サーバーの立て方


1.ポート開放


Port 説明
UDP 7777 サーバーを立てる際には必ず開放する必要があるポート。また常設が目的でないのならば、とりあえずこれだけ開けとけば接続は可能。
UDP 7778 UTサーバーウォッチャーで現在のプレイ人数やゲームモードなどを表示させるために必要。
UDP 7779 上と同じくサーバーウォッチャーにステータスを表示させる場合に開放が必要らしい。
UDP 27900 UT標準のサーバーブラウザに自分のサーバーを表示させるために開放する必要がある。
UDP 27901 29000と同じ。
UDP 27902 29000と同じ。

ポートの空け方が分からないのなら、UpnPCJというツールがおすすめ。
すぐにポートを開けることが可能。

2.サーバー用のiniファイルの作成


「UnrealTournament.ini」をコピーして、「server.ini」 にリネームする。
以下のサーバーに影響する設定項目を好きなように設定する。

[URL]
Protocol=unreal
ProtocolDescription=Unreal Protocol
Name=Player
Map=Index.unr
LocalMap=CityIntro.unr
Host=
Portal=
MapExt=unr
SaveExt=usa
Port=7777
Class=Botpack.TMale1

・Port
サーバーに使用するポート。

batファイルのパラメーターでポートを指定した場合、
batファイルのパラメーターが優先される。


[Core.System]
PurgeCacheDays=30
SavePath=../Save
CachePath=../Cache
CacheExt=.uxx
Paths=../System/*.u
Paths=../Maps/*.unr
Paths=../Textures/*.utx
Paths=../Sounds/*.uax
Paths=../Music/*.umx
Suppress=DevLoad
Suppress=DevSave
Suppress=DevNetTraffic
Suppress=DevGarbage
Suppress=DevKill
Suppress=DevReplace
Suppress=DevSound
Suppress=DevCompile
Suppress=DevBind
Suppress=DevBsp


・Paths
UTファイルのパス。
カスタムファイルだけ別のパスに分けるなど、
自分なりに工夫するとファイルを管理しやすい。

・Suppress
特定のログを表示したくないときに使う。
Suppress=ScriptWarning
Suppress=Warning
と追記するとScriptのエラーが表示されなくなる。
エラーを報告したりしないのであれば追記することで
ログが肥大化せずに済む。


[Engine.GameEngine]
CacheSizeMegs=4
UseSound=True
ServerActors=IpDrv.UdpBeacon
ServerActors=IpServer.UdpServerQuery
ServerActors=IpServer.UdpServerUplink MasterServerAddress=unreal.epicgames.com MasterServerPort=27900
ServerActors=IpServer.UdpServerUplink MasterServerAddress=master0.gamespy.com MasterServerPort=27900
ServerActors=IpServer.UdpServerUplink MasterServerAddress=master.mplayer.com MasterServerPort=27900
ServerActors=UWeb.WebServer
ServerPackages=SoldierSkins
ServerPackages=CommandoSkins
ServerPackages=FCommandoSkins
ServerPackages=SGirlSkins
ServerPackages=BossSkins
ServerPackages=Botpack


・ServerPackage
サーバーで使用するファイルの内、
クライアントでも読み込まれる必要があるファイルをここに書く。
新しく追加したMutatorやMODをサーバーで動かすときに
ここに設定を追加しなければならないことがある。
詳しくはカスタムファイル付属のReadmeを参照すること。

・ServerActors
サーバーが開始された直後に読み込まれるアクターリスト。
MODの中にはServerActorsの設定を必要とするものがある。
詳しくはカスタムファイル付属のReadmeを参照すること。


[IpDrv.TcpNetDriver]
AllowDownloads=True
ConnectionTimeout=15.0
InitialConnectTimeout=150.0
AckTimeout=1.0
KeepAliveTime=0.2
MaxClientRate=20000
SimLatency=0
RelevantTimeout=5.0
SpawnPrioritySeconds=1.0
ServerTravelPause=4.0
NetServerMaxTickRate=20
LanServerMaxTickRate=35
DownloadManagers=IpDrv.HTTPDownload
DownloadManagers=Engine.ChannelDownload



・AllowDownloads
UTサーバーからファイルのDownloadを許可するかどうか。
デフォルトはTrue(許可)。
RedirectServerを使用している場合はFalseにしても
RedirectServerからファイルがダウンロードされる。
RedirectServerに対象ファイルが無い場合に
クライアントはUTサーバーから直接ダウンロードを試みる。

・MaxClientRate
1クライアントあたりにどれだけの帯域使用を許可するかどうか。

・NetServerMaxTickRate・LanServerMaxTickRate
1秒間に何回ゲーム内の情報を更新するかどうかの設定。
数値を高くすることでサーバー側でキャラの動きがより正確に
計算され、SniperRifleなどの即着弾系の武器が当たり易くなったりする。
ただし、クライアントに送信する情報量も増えるため通信量も増える。
回線に余裕が無い場合を除き60-75くらいの設定が良いように思う。


[Engine.GameReplicationInfo]
ServerName=Another UT Server
ShortName=UT Server
AdminName=Admin
AdminEmail=admin@admin.com
Region=0
MOTDLine1=
MOTDLine2=
MOTDLine3=
MOTDLine4=


・ServerName・ShortName
サーバーの名前の設定。

・AdminName・AdminEmail管理者の名前とメールアドレスの設定。

・MOTDLine1-4
サーバーJoin時に表示される文字、4行設定可能。



[IpDrv.HTTPDownLoad]
RedirectToURL=http://uz.ut-files.com/
ProxyServerHost=
ProxyServerPort=3128
UseCompression=True



・RedirectToURL
RedirectServerのURLの設定。

・UseCompression
Redirect先のファイルがUZ圧縮されているのならTrue。
そうでなければFalseを設定。



3.batファイルの作成



UTを起動してメニューからマルチプレイを選択してもサーバーを立てることは可能だが、時間がかかる上にPCへの負荷も大きい。
UTを起動せずにサーバーだけ起動させる簡単なbatファイルを作成する。
UTのsystemフォルダに「RunServer.bat」というファイルがあるので、これをコピーして編集する


batファイル設定。


@echo off
:10
ucc server DM-Deck16][.unr?Mutator=BotPack.LowGrav?game=botpack.deathmatchplus? port=7777 ini=server.ini userini=serveruser.ini log=server.log
goto 10



「DM-Deck16][.unr」
サーバ起動時にここで指定したマップが最初に選択される。
拡張子は無くてもいい。

「Mutator=BotPack.LowGrav」
ゲームで使用するMutatorの設定。
二つ以上Mutatorを使用したいときは区切りに「,」を使用して続けて記入。


「game=botpack.deathmatchplus」
サーバー起動時のゲームモードの設定。
TDMなら「Botpack.TeamGamePlus」
CTFなら「Botpack.CTFGame」と書けば良い。


「port=7777」
サーバーで使用するポートの指定。
ポートの指定はserver.iniを書き換えることでも可能である。
batファイルで指定した場合はbatファイルの設定が優先される。


「ini=server.ini」
サーバー用iniの指定。


「userini=server_user.ini」
サーバー用user.iniの指定。
BestFPHやBotの情報などはUser.iniに記録される。


「log=server.log」
サーバーログファイルを出力するときの名前を指定。





以上でbatファイルの設定は終了。
使用ポートを変更してbatファイルを新たに作成すれば
1台のPCで複数のサーバーを立てることも可能である。

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最終更新:2012年02月27日 22:26