ダメなパターンの実例1


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ダメなフリーランスのパターンの例(実例)


ずっと C# の業務プログラマーをしていたが、仕事が楽しくて飽きずに続け、もうベテランのプログラマーになった。
専門性を絞ってやっていけばやっていくほど、スキルが上昇するのがわかる。そして、契約時にエージェントを変えれば、スキルが買われてどんどん高い値段がついていくことがわかった。だから、次々にいい条件のエージェントに移っていった。
条件がいいところに行くのはプロとして当たり前。そして、条件をケチったところに責任があるのも商売として当たり前。
「別のところで、次の仕事が決まっているもので」
契約を更新せずに、引っ張りだこの自分を演じて去っていくのは、気持ちがいい。

楽しい仕事をしながら、高給をもらうってのがこれからのワークスタイルだと思い始める。
専門家であり、その道のプロであることを目指すようになる。弱小が生き残るためには、専門性を持つことが重要だから。
しかし、エージェントはあまりわかっていないようで、自分の専門外の案件も紹介をしてくる。
「VB だけどどうですか?」「UNIXのネットワーク構築なんですが」「プリセールス補佐は?」「社内のヘルプデスクを探しているのです」
自分はC#のプログラミングの専門家であるのだから、もちろんそんなものは受けるはずもなく断り続ける。
今の自分なら、それなりの書籍も書けるし、有用なソフトも余裕で作る能力はある。しかし時間がないのでやらないだけだ。

しかし、ある時から収入は頭打ちになる。頭打ちどころか、わかっていないエージェントは低い値段をつけてくる。過去に月65万で請け負っていた自分が、45万とかありえない。中間で搾取されているからだろう。しょうがないから仕事を受けるが、契約更新時に俺が辞めて元受けが困っても、それはエージェントのせいだ。抜けてほしくないなら、もっといい条件を出せばいい。もしくは元請けが直接人を取ればいい。人を安値で買いたたいた罰がそこにあるのだ。
「別のところで、次の仕事が決まっているもので」
契約を更新せずに、金銭に厳しい傭兵のような自分を演じてみる。しかし、どちらかというと安く買いたたかれたことに対する当てつけだ。

ITの世界が少し変わったようだ。人売りがそれなりのスキームを身に着けたようだ。売り手市場のような状況だろうか。
エージェントに「俺、できます」というだけでは信じてもらえない。ほかのシロウトと一線を画する専門家としては、ブログや書籍などで名を挙げる必要があるだろう。
作ろうと思えば作れるブログ、フリーソフト、書籍。しかし、それを作る暇を与えない、悪しき労働環境。時間と機会さえあれば、きっと俺はうまくやっていけるはずなのに。
この世界は悪しき世界だ。だから日本のITにはイノベーションも生まれないのだろう。

ある時に人から聞かされて真実を知る。
「それってみんなが思ってることだよ」「特に特別なことじゃないよ」
「C#のエンジニアは山ほどいる。若いほうが早く作れるし、早く学んでいく」
「だれでもできることなんだから、価値なんてないよ」

今日も新しいエンジニアがこの世界に入ってくる。プログラミングなんて、すぐに覚えて仕事をこなしていくのだろう。