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迷ド探偵たまき第4推理・終わりとはじまりと目的


「ただいまーと言ってもだれもいるわけないですぅ~」

たまきは自分が眠らされていた廃工場に戻ってきていた。
この場所は推理のスタート点でもあり、思考をまとめるにはもってこいの場所だ。

「今日は色んな話が聞けたですぅ~、一緒に転校生討伐したメンバーは変わってるけど
犯人じゃなさそうだし、何よりパルプちゃんからの情報が聞けて大きく前進できたですぅ~」

ウキウキ気分のたまきは忘れないうちに巫女から貰った酒の容器を取り出す。

「さあ、これで服装のガードをさらに固くして後半も鉄壁衣装でいくですぅ!」

容器からおちょこに移した謎の酒状の液体をぐいっと流し込む。

「んー、特に味はしないですぅ」

そう思った次の瞬間、

「んぎゃあああああああああああああああーーーーー!!!!!!!!!」

全身の毛穴から湯気を出し、ロケットの様にぶっ飛びながらたまきは天井に激突、
落下後顔を真っ赤にしながらのたうちまわった。

「んげえええええええーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!」

内臓を全部裏返された如き激痛、吐き出そうにも既に粘膜から成分は吸収されている。
たまきは何分も何十分も苦しみ続け、そして、何故自分がこの酒で苦しむのか
わからないままその意識を失っていった。

たまきがぴくりとも動かなくなってから一時間後、

「ふあああああ~、なんか早くない?」

そのメイドはゆっくりと何事もなかったかのように目を覚ました。
キョロキョロと辺りを見回し、それまで使い方も分からなかった
廃工場の設備を手早く操作しモニターにデータ画面を映す。

「何よ、まだ半分過ぎたとこじゃない。股間も何ともなってないし
戦闘記録も再起不能とはなってないわね。どういう事よオカマッ」

今迄たまきと名乗っていたその人物はモニターに監視カメラ映像を映し
巻き戻していくと自分が逸脱者の毒で死にかけた事を確認し納得した。

「あー、これは想定外だわ。開催前はあいつらこんなイベント言ってなかったし。
って事は、他にも変更された箇所があるかもしれないわねっと」

大会参加者向けの情報を確認していくと、賞品の少年の逃亡と自分が次の試合
神藤と勝負するつもりであった事が目に止まった。

「やっばー、何考えてるのよアイツは!って私のせいか!まあ、あのバイブ女に
全身震わされながら正体暴かれるのを世界に中継されるのも面白そうだけど、
せっかくあのボウヤが来てくれるんだからやっぱりこっちよねー」

皆さんもうおわかりだろうが、残念ながら正義の為に戦う探偵はもういない。
今のコレは疑似レズ展開にヨダレを垂らす最低のオカマである。
マタンキは伝言掲示板に行動予定のキャンセルを書き込んだ。

「これでよし、と。フッフフ、まってなさーいボウヤ。私が可愛がってあげるわぁ~。
あ、そうだ、念の為にあっちも確認しておこうっと」

マタンキはモニターの前から部屋の隅のロッカーへと移動する。
ダイヤルキーを回転させて一番端のロッカーを開けるとそこにはじぶんそっくりの
少女が立ったまま眠らされていた。

「ムニャムニャ、都会のエビフリャ-は名古屋とは一味ちがうみゃあ~」
「よーく、寝ているわね。よしよし、そのまま大会が終わるまでじっとしていてね」

こうしてたまきの推理は実を結ぶ事なく終わった。
大会はこのままマタンキのオナネタに使われてしまうのだろうか。

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