聖杯戦争に招かれた英霊『サーヴァント』の一人にして弓兵『アーチャー』のクラスを持つ存在。真名は『ギルガメッシュ』。世界最古の英雄王である。一人称は『我(オレ)』。:唯我独尊で冷酷だが悪逆非道ではなく、また戦闘に際して過度に慢心することもない。
サーヴァント階位は第三位。最強の英霊であることにプライドを持ち、サーヴァント階位第一位のセイバーをライバル視している。加えてセイバーのマスターである綾香の眼鏡を外した姿に惚れ込んでおり、セイバーを倒して彼女を后にしようと目論んでいるが、逆に綾香の姉の愛歌はバビロニアの女神イシュタルに重なって見えることから嫌悪している。
弓兵のクラスのサーヴァントであるが戦闘では主に背中に担いだ二本の剣による白兵戦を主体とし、その実力は剣士のクラスであるセイバーとも対等に渡り合えるほど。
宝具は宝物庫の鍵を開くための入墨、『バヴ=イル』と水を呼ぶ必殺の終末剣『エンキ』。彼は『バヴ=イル』により宝物庫から様々な宝具を射出して戦闘を行う。そして『エンキ』は背中の二本の剣を連結させて弓矢を放つようになっており、発動後の日数に比例して強力になっていく。七日経過したエンキはノアの大洪水の原型とされる『ナピシュテムの大波』を巻き起こすことが可能となる。
【スペック紹介】
HP=A MP=S 攻撃=A 防御=A 特攻=A 特防=B 俊敏=A 回避=B。成長型は「早熟」。
Protoなので厳密にはStay/nightの英雄王とは違うが、慢心しなけりゃこんなもんよと言わんばかりのハイスペック。
ステータスにC以下が存在せず、加えて幅広い効果を有するアビリティを数多く所有。そのどれもが高性能と色んな意味でやりたい放題やってしまった結果のようなキャラクター。加えて早熟なので成長も早く、メンバーに困ったり行き詰まった時用としか思えない。
欠点らしい欠点は回復が行えない事と加入が遅い事だけであり、自己強化すら平然と備えている為ソロ戦闘でもアイテムの効果を50%強化+取得金額を50%上昇させる「黄金律」を習得している為、回復用のアイテムさえあれば普通に独りで戦えてしまう。
オーバードライブは発動から7ターンで発動させる終末剣エンキ。時間差の為扱い辛く、ステータスの割に瞬間火力は極端に高い訳ではない。最も他の宝具を適当に回しているだけでも普通に戦えてしまう為、アタッカーとしてこれ以上ない活躍が望める筈だ。
ランサー(カルナ)
Lancer(Carna)
※1:1週目クリア時点での最高レベル
【キャラクター紹介】
「
槍兵」のクラスの
サーヴァント。肉体と一体化した黄金の鎧と胸元に埋め込まれた赤石が目を引く青年。
真名はインドの叙事詩「マハーバーラタ」に登場する不死身の大英雄カルナ。
全ての物事を「それも有り」と解釈し、下された命令の好悪は考えず、その命令がどういう事態を引き起こすのかも敢えて思考を止めている。彼にとっての第一義は自らを召喚したマスターに仕えることであり、命令に逆らう事はまず無い。そもそも逆らうという考え自体が存在しないように振舞っている。
「施しの英雄」と称される人柄のように他者の頼みは道理さえ通っていれば大抵は断らない。誇り高い武人であり、黒のセイバーに正面から戦いを挑み、彼の武練を賞賛する。
彼の言葉は非常に率直で、あらゆる欺瞞、虚飾を切り捨てる鋭さがある。その余りの率直さによって相手の怒りを買いやすく嫌われやすい一面がある。しかし、彼の言動は他者の短所を嫌悪してのものでない。彼に取って、相容れぬ信念も理解出来ない美醜も尊ぶもの。内心では感心しているものの言葉にはしない為に無慈悲で冷酷と誤解されやすいが、本当は非常に思慮深く義理堅い人物で、常にマスターの安否や負担を忘れる事は無い。
【スペック紹介】
HP=S MP=A 攻撃=S 防御=SS 特攻=A 特防=B 俊敏=A 回避=F。成長型は「普通」。
通常プレイでは使用出来ず、ゲームクリア後の特典で「不死身の大英雄」を解禁すると使用可能になる。いわば2週目以降限定のキャラクターだけあり、能力値はテストプレイとかそういうものをしていないのではないかと思えるぐらいに高い化物。
火属性以外の攻撃を持たないが、単純な性能が異様に高いため大分何とかなってしまう。
スキルとして物理ダメージを軽減する「日輪よ、具足となれ(カヴァーチャ&クンダーラ)」がある為、防御力と言う意味では極めて優秀。また「相手がカルナを狙いやすい」補正がある為、攻撃もこなせる盾役として極めて優秀なキャラクター。
欠点があるとすれば、1週目では使用できない事ぐらい。また回避は一切しないので、防御貫通系の攻撃には注意しよう。
アサシン(ハサン・サッバーハ)
Assassin(Hasan-i Sabbah)
【キャラクター紹介】
キャスターにより召喚されたルール違反のアサシン・
佐々木小次郎を核に召喚された本来のアサシン。特異な召喚方法もあってか現界直後は知性に乏しく、言語もたどたどしかったが、
ランサーの心臓を取り込む事により高い知性と戦闘能力を手に入れた。
真名は、ハサン・サッバーハ。イスラム教の伝承に残る「暗殺教団」の教主、「山の老翁」。この名は個人のものではなく、教団の教主に代々襲名されてきたもの。複数いる「ハサン・サッバーハ」を名乗った暗殺者の内の1人が彼である。その出自ゆえか「英雄」よりも「反英雄」に近いものとされている。
召喚者である間桐臓硯の目的「不老不死」に応じ、同種の望みを持つ個体として呼び出され、共に永遠を目指す者として聖杯戦争に参加する。
自己改造スキルによって不気味な外見をしている。髑髏の仮面の下には顔は無い。「ハサン・サッバーハ」を襲名するにあたり、それまであった彼個人としてのものは全て捨てさられた。
人間的には決して善人とは言えないものの、主の命令には忠実で、主と認めた人物はどれほど劣勢に陥っても裏切らず、多少無理な命令でも黙って従う。また殺しはあくまで仕事としており、そこに哀楽を感じることは無く、外道の人物ではない。
聖杯への望みは自らの顔を取り戻し、オリジナルのハサン・サッバーハとして永遠に名を残すこと。
【スペック紹介】
HP=D MP=B 攻撃=C 防御=D 特攻=D 特防=D 俊敏=S 回避=SS。成長型は「究極早熟」。
極めて高い俊敏値と回避値を持ち、究極早熟である為回避は速やかにカンストする。加入時期はやや遅いものの、初期レベルの高さや成長のしやすさからお助け枠としては十分な能力を持っていると言えるだろう。
……が、逆に言えばそれだけ。回避能力は高くとも他の能力値が平凡も良いところなため、正直どう運用して良いか困るキャラクター。風属性攻撃を一定ターン無効化する「風除けの加護」など特殊なアビリティはあるが、だからどうだと言われても使い道が少ない。
極め付けに特徴であるオーバードライブ「妄想心音(ザバーニーヤ)」は必中+相手最大HP依存ダメージ。その為高レベルになればなるほど通常のアビリティにオーバードライブが威力で負ける事態が発生する。強く生きろ、ハサン。
最大の特徴は初期スキルにある「状態異常無効化」に在ると言っても良い。どんな状態異常さえも無視しながら、自分は平然と状態異常をバラ撒くその姿はまさに原作の悪路そのもの。平均的なステータスも高いため、PTメンバーの中ではかなり頼りになる。