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ファニー・クラウン




 喧しく騒音をかき鳴らし、無人で稼働を行っているアトラクション。
 あらゆるアトラクションが稼働しているのに、それを楽しむべき人間の影すら見あたらない。
「地獄遊園地」……物騒な名を有する文字通りの地獄の遊園地。

そこに、参加者がひとり。

「いかれた上にぶっ飛んでいりゃするが、どちらかと言うと正しいね。あの女の言ってた事。」

パンク・ファッションに身を包み、高身長な白塗りのメイクを施した奇抜な女がそこにいる。
隠すためだろうか?……メイクの上からでも、微かにみえる顔の火傷跡が痛々しい。
右手に持った大振りのナイフを、器用な手さばきでくるくる回す。

 この女は正体がない。過去の繋がり全てを消去し、

『クラウン《道化師》』

とだけ、呼ばれる存在。その名の通り道化のように、奇抜なパフォーマンスとエンターテイメントにより、疑心と恐怖で人々を脅かす世界的テロリスト。

「ところがナンセンス! これじゃせっかくのサプライズが弱いね!」

クラウンは誰かに語りかけるかのように喋る。
それはまるで楽しませるべき客が存在しないのに芸を続けるコメディアンのようであり、酷く滑稽そのもの。

彼女の肩から掛けられていたデイパックが、少しだけズレる

「まあいいさね?面白くないなら面白くするだけで、それは最高のサプライズとなる。」

クラウンはズレたデイパックを修正すると、すぐにその場から移動を始めた。

―――この殺し合いというサプライズをおもしろおかしくするために、クラウンが思いついた案。

それはゲームに乗って人を殺すことか?
彼女場合はそれさえもナンセンスに見える。
クラウンが望むのは、人間の本質だと考える“狂気”をさらけださせる事であり、優勝ではない。

「あたしはアーティストな『道化師』さね……人の理性の『道』を『化ば』してやるよ♪」

一人の道化は、不敵な笑みを浮かべ続けながらその場を立ち去る。

【H-6地獄遊園地/未明】

【クラウン】
【状態】健康
【装備】サバイバルナイフ
【所持品】
デイバック×1
ランダムアイテム×2
基本的支給品×1
【思考・行動】
1:このサプライズ(殺し合い)をクラウン風にコーディネートする♪
2:「此処、楽しそうだね♪」
【備考】
※殺しに対する抵抗がない人格破綻者です。



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