オーケストラ主催ボランティア問題


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こうした自治体や学校の依頼にノーギャラで応じるのであれば、「営利を目的としない」「入場料無料」「実演家(この場合は神奈川フィルという団体)に報酬が支払われない」といった著作権法の要件を満たしているため、使用料はかからない。しかしオーケストラの主催となると、「団員に給料を払っており、実演家(団員)は報酬を得ていると判断できる。内容は同じとされても、『音楽を利用する主体』という形式的な点で判断せざるを得ない」。
主催が変わると実演家が変わるという屁理屈をこねておいて「判断せざるを得ない」もあったものではありません。自治体や学校の依頼にノーギャラで応じても、オーケストラが主催しても、実演家は神奈川フィルという団体に変わりはありません。無理矢理実演家を団員ということにしてお金を取る口実にしています。
放っておくとそのうち、自治体や学校の依頼にオーケストラ団体がノーギャラで応じても、団員は給与を得ているので使用料を取らざるを得ない、と言い出しかねません。

たとえば、企業が主催する無料コンサートは、仮にノーギャラであっても、企業の広告宣伝という営利活動なので上記38条1項の規定には該当せず、権利者の許諾が必要となります(たとえば、中山『著作権法』p276を参照)。今回の件も神奈川フィルハーモニー管弦楽団が主催であった以上、議論の余地はありますが、まあしょうがないと言えそうです。元記事によれば、神奈川県や市が主催の時には、JASRACは来なかったそうなので辻褄は合っています。
JASRACの言い分を認めようとしていますが、そもそもが営利目的の企業と、非営利団体として認められている神奈川フィルハーモニー管弦楽団とを区別せずに論じていることがまずおかしいですね。この理屈を通してしまうと、しまいには自治体が主催の無料コンサートで自治体職員が演奏した場合であっても、使用料を払うことになってしまいます。JASRACは「そうしよう」と言い出しかねませんが、やはり非営利団体が主催する無料コンサートを広告宣伝という営利活動とみなすというのは無理矢理が過ぎます。

神奈川フィルが自ら主催となった経緯を推測されています。
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