Peacemaker

概要

車体：パトカー/スーパーカー
ベースモデル：Fer de Lance
会社：TM　※ベースモデルであるFer de LanceがTM製であることを考えるにこの車両もTMと思われる
和音：ピースメーカー
ドア：2枚
駆動：MR
実車：フェラーリ・エンツォ
運用：ZIN POLICE DEPARTMENT
日本訳：平和をもたらす者。コルト社の拳銃「コルト S.A.A.」の愛称からか。

性能

重量：★★
加速：★★★★
最高速：★★★★☆
ハンドリング：★★★

パトカーだけあって非常に性能は高い。ベース車両自体がスポーツカーなのもあるだろう。
しかし、スポーツカーなので耐久力はあまり高くなく、また車重が軽いので吹き飛ばされてしまうことも。

解説

今作初登場となるスポーツタイプのパトカー。従来の4ドアパトカーとは異なり、2ドアのスーパーカーベースとなる。

サイドには「ZPD」の文字。おそらく「ZIN POLICE DEPARTMENT」の略称と思われる（今作ではSTEELPORT POLICE DEPARTMENTは登場しない）。
リアには「TRUST AND OBEY」と明記されている。意味は「信頼と忠誠」。
この標語はZinyak率いるエイリアン軍団「THE ZIN」のルールのようだ。おそらくZinyakに対する信頼と忠誠のことだろう。

ナンバープレートは他の車種と同じく、バーコードで固定されているが、その上に「POLICE」の文字が確認できる。
開発段階で通常のナンバープレートを予定してのものなのか、別の理由があるのかは不明。

……しかしわざわざエイリアンが化けてまでこのような車両を用意するような理由は思いつかない。
シミュレーション内とはいえ、目立たなくするためだろうか。しかしスポーツカーをベースにしている時点でかなり目立っているのだが……。

また、2シーターの本車種では、犯人を乗せて警察署に連行…といったこともできない。一体どうやって犯人を捕まえ、連行するのだろうか……？

通常この手のスーパーカーをベースにしたパトカーは、スピード違反を取り締まったり、式典などのイベントで展示されることがメインとなる。
そのうえ価格などの問題から大量配備などということはかなり非現実的。もちろんそのすべてが「セインツロウだから」「シミュレーションだから」で済ませられるのが憎めないところ。

なお、この車のベースとなったのは初代『Saints Row』にて登場したスーパーカー「Fer de Lance」。
Fer de Lanceは『2』でのBezier、『The Third』以降のTemptressのポジションに相当する車種である。

その為、パトカーというのは肩書だけであり、実態は驚異的なスピードを誇るスーパーカー。
当然、自車がこの車より遅ければすぐ追いつかれてしまうが、所詮はスーパーカー。ラムタックルは車体が軽い為大した脅威にはならない。
今作では敵の仕様上序盤でも悪評度2まででしか追跡してこない上、ミッションを進めて行くうちに敵が強化されていくため、物語終盤では悪評度1でしか出現しないという影の薄さを誇ってしまう。

もともとパトカーの出現率自体低いので、終盤ではほとんど空気同然。
時々街中をパトロールしていたり、スピード違反した市民を取り締まっていたりする。

初代、2で登場したパトカー「Five-0」、The Thirdで登場したパトカー「Peacemaker」はいずれもLAPD風のデザインだったが、今作では黒塗りとなる。

ボディカラーは固定であるが、ランダムでステッカー・ホイール・車内カラーなどが違う仕様がランダムで出現するなどバリエーションには富んでいる。

ちなみに前作で登場したPeacemakerは今作ではPacemakerと名を改め、一般車として登場している。パトカーカスタムも可能である。

アフターパーツの数は少ない為、表現性に乏しい…と思いきや、デカール関連でのパーツが多く存在するため、それなりのカスタマイズは楽しめる。

パトカーが嫌ならば、カスタマイズでステッカー一式やパトランプを外してしまうとよいだろう。
（もっともサイレンは鳴ってしまうし、一部パトランプは絶対に取り外せないが…。）
バンパーの改造項目はダクトの形状が変更するだけで形を変えるものではない。
ステッカーは前述の通り、外すことが可能だが、バグで無しの状態でも装着されているままになるバグがある。
外した後、一度改造画面から出ることで対処可能。

余談だが、開発段階ではZPDは存在せず、この車両はSPPDの車両であった。