自動車設計入門

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 エンジニアの皆さん、ごきげんよう!このガイドでは、自動車について探求し、詳述し、例示していきます。
 車両建設についての情報量はかなり多いですが、このガイドさえ読んでおけば、全ての情報を把握しなくても問題ないでしょう。ここでは、車両追加MODも含め、最新の研究に基づいた考察がなされています。最先端の科学の実践をご覧ください。
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はじめに

 素敵な車両を造るというのはバランスを取ることを意味します。車両に全てのアイテムを載せることも、全ての機能を装備することも不可能です(ただし、十分な運と忍耐があれば、どんな時でも頼れる万能車両は造れます)。
 車両を設計する前にまず考えるべきなのは「この車の役割は何か?」ということです。あなたの答えが、設計の時点で上手く取捨選択をするために不可欠です。設計通りに車両を造るため、その点をきちんと考えておきましょう――車両部品はそこらの木からは採れませんし、その場しのぎで適当に造った車両は、無いよりましとはいえ、理想の自動車には程遠いものになるでしょう。
 車両は、役割によって大まかに3種類に分けられます。

1.略奪・探索のための車両
 機動性に重きを置く車両です。3x3の範囲内に収まるサイズですが、きちんと貨物スペースを備えており、整備のコストも安いので、町の探索や略奪には最適です。
2.普通の車両
 3種類の中では中間サイズの車両です。移動拠点としては小さすぎますが、機動性を確保するには大きすぎます。この世界で見られる車両のほとんどはこれに分類されます。どのような車両に改造するにしても良いベースになる、カスタマイズ性の高い車両と言えるでしょう。
3.移動拠点
 内部で長期間にわたって快適に生活できる、巨大な車両です。機動性と燃費は犠牲になりますが、十分な生活スペースが確保できています。キャンピングカーや麻薬製造車、軍用貨物トラックはそういった車両に改造できる最高のベースになるでしょう。

 この大まかな分類には、極端な意見(2~3タイルより大きい車両はいつかは立ち往生するし、完璧に自給自足できない車両は移動拠点にならない)はともかく、厳密な定義はありません。
 素材の面から、製作と略奪、どちらがより効率的かも常に考えておきましょう。FOODCOキッチンセットに必要な部品があと一つ足りないとき、部品を探し回るより車両電動炉装置で製作した方が楽なこともあります。

基本

車両を構成する重要な要素のおさらい

1.タイヤ
 強度で大まかに、ドラムローラー、装甲タイヤ、ワイドホイール、普通のタイヤに分類できます。ドラムローラーは、同じタイル上に設置できる部品がかなり制限されることに気を付けて下さい。
2.バッテリー
 容量によって、バイク用、車用、トラック用に分類できます。蓄電池は単体では動かず、蓄電池ケースが必要になります。
3.ライト
 車両の外部または内部を照らします。外部照明には、一方向を円錐状に照らすヘッドライト(もしくは強化ヘッドライト)と、より多くの電力を消費して周囲を円形に強く照らす投光照明があります。内部照明は車内を円形に照らします。車両制御画面で操作し、照らす範囲も狭いが消費電力は非常に少ない天井灯、範囲は広いが消費電力も多い通路灯があります。
4.視界
 サイドミラー(簡単に入手できるが壊れやすい)、防犯カメラとカメラ用ディスプレイ(頑丈かつ便利だが入手が難しい)を取り付ければ視界を広げることができます。
5.安全確保
 可能であれば5点式シートベルト、無理ならばせめてシートベルトを付けましょう。慣性を甘く見てはいけません。
6.車載ツール
 移動拠点や中型・大型車両には載せたい部品です。
  • 冷蔵庫(小型)
 生鮮食品を保存するために不可欠です。バイクより大きい車両なら1つは載せてもいいかもしれません。
  • キッチン
 基本的なものは車両電源を利用したホットプレートです。その他の調理器具が必要になる場合もあるでしょう(そういったアイテムは同じタイル上に置いておくと便利です)。
  • FOODCOキッチンセット
 多彩な用途を備えた多目的設備です。真空包装機、食料脱水機の機能が付いています。どういうわけか手動プレスと鋳型の機能も付いています。
  • 化学実験器具セット
 いくつかの食品を調理することもできます。突然変異を探求したいなら設置しましょう。
  • 車載電動炉
 溶解・鋳造に関するすべてを担います。金属加工には他にもいくつかツールが必要になることを覚えておきましょう。
  • 車両溶接装置
 車両を(ほぼ)自力で修復できるようになります。実際に使用するには溶接ゴーグルが必要なこと、有効範囲は装置の半径6タイル内であることを覚えておきましょう。
  • 充電ステーション
 電池駆動のツールを充填することができます。ただし、再充電式拡張バッテリーを入手するまで出番はありません。

設計上の問題

 実際に作業に取り掛かります。重要な原則に関するチェックポイントを見ていきましょう。

サイズ

サイズはタイル上の車両の幅と高さです。サイズは様々な要素に影響を与え、建設途中で簡単に変更することができません(ゼロから建設するなら別ですが)。

1.機動性
 既に述べたように、これがネックになるのは大型車です。ゾンビで溢れる市街地の中心で立ち往生したり、森を突っ切って進めないという問題が出てきます。タイヤ兼衝角としてドラムローラーを付けるなど、「頑丈な部品」によって相殺できますが、頼りすぎてはいけません(樹木は壁や瓦礫などよりずっと丈夫です)。
2.貨物スペース
 1枚の地面タイルに置ける貨物量と同じだけ積載するにはカーゴキャリアが4つ必要です。実証実験によれば、だいたいカーゴキャリアが9つ(容積9000)あれば移動拠点として十分だと言えるでしょう。
3.壁
 壁は乗員を外から保護してくれますが、壁を設置したタイルは他に置けるものが厳しく制限されます。壁があるタイルに車載ツールを載せることはできません(光は通します)。睡眠をとるスペースの周囲に壁を設置するのがいいでしょう。小型車に壁を設置する必要はほとんどありません。
4.設備
 設置制限など、移動拠点で重要な点です。利便性を求めるなら配置も重要です(詳細は後述)。
5.速度と燃費
 ちゃんと動くエンジンがあれば問題ありません。

利便性

 車両設計で2番目に重要な、あなたの幸福な生活にとっては最も重要な点です。
 利便性とは、車内でスムーズに連携して作業ができることです。いつでもどんなものでも製作できることです。必要のないものまで無駄に積み込むことではありません。いつでも何が起こっているか正確に把握できることです。使うべき時に使うべきものがすぐ用意できることです。最悪の事態が起こった時に車両が近くにあることです。電気がどれだけ貯蔵できるか考えることではありません。他にも……まぁ、一言で説明するのは困難ですが、体感すればすぐ理解できるでしょう。

1.構造
 簡単に言えば「ばらばらに壊れない」ことです。何かがぶつかって真っ先に破損するのは車両の前方だということを覚えておきましょう。また、真正面以外の方向から角度を付けて衝突された場合も、車両外側のタイルは正面衝突した時と同じように破損します。車両の角にソーラーパネルを設置するのは絶対にやめましょう。運転席の前方に「衝撃緩和ゾーン」を造るのを忘れないでください。
2.アイテム収納
 必要なものを一番近くに置きましょう。リクライニング座席は一見「ベッドと座席が一つになった」素晴らしいものですが、収納量は多くありません。座席から救急箱までの3タイル分が1日分の差を生むことも考えられます(もちろんそれが人生最後の1日になる可能性もあります)。
3.製作
 製作を行うには、十分な明るさ、材料、場合によっては学習書が必要です。利便性の高い設計にすれば、必要なものをわざわざ持ってくることなく、欲しいものをいつでも作れる配置が可能です。製作には、立っている地点から半径6タイル分のアイテムを利用できます。通路灯も忘れてはいけません。これらを考慮に入れて設計すれば、申し分ない成果が出るはずです。
4.睡眠・休憩エリア
 車両のタイル上で過ごす(そして安全を確保する)ためには周囲8タイルに壁と屋根が必要です。つまり、快適に睡眠をとるには、少なくとも3x3の車両が必要になります。内部の明かり(夜の読書)、カーテン(夏の日差しを避けて十分に睡眠をとる)、さらに食べ物の配置(モーニングコーヒーを素早く用意する)を考えなければなりません。
5.出入り口
 少なくとも東西南北4方向に駐車することを考えておきましょう。急いで外に出なければならないかもしれませんし、すべての荷物を苦労して運び出さなければならないかもしれません。迅速かつ安全に出入りできるように設計しておくことで、生活はより楽になるでしょう。

資源

 なによりも電気が大事です。車を始動させるにも、車載ツールを動かすにも、照明を付けるにも必要になってきます。次に大事なのが水です。

1.オルタネーター
 エンジンが付いている車両ならオルタネータを利用できます。オルタネータ(トラック)は十分な電気が手に入る(さらにエンジンも十分な仕事をする)ので、主要な供給源として優先的に選びましょう。当たり前ですが、これは電気自動車には関係のない話です。
2.バッテリー
 これもやはりバッテリー(トラック)が優先ですが、小型車の場合はそこまで必要ありません。身近な他の方法としては蓄電池がありますが、電気自動車や大型電池の充電以外でそこまで多く使うことはないでしょう。繰り返しますが、とにかくたくさん持っていることが必ずしも最適であるとは限りません。
3.ソーラーパネル
 コストをかけずに電気が供給できます。もちろん可能であれば改良型を使うべきです。非常に壊れやすい部品なので、スペアもいくつか必要になるでしょうし、車両の角に設置するのはあまりいい考えとは言えません。「普段の使用量」の90%~100%を十分賄える枚数設置するのが最適です。
4.タンク
 燃料と(綺麗な)水用のタンクです。破損すると一番まずい部品なので、タンクの前と角には「衝撃緩和ゾーン」を必ず設けましょう。水のタンクに配管は要らないことを覚えておきましょう。必要になったら水栓を設置すれば問題ありません。タンクの活用法として、車体の重量バランスをとるためのおもりとしていろいろな配置を試してみることもできます。

構造の安全性

 基本的なパーツの強靭性を確認しましょう。

1.フレーム
 しつこいようですが、とにかく多いことが良いとは限りません。フレームの重量によって利用法はかなり異なってきます。重いフレームを「衝撃緩和ゾーン」に設置し、軽いものを補助として設置すれば、初期コストや整備コストも少なく済み、全体の重量も軽くすることができます。
2.平板
 平板は常に車両の端に配置してください。装甲(軍用複合)が一番良いでしょう。「衝撃緩和ゾーン」の内側を覆うのも効果的です。質量と整備コストが増えてしまうことは頭に入れておいてください。
3.壁とフロントガラス
 強化ガラスが一番良いでしょう。ストウボードは収納スペースを備えており、クォーターパネルは光が外から入る(中から漏れる)のを防いでくれます。適切な部品を置くことで、防御力、利便性、視界や貨物スペースを得ることができます。

エンジン、速度と燃費中見出し

 速度と燃費はいままでのパーツの選択が強く影響されるので、エンジンは役割にあったものを選べば大丈夫です。

1.速度
 非常識な「安全速度」を目指すこともできます――あまり意味はありませんが。100km/h(62mph)~200km/h(124mph)の範囲の安全速度であれば、実際に安全運転できるでしょう。600km/h(372mph)の速度があれば川の中でも「素晴らしい」走りを体感できるでしょう。
2.燃費
 燃費は少ない方がより良いです。探索のための車両は最高でも2、移動拠点なら、利便性を考えると4以上になるでしょう。複数のエンジンを確保しておいて、状況に応じて使い分けることも考えておきましょう。
3.エンジン
 ガソリンは、最も入手が容易な高出力の燃料です。ディーゼルエンジンに夢中な人なら、軽油を使うのもいいでしょう。電気エンジンは静かで小型車に載せるのに適しています。そこまで凝る人も少ないでしょうが、プルトニウムエンジンは非常に貴重です。「衝撃緩和ゾーン」にメインエンジンを設置するのだけはやめましょう。予備のエンジンを追加するのはいいアイデアですね。
4.マフラー
 液体燃料を使用するエンジンを付けるなら、少なくとも一つは必要です。ノイズを減らし、燃費が少々良くなります。もっとたくさん付けることもできますが、速度・重量・燃費を見て判断しましょう。

武装

 何かこだわりがあるか、より安心を得たいのでなければ、武装の実用性はあまりありません。

1.スパイクなど
 スパイクは前面や、側面の平板に付けるのがいいでしょう。スパイクを付けると車両が大きくなり、実際に役立たせるためには余分な整備が必要になります。
2.ブローニングM2 HMG
 これらの銃器は威力が高く弾薬の入手もしやすいので、設置する価値はあります。比較的壊れやすいこと、自動射撃モードはメリットよりデメリットが多い点に注意が必要です。手動射撃モードは便利ですが、他のアイテムで代用することもできます。
3.その他の銃器
 より安全を求めたい時の追加作業です。何か有効なものがあれば、各自実践し、結果を報告してください!

先駆者達の車庫も合わせてご覧ください。

実際に作って(改造して)みよう
+ 1マス車両の製作
必要な工具&スキル
製作スキル2、機械整備スキル2、打込(ハンマー)、金工レベル2(弓鋸)、ボルト締緩レベル2(レンチ)、ホイール締緩レベル1(タイヤレバー)、アーク溶接機、遮光レベル2(溶接ゴーグル)
アーク溶接機が見つからない場合、簡易アーク溶接機で代用する。レシピ本と電子工学スキル2あれば製作可能。

雑貨店でショッピングカートが見つかればそれを使いながら改良したほうが早い、容量は少ないが手押し車、回転椅子なども使える。
これらが見つかってるなら3へ
1.フレームと収納ボックスの製作と取付(打込工具のみで可能)
フレーム(木)を2つ製作、材料は木材と釘を集めよう。
建築メニュー(*)>車両建造を始める、からフレーム(木)を使用
設置したフレームを調べる(e)>取付(i)よりボックス(木)を選択、これで37.5Lの容量があるカートが完成。

2.車椅子ホイールの製作(1マス車両でも使えて、取り付ければカートの騒音が低下し動かしやすくなる)
車椅子ホイールを製作、パイプ2と自転車ホイール2で作れる、材料は放置自転車から取り外す、ついでに小型ホイールハブも回収。
製作したらカートに小型ホイールハブ(転舵輪)>車椅子ホイールの順で取付。

3.大容量のカーゴスペースの取付(容量500Lに)
キューブバンやトラックなどに付いてるカーゴスペースを取り外し、カートのボックス(または他の収納スペース)と取り替える。

4.さらなる改造
  • 折り畳み座席の取付。シーツを用意して取り付ける、カートを簡易的な寝床にできる。
  • 充電ステーションの取付。リムジンなどに搭載されてるのでそれから取り外す。充電池の充電ができる。車載電力が必要。
  • ダッシュボードの取付。放置車両から外して取り付ける、天井灯で夜間でも製作読書ができるようになる。車載電力が必要。
    • 電力の確保方法としては、「放置車両からバッテリーを集めて取り替えていく」「ソーラーパネルを搭載して充電(機械整備4必要)」など。
  • エンジンの取付。制御装置や燃料タンクも用意することで素早く移動できるようになるが重さで引けなくなるので勧められない。
    • 小型のエンジン+オルタネータでバッテリーの充電用にするのは有用。

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最終更新:2023年03月01日 13:16