、軽減やタフネスが高いクリーチャーを破壊するのには苦労する。(混沌の対極にある、秩序だった存在である壁(防衛持ち)を壊すことは得意。)反面、形が無いエンチャントには対処することができず、赤使いの格言として「エンチャントはあきらめろ(無視しろ)」が生まれるほど。しかし、エンチャントには対処できないと致命的なものも多いので、それにより涙を飲むことも少なくない。 
エンチャント対策として昔は黙示録/Apocalypse・Anarchy・的外れの激怒/Misguided Rageや競り系呪文といった例外もあったが、混沌ゆえに重い、戦場から除去できない、狙い撃ちにできないと、利便性に欠ける。

カード・タイプを参照するサイクルではソーサリーを割り当てられることが多い。青がアーティファクト担当になる時はソーサリーと共にインスタントも受け持つ。

追加コストなどで手札を捨てるときは無作為に選んで捨てることが多い。

 

・得意とする機能 

速攻、先制攻撃、二段攻撃
火力、全体火力、ティム能力
一時的なパワー強化(炎のブレス/Firebreathing)
一時的なコントロールの奪取
ブロック制限、攻撃強制
スーサイドウィニー
「可能ならば毎ターン攻撃に参加する」(ペナルティ能力)
「ドローやディスカード時のランダム性」(ペナルティ能力)
土地破壊、アーティファクト破壊
壁(防衛クリーチャー)破壊
一時的なマナ加速
インスタント・ソーサリー呪文のコピー
対象の変更
コイン投げ
追加の戦闘フェイズを得る
P/Tの入れ替え
ルーター能力(捨ててから引く)

最終更新:2014年02月07日 22:01