フィンネア
「ふん・・・・・・。
ふたたび私に声をかけるとは、
よほど仕事に困っているか、ただの世話焼きか。
ならばもうひとつ、仕事をくれてやる。
「境樹」の付近に巣食う「ネクロファガス・スラッグ」の
駆除をしてもらおう。
ヤツらの巣である「湿った窪み」に、
この「気の抜けたエール」をまき、現れた魔物を
一匹残らず駆除するのだ。
巣は全部で3箇所だ。
さあ、さっさと行ってこい。」
フィンネア
「ネクロファガス・スラッグどもを駆除したか。
報酬を払うのだから、当然の働きだな。
ふん、どうせお前は、
この近くにある「タムタラの墓所」が
どういう場所か、知らんのだろう?
あそこは、5年前の霊災で死んだ仲間が眠る場所。
お前が倒したスラッグは、墓所にまで出張っていき、
手向けられた花を食い荒らしていたのだ。
魔物が増殖し、餌が足りていないせいだ。
決して魔物どもに悪意があるわけではない。
だが、あまりにも・・・・・・やるせないな。
・・・・・・喋りすぎた。
これは報酬だ。さっさと受け取れ。」