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| カイ  → 人間
| ピカ  → ピカチュウ
| ワニニ → ワニノコ
| ブルー → グレイシア
| ロール → ミミロル
| リース → パチリス
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| 舞台:ポケモン島
| 補足:ポケモンしか住んでいない…が、カイは何故か人間
|    公立の高校試験に落ちて、ポケモン島の高校に入校した。
|    …家からは船で来たらしい、今は、ポケモン島で一人暮らし。
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カイ「ピカー!帰ろうぜー!」

いつも通り学校が終わり、帰ろうとする俺。

ピカ「ゴメン…今日、用事があるから…」

と言い、ダッシュで言ってしまった。
一週間前からこんなことが続いているような気がする…。
ピカだけでなく、ワニニやブルー、ロールとリースもこんな感じだ。

カイ「俺…あいつらに冷たくされるような事したっけな?」

覚えがない…仕方無く、一人で帰ることにした。



一方、その頃…

ピカ「あぶないあぶない…」
ワニニ「大丈夫だったか?」
ピカ「うん…でも、罪悪感が…」
リース「あたしも…誘ってくれてるのに断り続けてるから…」
ブルー「しょうがないよ…一緒にいたら準備に間に合わないもの…」
ワニニ「とにかく早く続きやろうぜ?」
ロール「そうね」

五匹は行動に移った。その頃カイは…。

母「あんたもう少しで誕生日でしょ?」
カイ「あ、ああ…」

母と電話で話していた。

母「プレゼント送っとくから…高校頑張ってね」
カイ「うん…それじゃ…買い物に行くから」
母「じゃあね」

電話が終わり、受話器を置くと、少し暗くなった。

カイ「誕生日…か。今年のは寂しくなりそうだな」

暗くなることを考えながら買い物に出る。

カイ「さて…今日はカレー…かな?」

スーパーでメニューを考えながら、材料を取っていく。

カイ「…あ」

丁度そこへピカが現れた。

ピカ「あ、カイ…あのね…」
カイ「…」

俺はスッと通り過ぎた。今更言い訳など聞きたくなかったからだ。

ピカ「カイ…」

ピカは、少し今までの罪悪感を感じながら、カイの後ろ姿を見ていた。



カイから無視され続けて三日経ち、遂に学校は夏休みに入った。
そう。カイの誕生日は夏休み中なのだ。

ライ「明日から夏休みだが…事故とかないようになー!
なぜなら、俺の休みが減るからだ」

ライが真剣な目で言っているのを見て、全員冷や汗を垂らす。

ライ「では、解散!通信簿は教卓の上に置いとくから勝手に取ってけー」
生徒全員「ハァ!?」

生徒達は、血相を変えて自分のを取りに行く。

カイ「…ま、こんなもんか」

通信簿を閉じ、鞄に詰めていく。

ピカ「あ、カイ?明日の…」
カイ「今日の晩飯…何にすっか…」

ピカの言葉を無視して、帰っていくカイ。

ピカ「…どうしよう…」
ブルー「まさか、こんな事になるなんて思わなかった…」
ロール「やっぱり、交代で付き合ってたほうがよかったかな…?」
リース「とにかく、明日には来てくれないと困る…」
ワニニ「だよなぁ…」
五匹「う~ん…」

五匹が腕を組み、考えている。

ワニニ「よっしゃ!オイラに任せとけ!」
ピカ「え?いい方法あるの?」
ワニニ「ああ!ちょっと強制だけどな…ククク」

ワニニが、笑っているのを見て、首を傾げる四匹。

カイ「…何やってんだ?あいつら…」

実は、ピカ達の様子が気になって盗み見していた。(笑)
ただし、声は聞こえない。

カイ「何考えてんのか知らないが…絶対無視する」

心に誓って帰っていった。
そして、翌日の午後五時頃…ピンポーンとカイの家のチャイムが鳴った。

カイ「はーい」

カイが玄関を開けると、ワニニが立っていた。

ワニニ「よぉ!」
カイ「…押し売りなら間に合ってます」

扉を閉めようとしたら、足を挟んできた。

ワニニ「おい…閉めようとすんなよ」
カイ「離せ!」

閉めたくても、足が挟んであるせいで、閉まらない。

ワニニ「ちょっと付き合ってもらいたい所があってさぁ…」
カイ「やなこった」

即答した。

ワニニ「そうか…なら」

扉を無理矢理開け、カイの腕を掴んで連れ出す。

カイ「なにすんだ…離せ!」
ワニニ「いいから来いよ」

連れてこられた場所は、ピカの家だった。

カイ「こんなとこに連れてきてどうする気だ!」
ワニニ「いいから開けてみろって」

ブツブツ言いながら、カイは扉を開けた。



< パパパーン! >
カイが扉を開けた瞬間、クラッカーがカイに向けて放たれた。

カイ「…え?」
五匹「お誕生日おめでとう!カイ!」
カイ「え?え?」

カイは、呆然としている。
あまりにも、不意打ちだったので呆然としてしまったのだ。

ピカ「ゴメンね…今まで誘いを断り続けて…」
カイ「え?みんな…俺の事、嫌になったんじゃ…」
ブルー「やだ…そんな風に思ってたの?」
リース「そんなわけないじゃない!」
ロール「カイの誕生日知ったのが十日位前だったから誕生日パーティーの準備してたの」

その言葉を聞いて、カイは涙を流した。

ワニニ「お、おい…?」
ブルー「やだ…どうしたの?」
カイ「よかった…みんなに嫌われてなくて…」

カイの目からは、大粒の涙が落ちる。

ピカ「嫌いになるはずないよ!僕達ずっと友達だよ!」
ブルー「わたしもよ」
ブルー「オイラだって!」
ロール「私も」
リース「あたしもね!」
カイ「グス…ありがと…みんな…そして…ゴメン…」
ピカ「気にしないで。僕達も誘いを断ってきたんだから…」
カイ「うん…」
ブルー「さ!カイの誕生日パーティーをやりましょ!」
五匹「うん!」