オープン・タッチとクローズド・タッチ


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タッチについて。

エレクトリック・ギターに「クリーントーン」と「歪み」があるように、ドラムにも「クリーントーン」と「歪み音」があります。

スティックが素直にはねると、打面は素直に振動します。これが「クリーントーン」です。

スティックのバウンドを少し止めると、打面の膜振動が少し歪みます。これが「歪み音」です。

次の動画をご覧ください。

<動画>

スティックのリバウンドを活かしたストロークが「クリーントーン」、リバウンドを止めるストロークが「歪み音」です。

クリーントーンを出すには、ヒットの瞬間スティックを「離し」ます。普通に持っている程度でもバウンドは多少止まってしまいますので、純粋なクリーントーンを出すには相当な脱力が必要です。

歪み音を出すには、指の弾力と「摩擦」を使ってリバウンドを止めます。ヘッドやシンバルをスティックで「ミュート」する状態が、「歪み100パーセント」。これでは音がつぶれすぎなので、スティックの止め具合を調節し、歪みの量をコントロールします。

スティックを離す「クリーントーン」と、リバウンドを止める「歪み音」。これらを上手く使うと、ビートにアクセントを効かせ、遠近感のあるリズム表現が可能になります。逆に言うと、こういった音色変化のないビートは平坦に聞こえてしまうのです。

比較のために、8ビートをデモ演奏してみました。次の動画をご覧下さい。

<動画>

いかがでしょうか。タッチを変えることの大切さがおわかりいただけましたか?

私のレッスンでは、クリーントーンを出すときのタッチを「オープン・タッチ」、歪み音を出すときのタッチを「クローズド・タッチ」と呼ぶことにしています。両者の使い分けが、表現力の幅を広げるカギなのです。

注意)歪み音を出す際、力まかせにリバウンドを押さえつけると手首を傷めますので注意してください。握力に頼らない、上手な止め方については後述します。