禁止・制限カード/2016年06月30日
概要
ルールの追加・変更および環境の整備を目的とした非常に大規模な規制が行われた。
禁止となったカードは9枚となり禁止カードの合計は14枚となった。
初の大規模規制であり、デッキ構築、プレイング環境などあらゆる面において影響を及ぼす。
規制対象は過去に猛威を振るったカード、登場から規制まで猛威を振るい続けたカード、カードプールの増加に伴い猛威を振るうようになったカード、果ては新ルールのために猛威を振るうと予想されるカードまで幅広い。
なお、禁止カード制定に伴い、一部コンビネーション制限の消滅、枚数の変化が起きた。
登場から様々な形でコンビネーション制限をかけられていた
《愛され少女 リュミエール》がついに禁止カードに。
その脅威的なアドバンテージ能力で〈Ω単〉〈Σ単〉問わず採用されていた。
コストは重いものの、最序盤からエナジーブーストを行えた
《愛ある技師 エルセア=エコルダ》も禁止カードに。
登場時はそのコスト故に一部のデッキで用いられたのみであったが、カードプールの増大に伴いコストの確保が用意になり、〈Ω単〉のゲームスピード加速の一因となった。
《勇気を刻む マユカ・サナギ》は上記3種のフレームと異なり、環境で猛威を振るったわけではない。
しかし同日に新たに制定された「エクシードカード」のルールによって無条件に能力を使用できてしまうため、ゲームバランス崩壊を危惧され規制された。
《軍師 ミギリ・ヴェザルス》の規制も行われた。
登場からしばらくの間、そのアドバンテージを生み出す力から「
《軍師 ミギリ・ヴェザルス》のないデッキはデッキではない」と言っても過言ではないほどあらゆるデッキに採用されていた。
その発動タイミングの特殊性から「ミギリフェイズ」という非公式用語も生み出され、ヴィエ生などでも用いられた。
しかし、規制時の環境ではコンボなどによる対戦スピードの加速などから、既に
《軍師 ミギリ・ヴェザルス》は採用されていなかった。
今後の環境の低速化を見越しての規制であろうか。
《精神の簒奪者 スレイ・ティルダイン》は「レベルをマイナスする能力」と組み合わせ確実に相手をフォールさせたままにする戦術として一時期用いられた。
しかし長い間環境を荒らすほどの活躍はしておらず、おそらく「エクシードカード」との兼ね合いによって規制されたと考えるのが妥当である。
《ヴァリウス スレイ・ティルダイン》による展開妨害能力はゲームスピードの増加に伴い、非常に強力なものとなっていた。
1ターン目、2ターン目から展開することも容易であり先攻をとったプレイヤーが勝利することが多い、いわゆる「先攻ゲー」が加速した。
またアウェイクを妨害するテキスト故、「エクシードカード」との兼ね合いによる規制も多少含まれる・・・かもしれない。
《自動ベッド作成装置》は強力なランデス能力を持つ。
環境で猛威を振るうことはなかったが、「エクシードカード」による「プログレス・エナジーのフォール」どちらにも影響を及ぼすための規制だろうか。
ただし似たような影響が考えられる
《エクスペンド砲撃支援》は規制対象外である。
初めて制限カードが制定された。
制限カードはデッキに1枚しかいれることができない非常に強力なカードとなっている。
《薔薇園の主 リゼリッタ》はその強力な能力故、登場時から長きに渡り〈Σ単〉を支えていた。
このカードによってかはわからないがレベル2の「登場した場合」のテキストは少なくなり、代わりに「プレイした場合」が増えた。
《猫の恩返し》は第1章のカードながら長きに渡り万能除去として用いられてきた。
環境で猛威を振るっていたというわけではないが、エナジー1枚でレベル4のカードをバウンスできるのは破格。
《リザレクト・ソング》は登場以降、ありとあらゆるデッキで4枚採用されるほどの強力なカードであった。
条件はあるものの、エナジー2枚と手札1枚からレベル4を高速展開するのは非常に強力である。
《運命の試験週間》はデッキを選ぶものの、そのほかの類似カードと異なりプログレス2枚をアウェイクさせることができた。
プログレスのフォールコスト管理が容易になる上、相手の高コスト除去も果たせるため非常に強力である。
禁止・制限カードリスト
関連項目
最終更新:2016年09月30日 20:50