Skating Skills


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SS/Overview


スケーティングは氷とブレードとの関わり合いで成り立つもの。素晴らしいスケーティングとは、滑らかな動きや方向転換中のバランスの良さ、加速、流れの持続性…。これら全てが合わさって氷上に無理のない、自然な躍動感を生み出します。スケーティングこそが、フィギュアスケートというスポーツの根幹をなすものなのです。

このビデオでは、スケーティングの質を見分ける目を養い、良いスケーティングテクニックとは何かという知識を身につける事ができるように、評価基準としてあげられている下記5点について一つずつ説明していきます。

1.Balance(バランス)
2.Flow(流れ)
3.Sureness(安定性)
4.Speed(速さ)
5.Direction(方向性)


SS/Balance



審査員はスケーターが“何を”したかだけではなく、“どう”演技したかを見なくてはなりません。スケートで何をするにせよ「バランス」は成功のために必要不可欠な要素です。

バランスの良さは良いスケーティングの鍵を握っています。滑っているときには体は動きの中で自然にバランスを取っています。【?】

スケーターの重心はエッジの動きに合わせて移動していきます。ブレードのバランスを取ることは常にもっとも大切なことです。【?】
動きに応じてバランスの取り方も多種多様です。ブレードのロッカー(カーブの頂点?)部分で滑る事の出来る選手は、足元のコントロールがしっかりして見えます。

一般的には、前に滑るときはブレードの真ん中から後ろ部分に均等に体重をかけ、後ろに滑るときはその反対に真ん中から前の方に体重をかけて、トウピックを引っかけないように滑ります。トゥピックが氷に触れてしまうと余分な力が必要になり、流れも余り良くありません。

正しいエッジワークを身につけるためには、ブレードのどの位置でバランスを取るのか、どこが氷に接すればよいのかを常に正確に理解する必要があります。これによって余分な摩擦を避け、一蹴りごとの伸びを最大限に引き延ばすことが出来るのです。きちんとバランスが取れていると、全ての動きをしっかりとコントロールすることが出来ます。

正しい姿勢は技術的にも(?)的にも大変重要です。【ワイリー】

しかしバランスという観点から見るときには、上体を良い姿勢に保つだけではなく曲げたり伸ばしたりして、スケーターの身体が広い範囲をカバー出来るような体勢でバランスを維持できなければなりません。【テサモエ】

この映像では、スケーターはアップライトポジションを取ってはいませんが、重心の殆どはブレードに等しくかかってエッジのコントロールを可能にし、スケーティングの質を高めているのがわかります。【ランビ】

バランスは技術面にも振り付け面にも密接な関わりがあります。次の例では、片足と片膝で滑りながらターンをしている間ずっとバランスを保っています。簡単そうに見えますが、そうではありません。いつどこでバランスを崩してしまうかわからないのです。【バトル】

技術要素を行っているときにバランスを崩すと、着地に影響が出るので見た目にもわかりやすいです。ここでは重心が前に傾きすぎているため、バランスを崩し流れが完全に止まってしまっています。【高橋】

安定した姿勢が維持できると、要素全体を通してバランスが取れ、流れのある演技になります。【ボイタノ】

シンクロナイズド・スケートでは全てのスケーターがバランスを維持することはチームの一体感を演出する上で欠かすことが出来ません。様々な力の作用を考慮しなければいけないにもかかわらず、この映像では16人が一体となって、完璧なバランスが取れています。【?】

ペア・スケートではバランスを取ることは技の成否だけではなく、安全性の面からも大変重要な事です。男性がリフトをしながらターンをする際には多大なバランス能力が求められます。ここでは男性がターンの一つで重心が前に傾きすぎてバランスを崩し、最後にはコントロールを失っています。【デュベダビ】

スケーターが度々両足スケーティングをしている場合は、バランス能力の不足を示していることが多いです。多くの場合(両足スケーティングの多用は)目に見えて動きがぎこちなくなり、時には足がもつれてしまう事もあります。【ボナリー】

SS/Flow (流れ)


Flow(流れ)- この言葉の定義は滑らかに、(?)、自在に移動すること。流れのあるスケーティングは一蹴りの伸びの良さ、良い姿勢で膝と足首を使った軽やかで均等なストロークなどに表れます。こうしたスケーティングは無理なくリラックスして滑っているように見え、簡単にそしてあっという間に加速することが出来ます。【クーリック】

関節の可動域が広ければ広いほど、力強いスケーティングが出来るようになります。柔らかい膝と足首の動きは流れのある滑りを保つには無くてはならないものなのです。【クーリック】

演技の中では、柔らかな膝と足首の動きは力強いジャンプに必要不可欠なだけではなく、素早く無駄のない加速にも欠かせません。これが流れのあるスケーティングにつながるのです。【カート?】【サボイ】

流れのない滑りになってしまうのは、以下の7つの原因(大罪だって!)が考えられます。この内の1つでも該当すると、ぎこちないスケーティングになってしまいます。

 1.硬い膝
 2.前屈みになりすぎる
 3.つま先で蹴る
 4.ブレードの間違った位置でバランスを取る
 5.しっかり蹴らない
 6.チョコチョコと短いステップを入れすぎる
 7.浅いカーブで滑る

こうしたスケーティングはぎこちなく、硬く見えます。

流れのないスケーティングの例を見てみましょう。まずここで、スケーターは加速するためにトウピックで蹴っています。エッジに乗れずに短いぎくしゃくした動きをしているので、殆ど流れがありません。【ボナリー】
伸びのない滑りをする選手は、ストロークの数が多くなります。そのストロークも質が悪く、蹴っても前にあまり進まないのがはっきりとわかります。【ハーディング?】

反対に、流れのあるスケーティングで軽やかに蹴って音楽に合わせて動いていると、動きがとても自然に感じられます。【浅田】

流れのあるスケーティングをする選手は、素早く加速できるのでより少ないストロークでリンク全体をカバーできます。【アブト?】

次の二つのシンクロナイズド・スケートのチームを比べると加速の仕方や流れの保ち方の違いがよくわかります。一つ目のチームは無駄のない、調和の取れたストローク、力強くコントロールされたエッジさばきをしています。ほんの2,3回のストロークだけで流れるようなスパイラルに入っていきます。

もう一つのチームは、スピードを上げるのが少し大変そうです。