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総合メディア研究会の参加者研究


大会開催前夜、都内のとあるホテル。
総合メディア研究会の3人が集まってテーブルの上の資料を見ていた。
彼女たちが見ているのは参加者のリストである。
孫子に彼を知り己を知れば百戦して殆うからずという言葉もある。
であれば、情報を扱う彼女たちが事前研究をするのもおかしなことではないだろう。
なお、ホテルに泊まっているのは操女がせっかくだからホテルに泊まろうと言い出したのが原因である。

「この宇多津泡沫という選手は睡拳という技を使うみたいですね」
「幻の技って書いてるけど他に二人いたよね?」
「そうですね。きっと、知名度向上のために集まったのかもしれません」
事実、屋良励子の説明には睡拳を世に知らしめるためと書いてある。
ただ、励子の説明には家の裏のお爺さんが教えている護身術でご近所のご主人たちも通い始めたとも書いてあり、人が集まらないのは宇多津泡沫の道場の問題なのではと思わないでもない。

「次、ヴァッファローヴェルですね」
「なんで野球のマスコットがいるんですか…」
個性豊かな選手が集まってくるとは思っていたが、まさか着ぐるみとは。
「知りません。ですが油断はできませんよ。ガチャ○ンなんて軽やかに動いているじゃないですか。バットも持ってるんですよ」
「まあ、そうだな。格好で判断するのはよくないな」
人を見た目で判断するのはよくないな思い直す。そうして油断するのはよくないことだ。
気を取り直して次の選手を見る。

「次は、えっと…リオレイア希少種…ですね」
その言葉を聞いた讓が飲んでいたジュースを口から吹き出す。
飛び出した液体が操女の顔にかかる。
「汚いですよ」
ハンカチで顔を吹く操女
「す、すみません」
謝罪の言葉を口にした譲が、恐る恐る確認する。
「それって人の姿をしているん…ですよね…」
天王星ちゃんとかもいたが人の姿をしていた。これもきっと名前だけで人間の姿をしているを違いないという希望的観測を抱いていたのが。
「残念ながら…」
そのまま竜であることを告げる。
「待て、待て!いくらなんでもおかしいだろ!女性ならなんでもいいのか!そもそもだれが招待状を渡したんだよ!」
「これ格闘大会ですよね…世界色物コンテストとかじゃないですよね」
「いや私に言われましても」
操女も流石に困惑しているようだ。
「ボクはこれと戦わないといけないのか」
「きっと兵香なら大丈夫ですよ。きっと」
「キミは参加しないからそんなことが言えるんだ。キミがもってきた話だろう」
「桜ちゃんのために戦うって言ったじゃないですか」
「それはそうだけど」
「とりあえず喧嘩はやめてください…!」
呆れた顔で二人を止めようとする讓。
舞台が変わっただけでだいたいいつもどおりの光景ではある。

なお、このあとも大会の個性あふれる選手をめぐりいろいろあったのだが今回は省略する。