復活を阻止したはずの芦屋道満が蘇った!?
陰陽絵巻-終幕-
闇に魅入られし土御門すばるを救い出せ!
陰陽道においてその名を知らぬ者は居ないとされる安倍家と芦屋家、この両家の争いを描いた連続イベント陰陽絵巻もこれにて終幕となる。 先の戦いで芦屋兄弟を下した我らであったが、その裏では芦屋道満が復活し、安倍家の陰陽師である土御門すばるをさらい力を蓄えておったのじゃ!じゃが儀式が不完全であったのか、芦屋道満の正気は失われ、自らの存在を維持する為に他者から力を取り込む魔人と化してしまっておる。 全ての元凶である芦屋道満を成敗し、すばるを救い出す、この二点がわしらの目的となっておる、抜かるでないぞ!
また、陰陽絵巻シリーズを通して集めた魔除けの呪符はこの 陰陽絵巻-終幕- 終了後に交換所が解放される手筈である。
土御門すばるの獲得はもちろん、他にも様々な交換対象を用意しておるからの、詳細は追って伝えるので楽しみにまっておれ。
なお、先日ついうっかりとその場のノリで告知をしてしまった坊主フェスであるが今回のイベント 陰陽絵巻-終幕- にて適用される事となる。
詳しくは5/25分のお知らせを確認してもらうとして、今後も既存家臣のキラー化は隙あらば捻じ込みたい所存である、様々な家臣に愛を注いでもらえると幸いじゃ。
すばるきゅんがパワーアップして帰って来た!
俺たちの僧選挙が始まるっ!のバナーでプレイヤーの心を揺さぶった謎のイベント。
基本的には良イベであったが、度重なる謎のイベント報酬変更があり、一度目の変更で報酬が一気に弱体化し、2度目で強化された。
多数の人の反発があった模様。
久々の進軍魔帝イベ、そして毎日時限魔帝が出現すると言う事で、普段よりも上位プレイヤーのポイントが高かった。
プロローグ
第1話
+
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... |
??? |
早く準備を進めろ、すばるを救いに行くぞ! |
プレイヤー |
あ、はいっ……って、つられて返事しちゃったんですが貴方は誰ですか? |
??? |
薄情な奴め、かつては共に戦った同志だと言うのに…… |
プレイヤー |
人の顔や名前を覚えるのはどちらかと言うと得意なんですが、あれ?……あれ? |
??? |
ええい、手間のかかる奴め!これではどうだ |
??? |
カアーカアー |
プレイヤー |
ああ!すばるさんといつも一緒にいたカラスだ! |
式鴉 黒羽 |
私は式鴉の黒羽(クロバネ)だ、さあ行くぞ |
プレイヤー |
流石に難易度高すぎますよ、僕じゃない僕も置いていかれてるじゃないですか |
式鴉 黒羽 |
御託を並べる暇があるなら準備を進めろ、早く、早くすばるを…… |
プレイヤー |
落ちついて下さい、僕にとってもすばるさんは大切な人なので必ず救いだします |
プレイヤー |
恐らく、黒羽さんだけが逃げだせたんですよね?そのあたり辺りも含めてお話を伺いたいです |
式鴉 黒羽 |
す、すまない……そうだな、まずは情報の整理が必要であった |
プレイヤー |
ひとまずはあちらで休んで下さい、少ししたらそちらに向かいますので |
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第2話
+
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... |
ひまり |
芦屋の拠点でわしらが戦っていた裏で、芦屋道満復活の儀が同時に進んでおったのだな |
式鴉 黒羽 |
あの乱戦の中、すばると共に囚われた私は脱出の機会を伺い何とか逃げおおせた |
式鴉 黒羽 |
私の力だけであの芦屋道満を倒す事は出来ない、協力者が必要だったのだ…… |
プレイヤー |
すばるさんはもう芦屋道満の支配下にあると考えて良いですか? |
式鴉 黒羽 |
ああ、すばるが覚える劣等感や焦りに付け込まれ心身を掌握されてしまっている |
ひまり |
しかし、あの恐るべき力はなんじゃ?とてもかつてのすばるとは思えぬぞ |
式鴉 黒羽 |
あれこそがすばるの本来の実力なのだ |
式鴉 黒羽 |
だが普段のすばるは己の力を疑い、限界を定め、自らが用意した嘉瀬に自らを繋いでいる |
プレイヤー |
心を操られる事でそれら全ての要員が無くなり、全力前回な状態なんですね |
式鴉 黒羽 |
だが……まだ早過ぎるのだ、あの力を受け入れられる程にすばるは育っていない |
ひまり |
溢れた力が器からこぼれるだけならまだしも、あの様子なら器を破壊しかねぬな |
プレイヤー |
状況は分かりました、具体的な策はどうしましょうかね? |
ひまり |
餅は餅屋に任せるとしよう、幸いにもこの地には専門家が揃っておるのでな |
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第3話
+
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... |
安倍晴心 |
全く、芦屋兄弟も厄介なものを呼び出してくれたわね |
安倍晴明 |
…………芦屋道満……認証、悪くなりすぎだ |
プレイヤー |
すばるさんを救うにはやはり芦屋道満を倒す必要があるんでしょうか? |
安倍晴心 |
それだと半分ね、根元を断つのは勿論だけどすばるを犯している瘴気も取り除かないと |
安倍晴明 |
……五体加持(ゴタイカジ)で行くぞ、やれるな?晴心 |
安倍晴心 |
そうか、その手がありましたね!今のすばるに使うなら遠距離から…… |
プレイヤー |
話の腰を折ってすいませんが、五体加持って何ですか? |
安倍晴心 |
五体、つまり全身に色々な神様の加護を流して心身を浄化する術ね、正確には真言だけど |
安倍晴明 |
しかし、術者は無防備…………直接打つのは不可能 |
安倍晴心 |
貴方達が敵を引きつけて、私と晴明様が後方から術を仕掛ける布陣で行きましょう |
プレイヤー |
なんとなくですが把握しました、でもお二人が前線から抜けると厳しいですね |
安倍晴明 |
…………案ずるな、出る時は出る |
安倍晴心 |
すばるの力を削る必要もあるしね、別にずっと引き籠ってる訳じゃないわよ |
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第4話
+
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... |
土御門すばる |
アハハ、気持ちいい……この力、すっごい気持ちいい! |
ひまり |
くっ!歴戦の猛者共をいとも簡単にあしらうとはな |
プレイヤー |
分かっていた事ですが、手加減どころか追い払うのがやっとですね |
土御門すばる |
君達も道満様にその身を捧げようよ?そうすると、不安な事が全部無くなっちゃうんだ! |
土御門すばる |
それに凄い力が貰えるんだよ?何の苦労も無しに!フフフ……何でも思い通りさっ! |
プレイヤー |
今はまだ数で押せますが、長引けば長引く程に苦しくなりますね |
土御門すばる |
お殿様達の事は今でも好きだから、抵抗しないなら僕が飼ってあげてもいいんだよ? |
土御門すばる |
僕が飼い主になって、皆を守ってあげる……そうだよね、それがいいよね! |
ひまり |
言っておる事が支離滅裂じゃのう、やはり説得は無理じゃな |
プレイヤー |
晴心さん達の術に期待するしかないですね、僕達は僕達の仕事をこなしましょう |
土御門すばる |
好き……皆の事が大好き……だから、僕が守ってあげる、可愛がってあげる…… |
土御門すばる |
フフ、フフフ…… |
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第5話
+
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... |
ひまり |
しかし手強い連中じゃのう……それに加えて頑丈と来ておる |
プレイヤー |
魔人と化した芦屋道満は見た目のみならず、能力も化物並ですからね |
ひまり |
その当時、奴を簡単にあしらったとされる安倍晴明の力を借りてもこの苦戦ぶりじゃ |
ひまり |
更に新たな力が手に入れば戦況も覆りそうなもんじゃがのう |
プレイヤー |
何か戦力の当てでもあるんですか? |
ひまり |
ふむ……では、芦屋兄弟を生贄に捧げて強力な式神を召喚出来たりせんのか? |
プレイヤー |
どこぞの符術師じゃあるまいし無理です、あと芦屋兄弟が可哀想じゃないですか |
プレイヤー |
表面上はいつもの調子ですが、内心はかなり気にしてるみたいです |
ひまり |
面倒な事をしでかしてくれた以上、しっかりと気にしてもらわねば困るがな |
プレイヤー |
まあまあ、過ちを犯さない人なんて居ませんし今となっては頼りになる味方ですよ |
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第6話
+
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... |
ひまり |
十二天将はおぬしが飼っていた式神なんじゃろ?大陰(タイオン)は何とかならんのか |
安倍晴明 |
…………無理だ、すばると同じく、奴も堕ちている |
ひまり |
すばるが堕ちたと聞けば、一部の層が喜び一部の層が悲しみに暮れる気配がするのう |
安倍晴明 |
……芦屋道満は心の隙をついて潜り込み、掌握する……そんな術が得意だ |
安倍晴明 |
…………すばるが心に抱えし闇、そこを突かれたのだ、恐らく |
ひまり |
ふむ、では芦屋道満に無理やり組み敷かれるような展開では無かったと |
安倍晴明 |
…………あとは触手で |
ひまり |
ぬおっ!おぬし、今ボソッと何かを呟かんかったか? |
安倍晴明 |
…………戯言だ |
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第7話
+
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... |
安倍晴明 |
夫れ清めるは天性濁るは地性、陰陽交わりて萬物を生ず |
安倍晴心 |
悉く皆佛性あり、故に人倫を撰び身佛となる |
安倍晴明 |
爰に八葉の台に対座し、二十八宿星を三界とす |
安倍晴心 |
行者謹んで敬い白く、火も焼くこと能わず |
ひまり |
これが真言の詠唱か、何を言っておるかさっぱり分からんのう |
プレイヤー |
確かに、でも空気が澄んでいくような不思議な感覚を覚えますね |
安倍晴明 |
水もまたけすこと能わず、刀兵も勝つこと能わず |
安倍晴心 |
寿は百秋を保ち、百寿飽くことを得 |
安倍晴明 |
オン ア ラハシャ ノウ |
安倍晴心 |
オン サンマヤ サトバン |
ひまり |
おお、更にそれっぽくなったぞ! |
プレイヤー |
ひまり様、お二人の気が散りますからこの辺で退散しましょうよ |
ひまり |
つまらんのう、これからじゃと言うのに…… |
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第8話
+
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... |
プレイヤー |
妙見さん、そろそろ限界が近いと思うので休息を取ってもらえますか |
芦屋妙見 |
馬鹿を抜かせ、俺を誰だと思っている?この程度で休息などと……お、おい!やめろ |
プレイヤー |
やっぱり、酷い怪我じゃないですか……命令です、ここは一旦引いて態勢を整えてください |
芦屋妙見 |
いくらお前の言葉でもそれは聞けん、私達の不始末は私達兄弟の手でケリを付けるのだ |
芦屋妙見 |
くっ、今にして思えばあのような男の言葉に耳を貸したばかりに!不覚であった |
プレイヤー |
それって、芦屋道満を復活させた儀式の事ですか? |
芦屋妙見 |
ああ、実を言うと我ら兄弟の力をもってしても反魂の儀なるものは易々とは行えんのだ |
芦屋妙見 |
しかし、あの黒衣の男がもたらした技術を使えば手が届く、そこに夢を見てしまってな |
プレイヤー |
黒衣の男!?それって、どんな特徴だったか覚えてますか? |
芦屋妙見 |
特徴は思い出せんが、敢えて言うなら影のような男であった、何故こんな事を聞く? |
プレイヤー |
予期せぬ災いが起こる時、決まってその黒衣の男の噂が出て来るんです |
プレイヤー |
今回の件も杞憂だといいんですが、偶然にしてはどうも気味が悪くて |
プレイヤー |
っと、話がそれましたが妙見さんはちゃんと下がってください、その怪我では無理です |
芦屋妙見 |
分かった分かった、ここはお前の顔を立てる為にも引いてやるとしよう |
プレイヤー |
ありがとうございます、今回も長丁場になりそうなのでじっくり行きましょう |
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第9話
+
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... |
ひまり |
いつもの自信はどうした?ずいぶんとやられておるみたいじゃが |
安倍晴心 |
ああ、うん……少し手が空くと色々と考えが浮かんできてね |
プレイヤー |
すばるさんの事ですか? |
安倍晴心 |
そうね……私、すばるのお目付け役と言うかさ、教育係だったの |
安倍晴心 |
あの子を上手く導いて才能を開花させてあげるつもりだったのに、とんだ失態よ |
ひまり |
いくら不完全とは言え、相手があの芦屋道満ではそれも仕方なき事であろう |
ひまり |
減にお主は安倍晴明の復活を見事に成し遂げたではないか |
安倍晴心 |
晴明様も相手が悪かったとは言ってくださるけど、それでも私の責には変わりが無いわ |
プレイヤー |
あの状況では誰が悪いなんて話はありませんし、今やる事は下手人探しじゃないですよ |
プレイヤー |
すばるさんを救うには晴心さんの力が絶対に必要なんです、反省はやる事をやってからですね |
安倍晴心 |
へえ……お殿様ってそういう励まし方も出来るんだ、私みたいなのには丁度いいわね |
プレイヤー |
差し迫る状況と言う物もありますからね、言い方が厳しすぎたら申し訳無いですが |
ひまり |
いや、晴明(晴心)の方から好感度が上がる音が聞こえたので選択肢に間違いは無さそうじゃ |
安倍晴心 |
何を言ってるの?貴方のご先祖様は |
プレイヤー |
時々調子がおかしくなるのであんまり気にしないでください |
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第10話
+
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... |
芦屋星河 |
クソが!とんでもねえ化物が蘇っちまったか…… |
プレイヤー |
失われた命を呼び戻すなんて、急ごしらえの儀式でやる事ではありませんからね |
芦屋星河 |
流石にその辺は責任感じてるぜ、あのすばるって奴の件も含めてな |
ひまり |
どうした、すばるの事は嫌っておらんかったのか |
芦屋星河 |
嫌うっていうかさ……何の不自由もない環境でぬくぬくと育った安倍の奴らが妬ましかったんだよ |
芦屋星河 |
それに、力を持ってるくせに使い方を分かってねえのがさ、見ててイライラしてな |
ひまり |
ほう、すばるの潜在能力を見抜いていたとはやるな、おぬし |
芦屋星河 |
今となっちゃ敵同士でも無くなった事だし、あいつには一度詫びを入れときたいんだよ |
芦屋星河 |
許しを請うつもりはねえ、でも詫びとかねえとこっちの気が収まらねえんだよ |
プレイヤー |
では、すばるさんに謝るためにもまずは助けだす必要がありますね |
芦屋星河 |
だま、すばるの件は安倍の奴らに任せて俺は引き続き防衛に回ってるぜ |
芦屋星河 |
ま、俺と兄者が本気を出せば楽勝ってこった、あんちゃんも高みの見物でもしてろよ |
ひまり |
最後の最後まで口の減らぬ奴じゃのう…… |
プレイヤー |
まあまあ、僕は皆が仲良くしてくれれば他に言う事はありませんから |
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第11話
+
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... |
屍鬼 |
すばるー!待ってろよ俺がすぐ助けてやるからな! |
プレイヤー |
すばるさんとまるで絡みが無かったのに、凄いやる気ですね |
ひまり |
もしや、出番を獲得するためにすばるを踏み台にしておらんだろうな? |
屍鬼 |
ざけんなよ……俺達の仲間があんなに苦しんでるんだ!じっとしてられるかってんだ |
ひまり |
む、普段の素行がアレなのでつい疑ってしまったのじゃ、許せ |
屍鬼 |
いいて事よ、それにすばるは貴重な男の娘だしな |
プレイヤー |
その一言で急に俗っぽくなってしまいましたね |
屍鬼 |
だってよぉ、俺みたいなモテない奴には同姓だからって夢を見させてくれるんだぜ? |
屍鬼 |
男の娘はな……希望なんだよ!ついてたって構わねえ、むしろご褒美さ! |
ひまり |
こんなんじゃから、困った時の屍鬼頼みだのと言われてしまうのではないか? |
プレイヤー |
確かに便利な汚れ役である事は否定できませんからね |
屍鬼 |
汚れ役上等だオラ!俺はすばるを助けだして、絶対に結ばれてやるからな! |
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エピローグ
+
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... |
ひまり |
すばるの件といい柳生十兵衛の件といい、人間とは力に振り回されやすい奴らじゃな |
プレイヤー |
妖魔と違い、生まれた時から力を持ってる訳じゃない場合が多いですからね |
プレイヤー |
その分伸びしろが凄くて、努力次第で何処までも強くなれる側面もありますが |
ひまり |
人間と妖魔、特徴の差を把握し上手く活用していく事が今後も求められるのう |
プレイヤー |
そういえば、すばるさんはあの禍々しい力も制御出来るようになったみたいですね |
ひまり |
ふむ、棚からぼた餅……それとも瀕死の猿人は力を得ると言った所か? |
プレイヤー |
すばるさんも結局苦労はしたので棚ぼたでは無さそうですし、後者は意味不明ですね |
ひまり |
正しき力と闇の力を同時に操る実にそれっぽい者に成長したのう、すばるの奴も |
プレイヤー |
闇鬼神さんに絡まれそうで若干不安ですね、そこだけ聞くと |
ひまり |
奴もいつまでも妄想の世界に浸っておらんで、実際に強くなってくれればええんじゃが |
プレイヤー |
需要次第ですかね……多分、いや、そんな事言ってる場合じゃなかったです |
ひまり??? |
どうした?まだ何か話でもあるのか? |
プレイヤー |
今回の件も裏に例の黒衣の男が絡んでいるみたいです |
ひまり |
仙孤の内乱、天神族の奇病騒ぎ、災いある所にはその影ありじゃな、一体何者なんじゃ |
プレイヤー |
せめて名前くらいでも分かればまだ調べようがありそうなんですけどね |
ひまり |
まあよい、今は勝利の美酒を味わい明日への活力へと繋げるぞ |
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最終更新:2020年07月27日 10:29