永き冥路の果てに

永き冥路の果てに

  • 依頼主 :ウヌクアルハイ(暁の間 X6-Y5)
  • 受注条件:レベル60~
  • 概要  :石の家のウヌクアルハイは、「三闘神」最後の一柱に関する依頼をしたいようだ。

ウヌクアルハイ
「光の戦士よ・・・・・・
 とある「調査」に、ご協力いただけないでしょうか?
 三闘神の、最後の一柱に関するものです。
 その名は、鬼神「ズルワーン」・・・・・・
 南方大陸の獣人が奉じた、異形の神とされます。
 「魔科学研究所」には、その顕現を維持するため、
 テンパードの生体が保存されているはずですが・・・・・・
 位置はまだ、特定できていません。
 先の一戦で、女神ソフィアのテンパードが目を覚まし、
 思わぬ危機を招いたことは、ご存じのとおり・・・・・・。
 「暁」も事態を重くみて、調査を始めました。
 ・・・・・・ただ、貴方や僕のような「異能」を必要とする区画も多く、
 協力要請が入ったしだいです。
 「アジス・ラー旗艦島」にて、のちほどお会いしましょう。」
ウヌクアルハイ
「鬼神のテンパードは、研究所のどこに保存されているのか・・・・・・。
 調査への協力要請が入っています。
 「アジス・ラー旗艦島」にて、のちほどお会いしましょう。」
アジス・ラー旗艦島の指定地点で待機
クルル
「・・・・・・Nikuqさん、大変よ!
 調査どころじゃなくなってしまったわ。
 帝国軍が、魔科学研究所に侵入したの!」
ウリエンジェ
「レグラ・ヴァン・ヒュドルス率いる、第VI軍団のようです。
 幾重にも施した封印魔法を、いかにして破ったのか・・・・・・。」
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「・・・・・・封印は、内部から破壊されていた。
 蛮神の強大な力によってな。」
レグラ・ヴァン・ヒュドルス
「貴様らと、刃を交えるつもりはない。
 ・・・・・・それよりも、聞け。
 鬼神「ズルワーン」の信者が目覚め、覚醒の儀式を始めたのだ!」
ヤ・シュトラ
「女神ソフィアのテンパードに続いて、鬼神の信者まで?
 偶然とは思えないわね。
 まさか・・・・・・女神の信者が、他種族の眠りをも解いたとでもいうの?」
ウヌクアルハイ
「それは・・・・・・・・・・・・充分にありうる話です!
 彼らには、アラグという共通の敵がいましたから。」
レグラ・ヴァン・ヒュドルス
「ようやく、事態が呑み込めたか。
 ズルワーンは完全覚醒を目前にしている。
 我が軍団の決死隊が突入し、儀式を止めるべく交戦中だ。
 ・・・・・・無論、軍団長として、部下まかせにするつもりはない。」
クルル
「危険すぎるわ!
 「超える力」を持たない人は、テンパードにされる恐れが・・・・・・!」
レグラ・ヴァン・ヒュドルス
「そう思うなら、力を貸せ。
 覚悟の上で、志願した者たちだが・・・・・・無駄死にはさせたくない。」
ウヌクアルハイ
「つまり・・・・・・
 共闘を申し出るというのですか?」
レグラ・ヴァン・ヒュドルス
「ここにあるのは、数度の侵入でほころびる欠陥技術とわかった。
 とうてい、皇帝陛下へ献上できるシロモノではない。
 現にアラグの秘術とやらは、蛮神を制御できておらんではないか!
 我を二度までも破った、その力・・・・・・
 鬼神「ズルワーン」を滅するため、用立ててはくれんか?」
ヤ・シュトラ
「ずいぶんと、身勝手な話ではなくて?
 あなたたちのおかげで、私たちはイゼルを喪った。
 それを今になって・・・・・・!」
レグラ・ヴァン・ヒュドルス
「フン・・・・・・やはり、そう出るか。
 しょせんは蛮族、一時の感情を超えた判断など期待できぬようだ。
 氷の巫女の一件について、ここで弁明しようとは思わん。
 我らは我らの、貴様らは貴様らの正義をつらぬいた結果。
 だが、ひとつ言わせてもらうならば・・・・・・
 我々も貴様らに、多くの同胞を奪われているのだ!
 その、わだかまる思いを殺した上で、
 エオルゼアの英雄と呼ばれる貴様の異能・・・・・・いや、理性に賭けた。」
ウリエンジェ
「蛮神討滅という一点において、我々は目的を一にする・・・・・・。
 ならば一時の共闘関係を築くことも、できるはずだと?
 ・・・・・・ヤ・シュトラ嬢、私も素直に受け入れる気にはなれません。
 ただ光の戦士を頼みに義をかざすのは、それこそ身勝手というもの。
 決断はNikuqさん自身にゆだねましょう。」
(なんと答える?)
(・・・・・・まずは鬼神を止めよう)
ヤ・シュトラ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・仕方ないわ、ともに戦いましょう。
 ほかならぬ、あなた自身がそう言うのだから。」
ウヌクアルハイ
「・・・・・・僕たちもまた、蛮神に抗する異能を持つ者。
 最後まで、戦い抜くつもりです。」
レグラ・ヴァン・ヒュドルス
「・・・・・・恩に着るぞ。」
(帝国軍とは組めない)
レグラ・ヴァン・ヒュドルス
「そうか・・・・・・もとより、期待はしていなかった。
 すべては皇帝陛下のため、最も勝算の高い可能性に賭けたまで。
 邪魔したな。」
ウヌクアルハイ
「僕は・・・・・・同行します。
 微弱ながら、僕にも蛮神に抗する異能があります。
 そして、事態は一刻の猶予もない・・・・・・ならば・・・・・・!」
クルル
「・・・・・・わたしも行くわ。
 いま何もしなかったら、一生後悔しそうだもの。
 Nikuqさん、あとのことはよろしくね。」
ヤ・シュトラ
「・・・・・・後輩たちに、一本取られたようね。
 過去の因縁に囚われ、鬼神の覚醒を許しでもしたら・・・・・・
 イゼルに顔向けできないわ。」
ウリエンジェ
「いまならまだ、間に合います。
 ・・・・・・追いましょう、彼らを。」
(・・・・・・・・・・・・)
レグラ・ヴァン・ヒュドルス
「すぐには、答えが出せぬか・・・・・・無理からぬことだ。
 だが返答を待つ猶予は、我にはない。
 こうする間にも、部下が蛮神討滅に身命を賭して戦っているのでな。」
ウヌクアルハイ
「・・・・・・いいのでしょうか?
 彼らは、蛮神に抗する異能を持ちません。
 このままでは鬼神が完全に目覚め、取り返しのつかないことに・・・・・・。」
クルル
「仇敵と手を組むべきだなんて、とても言えないけれど・・・・・・
 このときを逃せば、事態が悪化する一方なのも事実ね。」
ウリエンジェ
「その上、いまならば、厄介な帝国軍の妨害はない・・・・・・。」
ヤ・シュトラ
「レグラを追って、提案を受け入れましょう。
 過去の因縁に囚われ、鬼神の覚醒を許した愚者・・・・・・
 そんな汚名を着せられるのは、ごめんだわ。」
アジス・ラー旗艦島のウヌクアルハイと話す
ウヌクアルハイ
「ウリエンジェたちは、魔科学研究所の奥に向かいました。
 僕たちも続きましょう!」
ヤ・シュトラ
「鬼神「ズルワーン」・・・・・・!
 すでに、目を覚ましつつあるわ!」
ウリエンジェ
「アラグの装置を利用して、鬼神にエーテルを注いでいるようです。
 すみやかに供給源を断たねば・・・・・・!」
レグラ・ヴァン・ヒュドルス
「破壊すべきは・・・・・・・・・・・・あの4つか。」
ヤ・シュトラ
「待って・・・・・・様子が変だわ!」
ウヌクアルハイ
「同士討ち・・・・・・?
 いえ・・・・・・鬼神の瘴気を浴びて、テンパードにされる者が出たんです!
 異能を持たぬ者が近づけば、二の舞に・・・・・・!」
クルル
「・・・・・・わたしたちが行くわ。
 Nikuqさん、ウヌクアルハイくん。
 3人でいっせいに散開して、装置を破壊しましょう!」
レグラ・ヴァン・ヒュドルス
「装置は4つ・・・・・・3人では数が足らんな?
 残るひとつは、この剣で引き受けよう。
 要は、瘴気を浴びねばよいのだ!」
ウリエンジェ
「ここに来た時点で、我々も肚(はら)は決まっています・・・・・・!」
レグラ・ヴァン・ヒュドルス
「いや・・・・・・この場は我にまかせてもらう。
 そのかわり、部下の救護を頼みたい。
 まだ、息のある者がいる・・・・・・。」
ウヌクアルハイ
「・・・・・・ひとりで、できるだろうか?
 こんなとき、もしも僕が、本当の・・・・・・・・・・・・」
レグラ・ヴァン・ヒュドルス
「いちど戦場に立つと決めたのなら、戦い抜いてみせろ。
 蛮神に抗しうる異能・・・・・・貴重な才を無駄にするな。
 ・・・・・・ゆくぞ!」
クルル
「ズルワーンが・・・・・・・・・・・・!
 ウヌクアルハイくん!」
レグラ・ヴァン・ヒュドルス
「ヌォォオオッ!」
ヤ・シュトラ
「止まってくれた・・・・・・?」
ウヌクアルハイ
「なぜ・・・・・・僕をかばって・・・・・・。」
レグラ・ヴァン・ヒュドルス
「無論・・・・・・その異能ゆえだ。
 貴様が生きていれば、いつか皇帝陛下のお力になるやもしれん。
 蛮神ごときにくれてやるには、惜しい才だ・・・・・・。
 ヴァリス陛下は・・・・・・戦しか知らぬ我を取り立て・・・・・・
 後ろ盾となってくださった・・・・・・。
 ゆえに我が命を、陛下に・・・・・・帝国にささげることをためらいはせん。
 グッ・・・・・・・・・・・・あとは貴様らに託すしかないようだ。
 兵たちを、頼む。
 そして星を蝕む、忌まわしき蛮神を・・・・・・討て・・・・・・。」
ウリエンジェ
「・・・・・・いったん退いて、態勢を整えましょう。
 彼が、身命を賭して作った好機・・・・・・逸するわけにはまいりません。」
ヤ・シュトラ
「ズルワーンを前にして、あらためて実感したわ。
 あなたたち「超える力」を持つ者たちは、
 これほどまでに危険な場所で戦っていたのだと・・・・・・。」
ウリエンジェ
「負傷兵たちは、命に別状こそありませんが・・・・・・
 これ以上戦うのは無理です。
 本国から迎えが来るまで、ここにいてもらいましょう。」
クルル
「レグラは相容れない思想の持ち主と思っていたけれど・・・・・・
 敵ながら、尊敬に値する将だったわね・・・・・・。
 彼は皇帝にも、大いに信頼を置かれていたそうよ。
 蛮神の制御技術に欠陥があるという、レグラの判断は、
 今後、とても大きな意味を持つかもしれないわ。」
第VI軍団の十人長
「敵に命を救われるなど・・・・・・。
 だが、その生き恥も、軍団長閣下を本国へ送り届けるためならば、
 忍んで受けよう。
 軍団長閣下と皇帝陛下は・・・・・・年来の知友でもあった。
 陛下は、いたく悲しまれることだろう・・・・・・。」
第VI軍団の軍団兵
「頼む・・・・・・ズルワーンの覚醒を止めてくれ。
 信者たちはまだ、研究所内に多数潜伏している。
 放っておけば、再び蛮神の覚醒を試みるはずだ・・・・・・。」
(石の家)
ウヌクアルハイ
「魔大陸中枢へ向かうには、
 アジス・ラー旗艦島の「認証システム」に、
 話しかけてください。」
魔大陸中枢のウヌクアルハイと話す
ウヌクアルハイ
「レグラ・ヴァン・ヒュドルス・・・・・・。
 僕にもっと力があれば、彼は、死なずに済んだはずでした。」
クルル
「その話はあと!
 いまはレグラのためにも、鬼神「ズルワーン」を確実に葬るのよ!」
ヤ・シュトラ
「クルルの言うとおりね。
 レグラが命と引き換えに、拘束具を破壊したことで、
 ズルワーンは、半覚醒状態に戻ったけれど・・・・・・
 生存者の話では、ほかにも信者が潜伏しているわ。
 残った装置で、また蛮神の覚醒を試みるはず・・・・・・。」
ウリエンジェ
「・・・・・・まずは、その動きを抑えましょう。
 クルル嬢とウヌクアルハイとで、管制部に乗り込んで制圧。
 鬼神の完全覚醒を阻止してください。
 ・・・・・・当然、テンパードの抵抗を受けるでしょうが、
 私とヤ・シュトラ嬢が先行し、これを殲滅します。
 そして、この作戦の要は・・・・・・
 Nikuqさん、あなたです。
 えりすぐりの精鋭を率い、十全に準備を整えて、
 鬼神「ズルワーン」を、完膚なきまでに滅してください。
 ・・・・・・敵として出会い、同志として散った猛将の心に応えるためにも。」
クルル
「鬼神「ズルワーン」の討滅まで、あと、もう一歩よ!
 奮戦した決死隊とレグラのためにも、絶対、勝ちましょうね!」
ウヌクアルハイ
「僕には、覚悟が足りませんでした・・・・・・。
 レグラの言葉どおり、戦場に立ったからには、
 次こそは一心に、自分の仕事を成しとげたいと思います。」
第VI軍団の十人長
「軍団長閣下の遺体は・・・・・・我々の手で本国に移送する。
 遺品となった剣を回収できないのは、心残りだが・・・・・・。」
第VI軍団の軍団兵
「決死隊に志願しながら、生き残ってしまうとは・・・・・・無念至極。
 この怪我さえ癒えれば、まだ戦えるものを・・・・・・!」
鬼神「ズルワーン」を討滅
クルル
「託された想い 無駄にはできないわ
 みんな 鬼神「ズルワーン」を倒して お願い!」
拘束システム
「拘束システム、最終解放シーケンスに移行・・・・・・
 作業関係者以外は、ただちに退避してください・・・・・・。」
ズルワーン
「我がまどろみの時は終わった・・・・・・」
「かつてアラグの奸計に破れ、囚われし屈辱・・・・・・」
「幾千の昼と夜が過ぎようとも・・・・・・」
「永劫司る我には、忘れ得ぬ・・・・・・」
「正義の遂行を乞われ、降り立ったならば・・・・・・」
「我が与えるは「勝利」の祝福・・・・・・」
「我は鬼神「ズルワーン」・・・・・・」
「すべての神々の頂点に立つ者にして・・・・・・」
「貴様たちを屠る者なり!」
拘束システム
「拘束システム、最終解放シーケンス完了・・・・・・
 以後、闘神はシステムの制御下から離れます・・・・・・!」
ズルワーン
「善と悪、その戦いに果てはない・・・・・・。
 どちらかが完全に滅するまでは!」
「我が怒りは、炎となって燃え上がり・・・・・・」
「もはや、我に迷いなし!」
「我が嘆きは、氷となって凍て付き・・・・・・」
「すべてを超越するッ!」
「解放しようぞ、我が力ッ!」
「凍りし炎の鎧まとい、翼大いに広げ・・・・・・
 我、ふたたび舞い戻らん!」
「裁きの時だ・・・・・・アフラ・マズダー!」
「驚いた・・・・・・よもや、人が我が裁きを耐え抜こうとは・・・・・・
 よかろう、死の果てまで戦い続けようぞ!」
「肉体に刻まれし、刻印を発動する・・・・・・
 永劫に苦しめ!」
「逡巡が、ほころびを生んだというのか・・・・・・!?」
「これが運命と云うのなら・・・・・・我は・・・・・・。」
クルル
「Nikuqさん、本当におつかれさま!」
ヤ・シュトラ
「最後まで抵抗を続けていたテンパードも、すべて殲滅したわ。
 「三闘神」討滅計画、ついに完了ね!」
ウヌクアルハイ
「・・・・・・貴方なしでは、決して成就しえなかったでしょう。」
ウリエンジェ
「そしてもうひとり、忘れてはならないのが・・・・・・
 死地からの活路を切り拓き、散ったレグラです。
 遺体は、生き残りの兵に伴われ、故国へ発ちました。
 彼らは神の存在を認めぬ民。
 自分たちなりの方法で、弔わせてほしい・・・・・・と。」
ヤ・シュトラ
「休戦は、あくまで一時的なもの。
 次会うときは、彼らと斬り結ぶことになるかもしれない。
 ・・・・・・それでも、黙って送りだすほかなかったわ。
 彼らの話では、実力主義で知られる現皇帝ヴァリスは、
 若き日からレグラと友誼を結び、その武才を高く買っていたそうよ。
 彼が軍団長にまで昇りつめたのも、現皇帝の推挙があったから。
 愚直な武人を自認するレグラは、
 自分を取り立てた皇帝に、絶対の忠義を誓っていた・・・・・・。
 そんな話を聞くと、少し切なくなるわね。」
ウヌクアルハイ
「その最期は・・・・・・間違いなく英雄的でした。
 レグラだけじゃありません。
 ためらわず渦中に飛び込んだ、クルル殿に、光の戦士・・・・・・。
 それにひきかえ・・・・・・僕は肝心なときに、何もできなかった・・・・・・。
 光の戦士を支えて、世界を救うなど・・・・・・
 そのような資格も、資質もない・・・・・・。」
クルル
「・・・・・・不思議な悩み方をするのね。
 自分に資格があるかどうかなんて、気になるものかしら?」
ウヌクアルハイ
「それは・・・・・・・・・・・・僕自身の身の上が、そうさせるのかもしれません。
 次に「石の家」でお会いしたときに・・・・・・すべてお話しします。」
石の家のウヌクアルハイと話す
ウヌクアルハイ
「鬼神「ズルワーン」の討滅、本当におつかれさまでした。
 「暁」のみなさんも、もうすぐいらっしゃいます。
 しばし、お待ちください・・・・・・。」
ウヌクアルハイ
「先にお約束したとおり、包み隠さずにお話ししたいと思います。
 僕がいったい・・・・・・何者か。
 最初に、大切なことを言っておきます。
 僕は、この世界の・・・・・・この次元の住人ではありません。
 故郷の次元で、「超える力」を持って生まれながら、
 滅びゆく世界を救えなかった幼き光、すなわち・・・・・・
 貴方に・・・・・・
 「光の戦士」になれなかった存在です。
 世界が危機に瀕したとき、僕はただの幼子にすぎませんでした。
 長い歴史の中で、たった数年、生まれるのが遅かったために・・・・・・
 ほかの英雄の卵たちも、孵(かえ)ることなく死んでゆきました。
 僕が救えなかった世界は・・・・・・・・・・・・
 「ヴォイド」と呼ばれています。
 滅びの原因は・・・・・・やはり蛮神です。
 「聖石」と呼ばれる石に、蛮神の力を封じる魔法が濫用され、
 聖石をあやつる英雄たちは、いつしか石のしもべと化した・・・・・・。
 彼らは、生命の源であるエーテルを奪いあう「魔」に変貌しました。
 しかし「闇」に抗する「光」は、あまりにも弱く、
 争いを止めうる者は、どこにもいなかった・・・・・・。
 魔と魔の争いは、さらなるエーテルの枯渇を呼び、ある日、
 「闇の氾濫」と呼ばれる世界の終焉が訪れました・・・・・・。
 美しい世界を一瞬で「無」に帰した、霊災をも超える巨大な災厄が。
 この世界で貴方がたが目にしたであろう、ヴォイドの妖異たち・・・・・・
 彼らは、残りわずかなエーテルをむさぼる魔と化した、
 人や生きものの、なれの果てなのです・・・・・・。
 戦いに敗れ、最期を迎えようとしていた僕の魂を見つけ、
 次元の狭間へと引き上げたのが、我が主でした。
 ・・・・・・のちに、僕をウリエンジェに引き合わせた人物です。
 彼は、この世界の理について、僕に講じました・・・・・・。
 この世にはいくつもの次元が存在し、その在り方をめぐって、
 「闇」と「光」が争っていること。
 その均衡が急速に瓦解すれば、
 「闇の氾濫」のごとき大災厄が起き、ひとつの次元が「無」へ還る。
 それは、光と闇のいずれもが望まぬ、最悪の結果であること。
 「調停者」と名乗る彼は、
 原初世界・・・・・・このハイデリンもまた、危機に瀕していると告げました。」
ウリエンジェ
「白き衣の調停者・・・・・・。
 かの者がいかなる思惑を持って、そのことを告げたのか?
 その本性は、善か、悪か・・・・・・?
 それらについては、私がいつか、問いただすことにいたしましょう。
 いずれにせよ、ハイデリンが危地にあることは疑いなき事実。
 ・・・・・・それを知ったあなたは、どのような選択を?」
ウヌクアルハイ
「主の使いとなり、この世界へと送り込まれることを選びました。
 今度こそ世界を救いたい・・・・・・故郷の惨禍を繰り返させたくない。
 それは間違いなく僕自身の想いであり、意思でした。
 けれど、いざという瞬間、僕は逡巡してしまった・・・・・・。
 これでは世界を救うことなど、できそうもありません。」
ウリエンジェ
「私の眼には、こう映ります・・・・・・卵の殻を破れなかったあなたは、
 「英雄とは、如何にあるべきか?」という問いを前にして・・・・・・
 信ずるに足る答えがみつけられず、立ちすくんでいる。
 ・・・・・・けれど、こう考えてはどうでしょう?
 英雄が世界を救うのではない。
 世界を救った者が、英雄と呼ばれるのだ・・・・・・と。」
ヤ・シュトラ
「何を信じるかより、信じて行動すること自体が大事なときもあるわ。
 レグラは、最後まで皇帝への忠誠をつらぬいた。
 それが結果として、世界を救う英雄的行為となった・・・・・・。」
クルル
「わたしが信じてるのは・・・・・・・・・・・・
 たぶん、「仲間」かな?
 わたしが、迷いなく動けるのはね・・・・・・もしも道を誤ったときは、
 Nikuqさんたちが、正してくれる。
 ・・・・・・そう、信じてるから。」
ウヌクアルハイ
「「仲間」か・・・・・・。
 世界が最後の日を迎えるまで、僕はいつもひとりぼっちでした。
 だから仲間というのが、どういうものなのか、
 よく、わからなくて・・・・・・。」
クルル
「たったひとりで、滅びの定めと戦いつづけてきたんだね。
 だけど、もう・・・・・・
 ひとりぼっちなんかじゃないよ。」
ヤ・シュトラ
「・・・・・・「暁」は、新しい仲間を歓迎するわ。」
ウヌクアルハイ
「いつか世界を救えると信じて、僕は進みつづけようと思います。
 たとえ道を誤っても、正してくれる仲間がいますから。
 ・・・・・・・・・・・・すみません。
 長い時間、素顔でいるのはひさしぶりだったので・・・・・・
 急に、恥ずかしくなってきました。」
ウリエンジェ
「私は、素顔がいちばんと思いますけどね・・・・・・。」
ヤ・シュトラ
「ウリエンジェ・・・・・・・・・・・・
 その顔で言っても、まったく説得力がないわよ?」
ウヌクアルハイ
「フフフ・・・・・・。
 僕に、何かご用でしょうか?」
(何を聞きたい?)
(あなたについて)
ウヌクアルハイ
「僕の素性については、すでに明かしたとおりです。
 貴方に、「仲間」として認めてもらうためにも・・・・・・
 これからは、何事も隠し立てしないつもりでいます。
 僕の心に、嘘いつわりがないことを示すために・・・・・・
 この仮面を外して、お話させていただきます。
 僕の生まれ故郷は、この次元ではありません。
 今は「ヴォイド」と呼ばれる、すでに滅びた世界です。
 そこでは英雄たちが、蛮神の力を封じた「聖石」に魂を奪われ、
 「闇」の化身となっていきました。
 それに抗するべき「光」は、幾人(いくたり)かの幼子のみ・・・・・・。
 歳若かった僕たち異能者は、おたがいの存在を知ることもなく敗れ、
 ついには「闇の氾濫」・・・・・・真の破滅を招くに到りました。
 あとに残ったのは、闇の使徒すらも見捨てた・・・・・・無の世界です。
 ・・・・・・すでにお話ししたことを、こうしてもう一度、語ったわけは、
 貴方がたに、同じ過ちを繰り返してほしくないからです。
 さいわい、ここには僕の世界になかったものがそろっています。
 貴方という「光」があり、僕が持たなかった力、
 「暁」という智慧、そして仲間・・・・・・すべてが、光とともにある。
 ・・・・・・そして今では、確信しています。
 僕をこの次元に招き入れ、貴方と引き合わせためぐりあわせもまた、
 貴方という「光」をめぐる、運命の導きなのだと。」
「三闘神」討滅記
(「鬼神」の章)
「鬼神」の章
「魔科学研究所にて、鬼神「ズルワーン」の信者が目覚め、
 彼らの主神を完全覚醒させようと、活動を開始。
 我々は帝国軍第VI軍団とともに、覚醒を止めるべく突入した。
 帝国軍は第VI軍団長レグラ・ヴァン・ヒュドルスをはじめとする、
 多大な犠牲を出しつつも、完全覚醒の阻止に尽力。
 後に続いた光の戦士と精鋭たちによって、鬼神は討滅された。
 ヒュドルス軍団長は、アラグの蛮神制御技術の欠陥を確信するや、
 潔く奪取を断念し、我々と共闘する英断を下した。
 皇帝への忠誠と友誼をつらぬき、蛮神討滅を優先したのだ。
 「三闘神」討滅計画における、最大の障害と目された帝国軍にすら、
 星の危機にあって、正しい決断をした将がいた・・・・・・。
 このことは、我らの戦いにおいて大きな意味を持つ。
 僕の生まれた次元・・・・・・現在では「ヴォイド」と呼ばれる世界では、
 英雄たちは、たがいに争うことをやめず、自滅の道を歩んだ。
 それぞれの目的に拘泥し、最後はみな「無」に呑まれたのだ・・・・・・。
 一方、ハイデリンと呼ばれるこの星にはすでに力強い「光」がある。
 「光」と「闇」が均衡を保てば、世界は崩壊をまぬがれるが、
 警戒すべきは、「光」の伸張もまた、均衡を崩しうること・・・・・・。
 だが、「光」とともに戦い、時には誤りを正す仲間がいれば、
 破滅を回避し、星を救済へと導くこともできるだろう。
 ヒュドルス軍団長の英断は、その希望を示すものであった・・・・・・。」