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しずるり探偵団の再推理


真木ハルコの学友、つまりラクティ☆パルプの友人である蝦保江瑠璃奈は推理する。
大納言先輩を襲撃して大怪我をさせた謎の襲撃者は誰か。

確実なのは――大納言先輩が、隠しごとをしているということだ。
犯人が大会参加者だと先輩が推測した根拠は何なのか。
瑠璃奈は見舞いの際にそれとなく訊ねてみたが、はぐらかされてしまった。
先輩は、犯人が誰かを知っているようにも思えたが、それ以上追及はできなかった。

犯人を絞り込む際に、知人を除外していたことが間違いだったのではないか。
妃芽薗学園に部外者が出入りすることはあまり多くない。
学内の者が犯人だったと考える方が自然だったかもしれない。

高等部の天奈生徒会長の能力は、他人の技を本人以上の精度で再現するものである。
大納言先輩の速さを真似て、一方的に叩きのめすことも可能かもしれない。
しかし、闇討ちをする動機はあるのだろうか。

友人の海老原静穂に頼んで天奈会長の周辺を調べてもらうと、恐ろしい事が明らかになった。
一般生徒には伏せられている陰惨な事件。旧校舎でのハルマゲドン。
死亡者には、阪海文香、矢達愛雨など中等部の生徒も含まれていた。

暗い気持ちで死亡者リストを見ていた瑠璃奈と静穂は、その中に気になる名前を見つけた。
“神足跳瑠”――ラクロス部のエース、光璃先輩の双子の姉である。
神足跳瑠は、棒高飛びの選手だった。
棒高飛びと言えば「弾むす」こと多居炭武々花が有名だが、競技の実力では跳瑠の方が上だったようだ。
だが、多居炭武々花には爆乳という圧倒的アドバンテージがあり、不運にもキャラの被った跳瑠は日陰者だった。
そして――旧校舎で死んだ。

ラクロスを基礎としたスピードタイプの我流格闘術。
大納言先輩と光璃先輩の戦闘スタイルは非常によく似ている。
そして、大納言先輩には西洋騎士のようなフルフェイス・ヘルム型アイガードのインパクトがある。
しかも中学生離れした巨乳を持ち、仮面の下の素顔は美人という噂だ。
キャラ被りで自分が埋没することを、光璃先輩は恐れたのではないか――。

ここまで推理した瑠璃奈は、静穂の立派な胸と自分の貧相な胸を見比べた。
胸の大小などが理由で殺意を抱くなどということがあるだろうか。
――ないとは言い切れない、と瑠璃奈は思った。