風原 みなみ

「ん。なぁに? またどっか悪いとこあんの? しょうがないな~」


基本情報

氏名 風原 みなみ(かざはら みなみ)
性別 女性
年齢 28歳
身長・体重 157cm/44kg
戦闘スタイル なし
技能 医術SR3・異能SR2
ライセンス なし
イラストレーター 八野モトヤ
一人称 あたし
●略歴

 白衣とタバコ、眼鏡がトレードマークの医師。
 新宿区の新宿駅近くのマンションで風原クリニックを開いており、翔と亨が暮らしているマンションの所有者でもある。
 仕事は的確だが、普段はずぼらな性格。タバコは吸うが、酒は飲まない。
 どうでもいいことはどうでもいいと興味すら持たないので、やや世間に疎い部分がある。
 医療の腕は一流で、風邪から複雑骨折や内臓疾患までありとあらゆる分野を手掛ける全科医師。
 さらに淫魔や妖魔による傷や侵食に関しても詳しい。
 そんな彼女の実態は霊媒医師。
 治癒霊力を用いることで一般人や退魔師の負った淫魔による負傷や、精神的外傷の治療を行うことができる能力を持つ。高度な術式を用いた治療も可能だが、彼女の霊力の範囲内でしか行えないため、叢瀬 翔がかつて月読 亨に施した外法術のようなことは、みなみには無理である(事後治療に関しては、ほぼ全て行ったのはみなみであるが)。
 だが、彼女の真の姿を知る人間は負傷した際は必ず頼るほど、信頼されている腕を持つ。
 噂では元退魔庁科研部に居たという話があるが、本人は全くその話をしないので、噂の域を超えていない。

 マンションの1階に手術設備すらあるほど医療設備にはお金を掛けている。
 しかも、一度マンションごと売却・購入して転居しても同じようにした(しかも以前よりも高いマンションを丸ごと買った)が、どこからお金が出ているかが謎。
 とはいえ、翔たち以外にも、みなみのことを知る近辺の退魔師はそこそこいるようである。
 当人曰く「医者が暇な方が平和でいい」とのこと。
 前述したように、第二次妙神岩侵攻作戦によって負傷した月読 亨の命を救った恩人の一人で、叢瀬 翔、亨とは懇意である。
 マンション自体がみなみの所有物であり、翔と亨は最上階に居住しており、公私にわたってみなみの暇潰しの相手にもなっている。
 また、クリスティナ・アイゼンクロイツも稀ではあるが、診察を受けてメディカルチェックを行っている。


●異能

同化医術
 主に患者が対淫魔で負った肉体的なダメージを処置するための技能。
 細胞と同化というよりもすり抜けるようにして、傷口を広げることなく損傷部位に対して外科的治療を施すことができる。その際、手にしている器具も同様の形で、患者の体内へと潜り込ませることができる。
 自分の肉体以外も潜り込ませられる原理は、本人も理解していない部分は多いが、治療に支障があるどころか役に立っているので細かく考えてはいない。
 この技能のおかげで、みなみはデリケートな内臓や神経、頸椎等へのダメージを最小限で処置できる。日本でも数少ない退魔師への処置ができる医者である。もちろん、一般の事故で起こった負傷に対しても行えるので、社会に認知されれば名医も名医なのであるが、現状は――である。
最終更新:2022年08月29日 05:41
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