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■行動内容
菊一文字朱蓮を狙う。
戦えなかった場合、体力の低い者を優先して狙う。
転校生とは死んでも戦わない。

以下行動SS

「やあ、生方君。また会ったね。」
生方が機関に指定されたアジトに着いて初めて見たのは、部屋の中で寛いでいる三越の姿だった。
「何で居るんすか。先輩。」
「……来ちゃった♪」
「そういうのいいんで。」
「のりが悪いなあ、生方君。まあ、あれだよ。重要な任務だし、監視をつけときたいんだってさ。」
いい終わると、三越は手に持っていた物を一気に飲み干した。床にはアサヒビールと書かれた空き缶が散乱している。
「一応これから私が住むところ何すけど……」
「まあまあ、ちょっと位いいじゃない。生方君も一人じゃ寂しいでしょ。」
はぁ。と呆れたようにため息をつき、生方は三越の横に腰を下ろした。
「そうっすねえ……じゃ、私も一杯、もらっていいっすか。」
三越が目を丸くして生方を見た。
「へえ、意外。生方君はもっと真面目かと思ってた。今昼だよ?いいの?」
「お互い様っすよ、それ。」
言いつつも、三越は新しい缶を生方に渡した。生方は受け取り、勢いよくそれを飲み干した。
「もしかして、怒ってる?生方君おこなの?」
「怒ってるっていうか、なんていうか………。やりきれないなあっていうか。」
「うんー?」
「大会のことっすよ。あ、どーも。」
もう一本ビールを受け取りながら、生方は続ける。
「先輩。ルールと参加者、把握してます?」
「うん。知ってるよ。それがどうかした?」
「機関が私を選んだ理由が分かりましたよ。……この大会は戦いの場って言うよりは……むしろ、狩場に近いですね。」
「酷い事言うね、生方君。」
咎めつつも、三越は笑っていた。生方と同じ事を、三越も気づいていたに違いない。
「私とか、あとはバジルさん、菊一文字さん。この辺りの人は、多分、同じ事思ってますよ。
勿論、勝てない相手は居ますけど……私たち、そういう人と戦わないで済むんで。
後は相性がいい人、確実に勝てる人を、一人見つけて、只管狙っていればいい。勝ちに行くにしろ、生き残りを狙うにしろ。それが一番っすね。」
狙われたほうはたまったもんじゃないでしょうけど。そう付け加えて、生方はまたビールを飲み干した。
「酷い話だねえ。」
「酷い話っすよ。」
「それで……生方君はどうするんだい?誰を狙うんだい?」
意地の悪い笑みを浮かべて、三越が言った。短い沈黙の後、生方は立ち上がり、それに答えた。
「……とりあえず、やれるだけやってみます。……まずは、掲示板。」
「よく分からないけど、応援してるよ、生方君。でも、調査のほうも忘れずにね。」
「うす。」
二人の会話はそこで終わった。
部屋には生方が何かをタイプする音だけが響いていた。
やがて三越が帰り、タイプ音も止んだ。生方の静かな寝息だけが、部屋に残った。
大会一日目が、始まろうとしていた。