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「支点移動グリップ」(2012/04/15 (日) 18:00:38) の最新版変更点
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セットドラミングにおいて最も重要な、「支点を作らない」グリップをご紹介します。
親指と人差し指で軽くスティックをはさみ、残りの指の「はら(指紋のところ)」をスティックに当てます。
ヒットの瞬間、中指~小指の「はら」の弾力でスティックの振動を吸収します。このとき、親指と人差し指は、スティックの上からかぶせるような形になります。
このグリップのメリットは下記です。
-大きな音を、手に負担をかけることなく出せる。
-リバウンドの量を調節しやすく、タッチを変えることができる。音の歪み具合を調節することができる。
-リバウンドのない場所でもスティックを容易に動かすことができる。
デメリットは、マスターするのが難しいという一点だけです。支点を作るよりも、作らないほうが優れているのです。
ではここで、3歳の子供がスティックで遊んでいる様子をご覧下さい。
手が小さく、力もないため、指の皮膚がまんべんなくスティックに触れている様子が見て取れます。このおかげで衝撃を柔らかく吸収し、スティックを長く使うことができていることがわかります。
「指の分離が進んでいない子供のほうが有利な部分がある」という点に、ぜひ注目していただきたいと思います。