イグジット・コフィン 手記


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黄金暦211年 8月














































マリッチも死んだ






















俺は この広い世界で ひとりぼっちになってしまった























黄金暦211年 6月

ニコルズが死んだ人型の怪物討伐依頼に行った。
どれが仇かなんて分からないのは分かってた。

一緒にラバックという子供が来ていた。
歳がニコルズと同じらしく、今日会ったばかりなのに、ラバックがニコルズのようにならないか、ずっと不安だった。

人型の怪物というのはゾンビだった。
本物のゾンビを見たのは初めてだった。

死体なのに動いて、爪や歯で傷つけようとしてくる。
これじゃただの腐っただけの人間だ。

ニコルズはこんな汚らわしい奴らに殺されたのかと思うと吐き気がした。

多分途中にあった作業場は、死体をゾンビにしていた所だと思う。
おれは、ここで作業していた奴を殺したいと思った。

帰ってから、マリッチも俺と別に人型の怪物討伐依頼に行っていて、次も行く事を知った。
危ないからやめろと言おうかと思ったけど、マリッチの顔を見てると言えなかった。

もしかしたらニコルズの仇を取るのはマリッチかもしれないし、それなら止めない方がいいかなと思った。

俺ももう一度、行ってみる。


黄金暦211年 5月

死体がどうして好きかというと、死んだ人は酷いことを言わないから
死んだ人は弟たちをいじめないから
死んだ人は石を投げないから
殴らないから
怖がらないから
怒らないから
嫌だと言わないから
受け入れてくれるから
裏切らないから

ニコルズは生きていても、そんな子だった
そんなニコルズが死んで、


死んだ





黄金暦211年 4月

ゴブリンを殺してきていいというので行ってみた。
でも鼠ばっかり出てきた。
鼠は不衛生だし嫌いだけど、死んだらかわいい。
汚くて臭い毛皮も血で汚れが洗い流されて、よかったね。
さすがに連れて帰って飼う訳にもいかないので放置。
ラナンくんというひとが毛皮みたいなのぶら下げてたけど、いい毛皮ならああいう感じにしてもちあるけばいいのかもしれない。ラナンくんはいい趣味をしているぞ。

なにか罠があったから、罠があるぞって言ったら褒められた。
あとから気がついたけど、罠にかかってもらった方が楽しかったかもしれないな。
でも死ぬほどじゃなかったかな。じゃあいいかな。死にかけ殺したら怒られるのは知ってる。

ゴブリンは人に似てるかなって思ったけど、そうでもなかった。
死んだらかわいいのはかわいいけど、それは猿とかがかわいいのかわいいで、いいなって思うようなかわいいじゃなかった。当たり前だけど、俺は人間にしか恋できないみたいだ。
やっぱり人間じゃないとだめだなーってひとりごと言ったら、一緒に来てたヒキニートくんがこっちを見てた。ヒキニートくんも同じ気持だったのかもしれない。
同士のよしみで、たからものくすねてたのは気が付かないふりしてあげた。

もしかして、依頼ってこういうどうぶつみたいなのいじめるのばっかりなのかな。
じゃあ死体を増やすのは無理かな。
一緒にいくひとが死ぬことはあるって聞いたけど。

次の依頼さがしてたら、きのこを探しにいくのがあった。
きのこ食べて幻覚見てたらみんな死なないかな。

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