黄金色の災禍

黄金色の災禍

  • 依頼主 :ウヌクアルハイ(暁の間 X6-Y5)
  • 受注条件:レベル60~
  • 概要  :石の家のウヌクアルハイは、「三闘神」討滅計画の次なる一手を実行しようとしている。

ウヌクアルハイ
「光の戦士よ・・・・・・いよいよ「三闘神」討滅計画の、
 次なる一手を打つときが来ました。
 今度の討滅目標は、女神「ソフィア」です。
 実は、先に帝国軍と一戦交えた際、女神を封じた区画で、
 ヤ・シュトラ殿が奇妙なエーテル反応を検知したのです。
 分析結果は「覚醒の危険あり」・・・・・・!
 女神「ソフィア」の討滅を急ぐ必要があります。
 各々の準備を整えましたら、
 アジス・ラー旗艦島にて、合流いたしましょう。」
アジス・ラー旗艦島でウヌクアルハイと合流
ウヌクアルハイ
「「暁」の方々は、まだのようです。
 ここで到着をお待ちしましょう。
 あの音は・・・・・・?」
クルル
「Nikuqさん、ウヌクアルハイくん!
 敵襲よ!
 いま、ヤ・シュトラさんたちが応戦しているわ!」
一の従者
「ハハハッ・・・・・・手応え充分だな!
 アラグにも、こんな使い手がいたか!」
二の従者
「あらァ?
 惰眠をむさぼってる間に、腕が鈍ったのかしらァ?」
三の従者
「無駄口はいらんぞ!
 時は充分に稼いだ・・・・・・引き揚げるッ!」
一の従者
「『女神は死なず、天空の繭(まゆ)より再誕す。
  暴虐なる龍王を傍らに、天の秤もて神罰を下さん・・・・・・』
 我らが女神は、すでに目覚めた!
 貴様らアラグの民が造りし揺籃(ようらん)が、
 貴様ら自身の滅びを招く・・・・・・覚えておけ!」
ヤ・シュトラ
「ありがとう、Nikuq。
 助けにきてくれたのね?」
ウリエンジェ
「聞き慣れぬ言葉をあやつる、異形の襲撃者・・・・・・。
 古式の南方言語のようにも聞こえましたが・・・・・・。」
クルル
「わたしたちのことを「アラグの民」と呼んでいたわ。
 それから、「我らが女神は、すでに目覚めた」って・・・・・・!」
ヤ・シュトラ
「「超える力」で、彼らの言葉が理解できたようね。
 我らが女神・・・・・・すなわち、ソフィアのこと?」
ウリエンジェ
「なるほど・・・・・・。
 彼らは、アラグ帝国が滅びたことを知らぬ南方大陸の民・・・・・・
 女神ソフィアのテンパードでしょう。
 彼らはアラグの侵攻に抗するために、蛮神を召喚したと聞きます。
 我らを憎きアラグの民と見誤って、危害をくわえんとした・・・・・・。」
ウヌクアルハイ
「それよりも、女神の覚醒が真実だとしたら、一大事です!
 ・・・・・・現にその信者は目覚め、研究所を抜け出しています。」
クルル
「急ぎましょう!
 わたしとウヌクアルハイくんとで、拘束具の制御を奪う。
 Nikuqさんは、その間に女神を討滅して!」
ヤ・シュトラ
「あなたたちは、女神を封じた閉鎖区画へ急いで!
 ウリエンジェと私は、ほかに目覚めた信者がいないか探すわ。
 ・・・・・・これ以上の妨害を、許すつもりはない。」
ウヌクアルハイ
「・・・・・・クルル殿。
 襲撃者が最後に何と言っていたか、覚えていますか?」
クルル
「『女神は死なず、天空の繭(まゆ)より再誕す。
  暴虐なる龍王を傍らに、天の秤もて神罰を下さん・・・・・・』
 繭、天の秤、そして龍王・・・・・・気になる言葉ね。」
(レヴナンツトール)
ウヌクアルハイ
「『女神は死なず、天空の繭(まゆ)より再誕す。
  暴虐なる龍王を傍らに、天の秤もて神罰を下さん・・・・・・』
 いったい、何を暗示した言葉なのでしょうか?」
女神「ソフィア」を討滅
(クルルの声)
「みんな 女神「ソフィア」の討滅 まかせたわよ!
 例の信者たちにも気をつけて!」
ソフィア
「無知なる者たちよ・・・・・・。
 叡智の前に、ひれ伏しなさい・・・・・・!」
「我が娘よ、叡智を伝えるのです。」
「我が命により降りし、星々によって、
 死の重みを知りなさい・・・・・・!」
「我が忠実なる使徒たちよ・・・・・・。」
「無知の罪は、あまりにも重い・・・・・・。
 死しても呪いは消えぬのです。」
「出でよ、叡智の天秤・・・・・・!」
「貴方の魂を量りましょう・・・・・・!」
「まさか・・・・・・調和をもたらす者だとでも!?」
「見よ、天より降りし、星々の動きを・・・・・・!
 この重みが、秤を揺らす・・・・・・。」
「罪には罰を・・・・・・その調和が魂を救うのです。」
(ソフィア
「受けなさい!」)
ソフィア
「ああ・・・・・・叡智が失われてゆく・・・・・・。」
ヤ・シュトラ
「ごくろうさま・・・・・・その様子だと、上首尾だったようね!
 クルルたちからも、まもなく戻ると連絡があったわ。
 それにしても・・・・・・
 なぜいま、古代のテンパードたちが覚醒してしまったのかしら?
 数千年も眠りについていた彼らが・・・・・・。」
クルル
「・・・・・・その謎は、解明できたわ!」
ウヌクアルハイ
「閉鎖区画で、ガレマール帝国兵の遺体を発見しました。
 先に研究所に侵入した際、女神に近づきすぎ、
 テンパードと化したものと思われます。
 すでに女神は、なかば覚醒状態にあったのでしょう。
 侵入した兵士に命じて封印を解かせ、3人の従者・・・・・・
 古代のテンパードを解放したのです。」
ウリエンジェ
「研究所の調査を命じられた兵となれば、相応の知識もあるはず。
 古の機器を操作し、眠れる従者を覚醒させることもできたと・・・・・・。」
ウヌクアルハイ
「どうやら、それだけではないようです。
 アラグの記録によれば、実は女神を封じた拘束具には、
 保安上の「穴」があったようなのです。
 第三星暦の末期、南方大陸の諸族は、アラグ帝国に侵攻を受け、
 敗滅が決定的となっていました。
 そこで狡智に長けた女神は神託を通じ、信徒に計略をさずけたとか。
 彼らはアラグ帝国内部の反乱分子と手を結び、
 女神の拘束具に、保安上の穴を開けておいたのです。
 そして女神とその従者は、あえてアラグに捕縛されました・・・・・・!」
クルル
「囚われの身となって、アラグの都の奥深くへと入り込む。
 それから拘束具を解いて、巨大帝国の中枢に一撃を加える・・・・・・
 それが、女神と反乱分子の計画だったの!」
ウヌクアルハイ
「しかし、この計画は事前に露見し、未遂に終わりました。
 イシュガルド教皇とガレマール帝国が侵入することがなければ、
 歴史の闇に葬られ、陽の目をみることもなかったはず。」
クルル
「・・・・・・女神の従者たちは、こんな予言を口にしていたわ。
 『女神は死なず、天空の繭(まゆ)より再誕す。
  暴虐なる龍王を傍らに、天の秤もて神罰を下さん・・・・・・』」
ウリエンジェ
「「繭」が示すは、女神の拘束具・・・・・・。
 再び現れし女神が「龍王」・・・・・・つまり、バハムートをも解き放ち、
 アラグに神罰を下すという筋書きですか・・・・・・。」
ヤ・シュトラ
「・・・・・・愚かすぎる計画ね。
 実行すれば、霊災にも匹敵する大惨事が引き起こされる・・・・・・
 南方大陸だって無事では済まなかったことでしょう。」
ウヌクアルハイ
「南方の民の故郷は、すでに滅びようとしていたんです。
 蛮神という「毒」をもって、アラグという毒を制する可能性に、
 懸けてみたくもなったのでしょう。」
ウリエンジェ
「いかなる技術も、故意に仕組まれた罠の前には無力。
 真に脅威を排除するには、蛮神を滅するほかないということです。
 「石の家」へと戻り、次なる討滅計画を練るといたしましょう。」
ウヌクアルハイ
「・・・・・・・・・・・・脅威は、皆が考えているよりも、ずっと大きい。
 だから、誰かがやらなくてはならないんだ。
 残る女神のテンパードすべてを・・・・・・「抹消」する仕事を。」
認証システム
「ブゥン・・・・・・休眠中のテンパードの生命維持を停止します。
 機密コードを入力してください。」
ウヌクアルハイ
「・・・・・・・・・・・・。」
認証システム
「生命維持プロセスの停止が完了しました。」
石の家のウヌクアルハイと話す
ウヌクアルハイ
「ようこそ、光の戦士よ。
 ちょうどヤ・シュトラ殿もこの部屋にいらっしゃるとか・・・・・・。」
ヤ・シュトラ
「Nikuq、あなたも来ていたのね。
 今日は、彼に話があって来たの。
 「魔科学研究所」で眠っていた女神のテンパードが、
 何者かに生命維持を止められ、すべて「抹消」されていたわ。
 手を下したのは・・・・・・あなたね?」
ウヌクアルハイ
「・・・・・・・・・・・・はい、僕の独断行動です。
 先に閲覧したアラグの記録から、あの場所が、
 僕たちの想像よりはるかに危険な施設だと知ったからです。
 「魔科学研究所」は単なる研究施設ではありません。
 より遠大な計画の一環として建造された、「実験場」です!
 魔神と女神は、いずれも奇妙な球体に封じられていました。
 その球体は、とある小天体の試作品なのです・・・・・・!」
ヤ・シュトラ
「小天体って・・・・・・衛星「ダラガブ」のこと!?」
ウヌクアルハイ
「蛮神バハムートを封じ、第七霊災をもたらした衛星「ダラガブ」・・・・・・
 闘神たちを封じた球体は、その雛型に間違いありません。
 あの施設は、霊災の萌芽を3つも抱えていたのです!
 かかる脅威を排除するために、無抵抗のテンパードの生命を断つ・・・・・・
 それは英雄たる光の戦士にふさわしい仕事とは言えません。
 だから・・・・・・・・・・・・僕が手を下しました。」
ヤ・シュトラ
「事情は了解したわ。
 私の想像以上に、事態は深刻だったということもね。
 ・・・・・・ただ、これだけは言わせてちょうだい。
 そうやって、彼女を、
 「英雄」という偶像に押し込めるのはやめなさい!
 蛮神と戦うと決めた時点で、信徒との戦いが避けられないことは、
 彼女だけじゃない、「暁」の誰もが覚悟してるわ。
 英雄としてでなく、人として罪を負う決意で戦っているのよ!」
ウヌクアルハイ
「・・・・・・承知・・・・・・・・・・・・しました。
 たしかに僕は・・・・・・貴方たちの心を、理解していなかった・・・・・・。」
ヤ・シュトラ
「言いたいことは、それだけよ。
 本当にわかってくれたのならいいのだけど。
 ・・・・・・・・・・・・いえ、最後にひとつ知らせておくことがあったわ。
 女神のテンパードが目覚めた原因は、閉鎖区画に入り込んだ、
 ガレマール帝国兵のしわざ・・・・・・ということだったわね?
 その兵士はおそらく、偶然迷い込んだわけではないわ。
 亡命者からの情報によると、
 第VI軍団にはレグラの失脚を狙う工作員が潜伏しているそうよ。
 わざと任務を失敗させようという輩がね。
 彼は名門出身ながら、叩き上げ同然で成り上がった、生来の武人。
 その武才を見出した現皇帝に、絶対の忠誠を誓っている。
 ・・・・・・そんな彼を追い落としたい連中もいるのよ。」
ウヌクアルハイ
「つまり・・・・・・危機の原因は、またも技術的な欠陥ではなく、
 人の営みだったと・・・・・・?」
ヤ・シュトラ
「そういうこと・・・・・・だからこそ、世界の存亡をゆるがす力など、
 人の手の届く場所に存在すべきではないの。
 ・・・・・・少なくともその志において、あなたは同志だと信じているわ。」
ウヌクアルハイ
「フフフ・・・・・・。
 僕に、何かご用でしょうか?」
(何を聞きたい?)
(あなたについて)
ウヌクアルハイ
「ヤ・シュトラ殿に指摘されて、気づきました。
 僕は貴方という人を、ただ「英雄」としてばかり、
 見ていたのかもしれません・・・・・・。
 常に陽のあたる道を歩み、絶望のなかにあっても、
 人々の心を照らす希望の「光」となる・・・・・・そのような役割を、
 勝手に期待してしまっていました。
 それは貴方が、僕にできなかったことを成してきた方だからです。
 しかし世界を救うことは、定められた道を歩むこととは違う。
 現にそれを成しうる力を持つ方の心を、僕は想像できなかった・・・・・・。」
「三闘神」討滅記
(「女神」の章)
「女神」の章
「女神「ソフィア」が討滅され、三闘神は残り一柱となった。
 その過程において、女神ソフィアがテンパードへの神託を通じて、
 古代アラグ帝国の転覆を図っていたことが明らかになった。
 アラグ側に遺された記録を洗ったところ、女神の信奉者は、
 当時、南方へと版図を拡げつつあったアラグ帝国の増長を、
 「世界の均衡の崩壊」と捉えていたようだ。
 女神ソフィアは「均衡」をつかさどる神性と考えられており、
 信徒は傾いた天秤を正常に戻すべく、アラグの侵攻に徹底抗戦した。
 それは「蛮神」という、新たな崩壊の種を撒いてしまったのだが。
 「均衡」を是とする考え方は、我が主のそれに通じる部分がある。
 「光」も「闇」も世界の存続に欠かせぬものであり、
 いずれかの急激な増大は、世界の存在そのものを無と化す。
 初めて出会ったとき、我が主はこう言った。
 私は光の使徒ではない、だが「今」は、光に与する・・・・・・と。
 機に応じて立場を変えられねば、調停者の使いは務まらない。
 我々の正義は、「闇」にも「光」にも「均衡」にもない。
 その時々で形を変える正義を追究し、破滅を回避する。
 勝利なき不毛な戦いを「調停」する・・・・・・それが我らの使命なのだ。」