不敵なる矛先

不敵なる矛先

  • 依頼主 :イウェイン(グリダニア:旧市街 X14-Y5)
  • 受注条件:槍術士レベル5~
  • 概要  :槍術士ギルドマスター、イウェインは、冒険者に「勇気」の基礎を知るための試練を課そうとしている。

イウェイン
「よ、来たな。
 そろそろ「勇気」を学ぶ試練に挑戦してもいい頃合いだ。
 以前、槍術の真価を引き出すには、
 「勇気」を鍛える必要があると教えたな?
 ただ闇雲に「勇気」と口にしろってことじゃねぇぞ。
 「勇気」とは、ある「ふたつの心」から成る。
 今回は、この「ふたつの心」の意味を、試練を通して
 お前に叩きこんでやろう。
 ひとつ目は「乱されぬ心」だ。
 強敵や複数の敵に囲まれた時、
 人は、慌て、混乱し、「心が乱れて」しまう。
 そんな状態では、槍術の力を引き出すことはできない。
 お前に課すのは、そんな状況でも
 心を乱されることなく、正しく槍を放つための
 勇気を得る試練だ。
 「リバーバンク・ヤーゾン」という魔物が
 中央森林の川辺に巣喰っている。
 漁師を襲うこともある、好戦的な魔物だ。
 奴らは、縄張りに入り込んだ獲物に
 複数匹で襲いかかり、退路を絶って仕留める習性を持つ。
 中央森林に向かい、奴らの巣に、
 この「不快な臭いの虫ダンゴ」を仕掛けるんだ。
 奴らが、たちまち襲いかかってくるだろう。
 1匹ならば、恐るに足らぬ魔物かもしれん。
 だが、2匹が同時に襲ってきたら・・・・・・?
 さあ、行け。
 「乱されぬ心」で、奴らを打ち倒してこい!」
槍術士ギルドのイウェインに報告
イウェイン
「よくやった。「乱されぬ心」を持てば、
 混乱の戦場でも、存分に力を発揮できるだろう。
 それじゃ、次の試練だ。
 次は、お前に「動じぬ心」を教える。
 恐ろしい敵や巨大な敵に襲われると、
 人は、驚き、圧倒され、思考を止めてしまうものだ。
 思考が止まり、攻撃が止まっている間は、
 それだけ敵に攻撃を与える機会を逃している。
 つまり、槍術の着実な攻撃力を無駄にしているということ。
 次の試練は、どんな敵に襲われても「動じぬ心」を知り、
 素早く戦闘態勢へと転換する勇気を学ぶ戦いだ。
 「ウォーレン牢獄」へ向かい、
 付近の「崩れた石塔」に巣食った魔物を討伐してこい。
 あの辺りは、霊災以降
 どこからともなく現れ黒衣森に棲みついた
 魔物の巣窟になっている。
 果たして、
 どんな魔物がお前に襲いかかってくるか・・・・・・。
 どんな魔物に出くわしても、
 「動じぬ心」を持って立ち向かえば、
 必ずや、退けることができるだろう。
 試練を乗り越えたならば、
 ギルドに戻り、受付の「ジリアン」に声をかけろ。
 彼女も、この「ふたつの心」を掴むのに難儀していた。
 彼女の助言は、必ずやお前の役に立つだろう。
 戦いの中で成長していくことは大事だが、
 時には先人の言葉に耳を傾け、教えを聞くことも必要だ。
 それじゃ、行ってきな。」
槍術士ギルドの受付ジリアンに報告
槍術士ギルド受付 ジリアン
「「動じぬ心」を知る試練から、戻られたようですね。
 いかがでしょう、動じぬ心の意味を
 学ぶことができましたか?
 あなたが学んだ「ふたつの心」・・・・・・
 それから成る「勇気」を磨く術は、
 戦いの度に意識をすること、それ以外にはありません。
 初めは誰しも、思うようにいきません。
 私も、心が乱され、動転し、敗北や挫折を繰り返しました。
 それでも意識することを続けるのです。
 戦いの場に立つ時は必ず、
 乱されてはいけない、動じてはいけないと強く念じるのです。
 戦いとは、力による戦闘ばかりではありません。
 ふたつの相反するものがぶつかり、葛藤が生まれる時、
 そこには戦いがあるのです。
 どのような戦いの場においても、
 乱されぬ心、動じぬ心を常々意識することで、
 あなたの「勇気」は磨かれていくことでしょう。
 イウェイン様には遠く及びませんが、
 私の助言が、少しでも鍛錬のお役にたてれば幸いです。
 それでは・・・・・・
 ・・・・・・?
 なんだか、道場が騒がしいですね。
 何かあったのでしょうか?」
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「この者たちが「槍術士」?
 ハッ・・・・・・とんだ拍子抜けです。
 もう一度言いますよ。
 槍術士ギルドの名を懸けて、私と勝負しろと言っているんです。
 それとも・・・・・・無力を晒すのが怖いんですか。」
イウェイン
「んな挑発には乗らねぇよ。」
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「フン・・・・・・あなたたちは、どこまでも臆病ですね。
 昔から変わらず・・・・・・
 ・・・・・・まだ、いましたか。」
イウェイン
「おい、待て。
 そいつはまだ、槍を持ったばかりの・・・・・・」
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「このギルドの「槍術士」でしょう? ならば、関係ない。
 彼女に免じて、ここは下がりましょう。
 ですが・・・・・・
 槍術は、「勇気」の術。
 「臆病者」が槍を持つのは、冒涜です。
 ・・・・・・見極めさせてもらいましょう。」
イウェイン
「試合は終いだ、さっさと稽古に戻れ!」
イウェインと話す
イウェイン
「おい、お前・・・・・・
 なぜ退かなかった?
 あの槍術士、にわか仕込みの腕じゃねぇ。
 退くこともできねぇほど竦んじまったのか?
 それとも・・・・・・
 ・・・・・・まあ、いい。
 あいつのことは、気にすんな。
 「道場破り」ってのは珍しいことじゃない。
 ギルドに属さぬ槍術士が、「勇気」を試しに来るのさ。
 それよりも、お前は今回の試練で学んだ
 「ふたつの心」を、しっかりと身に刻むことを考えろ。
 敵に囲まれても、「乱されぬ心」で技を放つこと。
 そして、いかなる敵に出くわしても、
 「動じぬ心」で素早く攻撃へと転換すること。
 次回は、この「ふたつの心」から成る「勇気」を
 どんな状況でも発揮するための試練を課すつもりだ。
 槍術の腕を磨いて、また顔を出しな。
 お前が再びギルドに訪れる時を、楽しみに待ってるぜ。」
  不快な臭いの虫ダンゴ:不快な臭いを放つ虫ダンゴ