パチリス

図鑑No.417 タイプ:でんき
特性:にげあし(対戦では効果なし。)
   ものひろい(自分が道具を持っていないとき隣のポケモンが消費した道具をターン終了時に自分に持たせる)
隠れ特性:ちくでん(電気無効。電気技を受けたときHPを最大HPの4分の1回復。)
体重:3.9kg(けたぐり・くさむすびの威力20)
HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早
パチリス 60 45 70 45 90 95

パチリス
ばつぐん(4倍) ---
ばつぐん(2倍) じめん
いまひとつ(1/2) ひこう/はがね/でんき
いまひとつ(1/4) ---
こうかなし ---
※特性ちくでんの場合は電気無効

電気最高クラスの機能を持つロトム(未作成)サンダーボルトロスのせいでたまにすら見かけないが
実際のところ電気タイプとして運用することなどないのであまり問題なかったりする。

ステータスは特殊耐久とすばやさが並程度あるだけで、その他はかなり抑えめ。
特に攻撃面に関してはどうしようも無く、サポート専用といったポケモン。
ただ完全にサポート特化しているので合計種族値の割には性能が高い。

習得技でまず目を引くのはこのゆびとまれ。
飛行半減のこのゆび要員はこいつとエレブー系統のみとそれなりに珍しく、いかりのこなの弱体化もあり、無効化されないこの技を使えるだけでも貴重な存在。
自身のタイプでじしんを誘いやすくなっているのでそれなりに物理耐久のある格闘タイプなどのサポートに向く。
ステータス上はエレキブル(未作成)の完全劣化も良い所なので本来はこのゆびだけでは採用する理由にはならないのだが、いかりのまえばやうそなき、あまえる、ほっぺすりすり、ちくでんでの回復との併用でこいつを使う価値が生まれる。
低い攻撃種族値も攻撃しないのならエレキブルを使う理由がなく、こっちの方が大体上位互換にもなってしまう。


技候補

物理技 威力 命中 タイプ 備考 習得
ほっぺすりすり 20(30) 100 でんき 威力には期待できないが100%でまひ。実質的に『挑発に無効化されない電磁波』となる。接触技である点に注意。 自力
いかりのまえば 固定 90 ノーマル 攻撃・特攻ともに低いのでこの技がメインとなる。これもほぼ必須。 自力
変化技 威力 命中 タイプ 備考 習得
まもる - - ノーマル 相方の全体技回避、初手のねこだましや、この指読みの集中攻撃を避ける意味合いが強い。 マシン
このゆびとまれ - - ノーマル 相手のでんき技を制限したり相方を守ったり。一番の採用理由となるので実質的に必須技。 遺伝
でんじは - 100 でんき ほっぺすりすりの出現により、非接触技であることを考慮しても優先度は下がる。 マシン
あまえる - 100 ノーマル 物理アタッカーを狙う。メタグロスには無効。 自力
なきごえ - 100 ノーマル 物理が2匹並んでいる場合はこちらのが効果大。 自力
しっぽをふる - 100 ノーマル 防御を下げる範囲技。 遺伝
うそなき - 100 あく 横の特殊アタッカーの間接サポート。 遺伝
プラズマシャワー - - でんき ノーマル技を電気技にする優先度+1の技。だいばくはつやばくおんぱとのコンボが主。 XY遺伝
てだすけ - - ノーマル 横のアタッカーのサポート。カロスダブルでは使用不可。 BW2教え

ステータス調整

素早さ

同速付近にはメジャーなポケモンが特には居ない。
怒りの前歯とのセットで横に先制する必要が有る場合は調整するという程度。

前歯以外では火力が無く、しんぴのまもりやちょうはつ等を覚えないためドーブル抜きに調整する必要は無いに等しい。

攻撃・特殊

種族値は両方45と論外。端数以上は振るだけ無駄。
怒りの前歯にダメージを任せるが吉。

耐久

低種族値故に特化気味にしなければ足りない。
物理ではメガガルーラの各種ノーマル技辺りが対象となる。
特殊耐久は低くない程度にはある為、道具無しの流星群を耐える程度ならそこまで必要はない。

特性

通常特性は効果が無いも同然なので、夢特性のちくでん1択。
このゆびとまれと合わせてでんじはを吸いながら回復もできる。

持ち物

きあいのタスキ

弱点は地面しかないがそもそもの耐久数値が心細いため。振ればそこそこ耐えるので必須ではない。

オボンのみ

耐久に多く努力値を裂くことになるため生半可な特殊攻撃ぐらいは確3にできることも。
基本はこちら。

型サンプル

サポート型

特性:ちくでん
性格:わんぱく/しんちょう
努力値:HBorHDベース 必要があればS調整
持ち物:オボンのみ/ふうせん/シュカのみ など
確定技:このゆびとまれ
優先技:いかりのまえば/ほっぺすりすり
選択技:まもる/あまえる/うそなき/プラズマシャワー/てだすけ など

いかりのまえばでの削り役と、このゆびとまれで技を引き寄せるサポート型。
蓄電によって電気技を無効にできるほか、ファイアローの飛行技を半減できるこの指使いとしても強力。
いかりのまえばの削り性能の高さと、ほっぺすりすりが麻痺撒き技として使える事からちょうはつは案外平気。

カロスダブルの中では貴重なこのゆびとまれ使い(他はドーブル、ルカリオ、オオタチ程度)であり、
前述の通り飛行や電気に耐性を持つ、無効化されない引き寄せ技使いとしても強い。

(参考) ポケモンWCS2014世界大会予選 セジュン使用型

特性:ちくでん
性格:わんぱく(推測)
努力値:HP/ぼうぎょ(推測)
持ち物:オボンのみ
技:このゆびとまれ/いかりのまえば/ほっぺすりすり/まもる

勝利実績がある型の参考として特記する。

セジュンは序盤は前歯による削り役、後半はサポートとして使用した。
開幕はギャラドスのいかくとほっぺすりすりで敵の攻撃力や素早さを減らし、
交代したゴチルゼル(特性:かげふみ)に攻撃を集中させている間、いかりの前歯で敵のHPを削り取った。
こちらがアタッカーのパチリスとファイアローのみになると、まもる、このゆびとまれなどで攻撃を自分に集中、
その間安全なファイアローがいかりの前歯で削られていた相手ポケモンにとどめを刺す戦略をとった。

目を見張るのは実際かなり耐える事である。
予選では弱点であるガブリアスのじしんにも耐え、存在感を見せつけた。

実際の運用の割合はほとんど前歯による削り役。
本来のサポート役は残り2体となった時であり、この時はじめてこのゆびとまれを使う。

タッグ候補

ギャラドス
4倍の電気技を吸ってもらう。メガシンカする前ならば地震も無効で、いかくのおかげでパチリスが受けるダメージも減らせる。
まひ+たきのぼり、この指+龍の舞といった相手に寄らない基本的なコンボも成立させられる。

対策

サポート技に関しては多彩なことぐらいは知っておきたい。
いかりのまえばの存在を忘れてうっかりちょうはつやアンコールをしないようにしたい。
また種族値の都合上耐久特化と思っておいたほうがいい。
HDの場合やたらと固く、ラティオスのメガネ流星群でも倒れない。
また、HP振りだけでテラキオンのインファイトやガブリアスの拘りドラゴンクロー程度なら耐える。
電気技は吸収される上この指持ちなので隣に電気弱点がいるからといって電気技を打つのは考え物。サンダーやボルトロスは下手すれば完封される。
メイン技がこのゆびとまれといかりのまえばで火力が低いので、速攻型の全体技、とくに地震などで畳み掛けるのがベスト。できればほっぺすりすり対策にラムも欲しい。

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最終更新:2015年03月04日 15:56
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