Sovereign


概要

車体:LEXURYクーペ
会社:?
和音:サブリン
ドア:2枚
駆動:FR
実車:Cadillac XLR、Cadillac Evoq Concept、Cadillac Cien(リア)
日本訳:国王、君主

性能

重量:★★★
加速:★★★★
最高速:★★★★
ハンドリング:★★★

性能は高い。 アシとして使うには充分。操作性も良好なのでお手軽スポーツカーと言う具合だろうか。

解説

モダンクーペと呼ぶのが相応しい、直線的にデザインされたスタイリングが特徴的なLEXURYクーペ。前作から引き続いて登場。

非常に大きなグリルと独特の形状をしたライト周りが特徴的で非常に近未来的な外観を連想させるデザインである。
このデザインはモデルであるキャデラックが近年推し進めて迷走を始めているコンセプト「アート&サイエンス」というものに影響を受けているものと推測される。

人によって印象は違うとはいえ、元ネタであるキャデラックを上回るセンスであるとは何とも皮肉な物である。もちろん最近のキャデラックはこの「アート&サイエンス」が煮詰められたのか充分にカッコよくセンスの高いデザインになっているが。

メーカーエンブレムのようなものが確認できるが、残念ながらメーカーに関連するロゴは見受けることができないため、メーカー名は不明。もしかするとこの車種限定のエンブレムなのかもしれない。

グレード名は「LX」で「V10」のバッジも確認できることからエンジンはV10を積んでいると推定できるが、モデル車両であるキャデラック・XLRとキャデラック・エヴォックのエンジンはV8。
同じくアート&サイエンス以降のキャデラックのスポーツカーコンセプトであるシエンはV12であり、V10を積んだキャデラックのスポーツカーは存在しない。

そもそもV10を積んでいるスポーツカー自体も割と限定的で、代表的なのはレクサス・LFA、ダッジ・バイパー、アウディ・R8、ランボルギーニ・ウラカンといった車で、クラスとしてはスポーツカーと呼ぶより、スーパーカーとして呼ぶのが相応しいと言える。

位置付けとしてはSaints Rowに存在したスポーツカー「Venom」とほぼ同じポジションと思われる。
ただし「Venom」のモデルであるシボレー・コルベットのエンジンもまたV8なので、やはりクラスは異なる。

前作で新車として追加され、今作で続投した車両の一台だが、前作と比べるとライトとグリル周りの意匠が大幅に変更されており、今作ではよりアグレッシブで、攻撃的なデザインへと変化を遂げており、マイナーチェンジを受けたようだ。

特に、リアライトは前作の物とは似ても似つかず、リアフェンダーにまでライトが伸び、その上さらにそこから分裂してボディに食い込むという、市販車では該当するデザインの車両が存在しないと言っても過言ではないようなデザインとなっており、開発者のセンスが非常に光るマシンに仕上がっている。

おそらくこのデザインはキャデラックが2002年に発表したコンセプトカー「シエン」と主要なモデルである「XLR」とその元となったコンセプトカーの「エヴォック」をモチーフに上手い具合に掛け合わせてアレンジを加えたものだろう。

余談だがこのモデルのうちの一つである、キャデラック・シエンは近未来都市を舞台としたマイケル・ベイ監督によるSF作品「アイランド」に登場している。
この映画に登場するタクシーは同じくキャデラックのSUV、SRXが使用されており、今作のSUVベースのTaxiと合わせて、世界観に非常にマッチしていると言えるだろう。

前作では出現率もそこまで高い部類ではなかったが、このマイナーチェンジによって人気を博したのか、出現率は他のスポーツカーの削除も関係してか、前作と比べると大幅に上昇している。

マイナーチェンジによるものなのかエンジン回りも強化されているようで、前作と比べると加速性の鈍さ、重さを感じさせず軽快な走りをしてくれる。
改造パーツこそ前作の使い回しと言う部分も多いが、それなりのカスタマイズパーツがあるので表現性は高い。手ごろに入手できるスポーツカーの中では表現性は高いので気に入ったなら1台入手しておいてもよいだろう。

特別仕様、レアカラー

Saints

セインツが使用する仕様。白/紫の非売品カラー。
ギャング車両指定画面でその姿を確認できるのだが、現状、ゲーム内で出現するタイミングが存在しないので入手方法不明。

画像


実車


Cadillac XLR 
最終更新:2019年05月27日 23:38