第八章 前置詞


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(世界語文典和訳)第八章
前置詞
本性語と他詞より変化語とを以て前置詞とを為す 即ち下に之を掲ぐ
本性語

a   就き   ma  故に
al   に    mo  にて

äl   方に     nebü  側に
bevü  間に     nen  無に、否
bifü   前に     ovü  其上に
büfü   以前     pla  代りに
da    貫いて、通して、彼方此方
           plä  亦
do   の。より     plo  為に
demü   譯にて、為に  plö  外に、外に
des    より      po   後ろに
dis    中に、下に    pos  後ろに
disü    下に     se   より
dö    就いて    segun  通り
da    間に(時間)   sis   より(爾来の意)
dub    にて      su   上に
fa     に      sus    上に
in    に、中に、於て   ta    向つて
jü     迄       to    雖も
klü    因て     ünü    真中に(時の)
ko    向て、共に、に宛て  ve   沿て

(五十九頁)

kol   は   za  邊、位、頃
lä    側に  zi   周に
len   側に

上に記せる語意の紛はしきものを下に掲げ之を解釈す

al は [に] と譯し[迄] の意なり

 四 一    三     二
 golob     al      Paris
行く 私は    に    巴里

四 一     三      二
Motävob     al       Täl
旅す 私は   に      伊太利

五 一     四     三     二
Labom     slopi     al      nedut
持つ 彼は  傾きを    に     懶惰に
(註 彼は次第に懶惰となる)

älは[に]と譯し[方に]の意なり


 四 一   三   二
 golom    äl    nlüd
行く 彼は   に    北

inは[に]と譯し[中に][於て]の意なり

(六十頁)

二  一   五    四  三
son  obik   lödom   in   Tokio
子は 私の  住す   に   東京

一  六 二      五  四    三
if   äbinols-la      in   plad   obik
若し 有りしならば汝は  に   地位  私の

三  二   一
in   yun   omik
に  壮年  彼の

bifü は[前]と譯す 即ち場所にての前なり

四 一      三   二
spatom      bifü   dom
運動を彼は    前に  家の

po は[後]と譯す 是れ場所にての後なり

四 一   三    二
binom    po    yan
有る彼は  後ろに  門の

büfü は[以前]と譯す 是れ時刻にての前なり

四 一     三    二
ekömom    büfü   dels-jöl
来りし 彼は  以前に  八日

pos は[以後]と譯す 是れ時刻にての後なり
例     (六十一頁)

四 一     三    二
omogolob    pos    vakanüp
去ぬらん 私は  以後に  休みの


len は[側]と譯す

四 一     三    二
siedom     len     tab
腰掛る 彼は   側に   卓子の

四 一   三     二
binob    len      fin
有る 私は   側に   終りの
(註 殆んど終りの意)

lä は[側と]譯す 是れ近接の意なり

六 一   五  四     三     二
lödob    in   Negishi    lä     Yokohama
住す 私は  に  根岸    側の   横浜の

nebü は[側]と譯す 是れ添接の意なり

二    一    五     四    三
dom   omik    binom    nebü   obik
家は   彼の   有る    側に   私の

su は[上]と譯す 是れ或物を或る物の上に安置すると
(六十二頁)

きの上なり

五 一    四   三    二
pladols-öd   häti   su     tab
置け 汝は  帽子を  上に  卓子の

su は[上]と譯す 是れ空天又は或物を離れたる上なり

一  四    三   二
böd  flitom   sus   dom
鳥は 飛ぶ   上に  家の

四   三   二   一
bimos  sus   kapäl  obik
有る  上に  知恵の 私の
(註 私の理解し能はざる亊)

ovü は[上]と譯す 是れ或る物が或る物の上に觸れて動くときの上なり

一   四    三   二
dog  gonom   ovü   pon
犬は 歩く    上に  橋の

de は[の][より]と譯す

五一   四   三   二
labob   buki   de    Hanasan
持つ私は 書物を  の  花さん
(六十三頁)

五 一     四   三    二
elemob     fladi   de     vin
買ふたり私は  瓶を   の   葡萄酒
四 一    三     二
kömom    de      yag
来る彼は   より     猟
二   一    五 三     四 
de   kim     egetols     penedi
より  誰  貰う 汝等は     手紙を

dö は[就て]と譯す 是れ亊に就ての意なり

五 一     四    三     二
epükom     dö    flen     obik
咄せり 彼は   就て   友人に   私の
五 一      四    三     二
epenom     laltügi    dö     bolit
書けり 彼は    論を   就て    政治に

se は[より]と譯す 是より去るの意なり

六    五 一   四   三   二
no    gololöb    se   cem   olik
な   行く 汝は   より  部屋  汝の
二    一    五    四  三
söl    at    kömom   se   Kobe
紳士は 是の   来る   より  神戸
六  一    五    四  三   二
esumom    moni    se  nam   obik
取れり 彼は  金子を  より  手  私の
(六十四頁)

a は[就き]と譯す 是れ何程に就きの意なり

七 一   六   五   四  三   二
gibob    ome   yenis  bals  a    met
遣る 私は  彼に  皿を  十 に就き  メイトル

da は[通す]と譯す 是れ彼方是方を通行するの意なり

四 一    三     二
gonom     da     süts
歩く 彼は   通して   町を 

plo は[為め]と譯す

二   一   四   三  五
plo   kim   buk   at   binom
為に  誰の 書物は 是の  有る

七  六 一    三   四  五   二
li   opükom    plo   u   ta    ob
か 咄すならん 彼は  為に 又は 不為に 私の

稽古問題
begön   願う     bukatedel 書林

(六十五頁)

danön   謝す     lagivot  土産
dledön   恐る 気遣う yan    戸
falön    落る     litam  窓
gekömön   帰る    stul   椅子
gonön    歩く    spatin
pladön   置く     hät   帽子 
seitön   掛る     nam   手
topön   置く     pon   橋
valadön   待つ    flum   川

1. Plofed obsik volapüka lödom po jul, nebü bukatedel.

2. Äspatom da Uyano labol spatini in nam bal e hâti in votik.

3. Ogolob , pos muls anik al Kanagawa-len-Mel sogü ko flens kil.

4. Elogob omi, büfü vig bal, in süt smalik lä Gwaimujo.

5. Topol-öd su tab obik bukis kels binoms dis stul et.

6. Of-blod obik binof patopöl bifü Tâlel, bevü Lusänel e Nelijel.

7. Ogekömob oyelo e oblibob ko ois du vigs tel u kil.

8. Esagom das ivaladom lonedo dis litams cerna obsik.

9. Efalom se litam su pösods tol, kols âpükoms kobo len yan doma omik,

10. No gonols-öd ve flum, dledob das ofalol in vat.

11. Danob oli milna plo legivot jönik keli esedol obe.

12. Begob oli no segolön nen ob; ogolob al bukatedel sembal in Ginza.

(譯文)

一 世界語の私等の教師は學校の後ろ書林の側に住ふ
二 彼は片手に杖を而して別に(即ち片手)帽子を持ち上野を通ほして運動せり
三 私は三友人を誘ふて多少月(二三ヵ月のこと)の後海の側の神奈川に行きぬらん
四 彼は一周間前に外務省の側の小き町に彼を見たり
五 汝等は彼の椅子の下に有る所の書物を私の卓子の上に置け
六 私の女兄弟は魯人と英人の間伊太利亜人の前に置かれて有る
七 私は来年踊りぬらん而して二又は三周間汝と居るならん
八 彼は私の部屋の窓の下に長く待たりと言ふだり
九 彼は私の家の戸(門)の側にて共に咄した所の二人の上に窓より落たり
十 汝は川に沿ふて歩くな私は汝が水の中に落るならんと恐る
十一 私は汝が私に送りし所の奇麗なる土産の為に千度汝に謝す
十二 私は私無しに出ぬを汝を願う私は銀座に於ての或る書林に行きぬらん

(六十七から六十八頁途中)

世界語文典和訳第八章稽古問題その一の演習)

1. Plofed obsik volapüka lödom po jul, nebü bukatedel.

plofed (名詞) 教師、教授
obsik (人称形容詞) 私の
volapüka (名詞・属格単数) 世界語の
lödom (動詞・三人称単数) 住む
po (前置詞) 後ろに
jul (名詞) 学校
nebü (前置詞) 側に
bukatedel (名詞) 

(エス訳)
Mia profesoro de Volapuko loĝas malantaŭ lernejo, apud librejo.
(英訳)
My professor of Volapük lives behind a school, near a bookstore.
(音読イメージ)
プロフェード オブシーク ボラピュカー ロェドーム ポ ジュール、 ネブェー ブカテデール

2. Äspatom da Uyeno laböl spatini in nam bal e häti in votik.

äspatom (動詞・三人称単数・不充分過去) 歩く
da (前置詞) ~を通って
Uyeno 上野
laböl (動詞・現在分詞) 持ちながら
spatini (名詞・対格単数) 杖
in (前置詞) 中に
nam (名詞) 手
bal (数詞) 1
e (接続詞) と
häti (名詞・対格単数) 帽子を
in (前置詞)
votik (形容詞) もう一つの

(エス訳)
Li promenis tra Ueno, tenante kanon en unu mano kaj ĉapelon en la alia.
(英訳)
He walked through Ueno, holding cane in one hand and a hat in the other.
(音読イメージ)
ァエスパトーム ダ ウエノー ラボェール スパティニー イン ナーム バール エ ハェティー イン ヴォティーク

3. Ogolob , pos muls anik al Kanagawa-len-Mel sogü ko flens kil.

ogolob  (動詞・一人称単数・第一未来) 行く
pos (前置詞) 後の
muls (名詞・複数) 月
anik (形容詞) いくらかの
al (前置詞) ~へ
Kanagawa-len-Mel (名詞) 海の近くの神奈川
len (前置詞) ~の近く、~ところ
mel (名詞) 海
sogü (前置詞) 共に
ko (前置詞) 共に
sogü ko 同じ意味の前置詞を並べているので、前置詞句だろう。
flens (名詞・複数) 友達

(エス訳)
Mi iros al Kanagawa-apud-maro kun tri amikoj post keikaj monatoj.
(英訳)
I will go to Kanagawa-by-Sea with three friends after some months.
(音読イメージ)
オゴローブ ポス ムールス アニーク アル カナガワー・レン・メール ソグェー フレーンス キル