人造精霊の声

人造精霊の声

  • 依頼主 :アルダシール(アジス・ラー X7-Y11)
  • 受注条件:レベル60~
  • 概要  :アルダシールは、人造精霊の研究の続きを行いたいようだ。

アルダシール
「前回までの制作過程で・・・・・・
 人造精霊は、Nikuqさんに、
 一方的ですが意思の疎通を行いました。
 しかし、自ら思考する武器を実現するためには、
 一方通行ではない対話を、成立させなければなりません!
 今回は、人造精霊にあなたを主だと認識させ、
 自然に対話することを目標としましょう・・・・・・!
 しかし何故、Nikuqさんだけが、
 人造精霊の姿を目視できたのか・・・・・・。
 きっと、俺たちとNikuqさんでは、
 決定的に違う何かがあるはず・・・・・・。
 そう思い、勝手ながらあなたを少しだけ調べさせてもらいました。
 ・・・・・・Nikuqさん。
 あなたには、「超える力」という異能があるそうですね?
 「言葉の壁」や「心の壁」さえ超える、その異能によって、
 人造精霊の姿を見て、声を聞くことができた・・・・・・
 俺は、そう仮説を立てました。」
ゲロルト
「つまり、このままじゃ、こいつの異能を頼らねェかぎりは、
 人造精霊を見ることさえできねェってことだろ?
 ンな人を選ぶ、ハンパなもンを創り続けても意味がねェ!!
 誰でも扱えるようにする方法を、
 きっちり考えてあるンだろうな?」
アルダシール
「ええ、もちろんです!!
 この人造精霊は、Nikuqさんが集めてくれた、
 「星極」と「霊極」のクリスタルのエーテルから創られた、
 一種の魔法生物です。
 ゴーレムのように単純な魔法生物なら、
 最初に与えられた魔力だけで存続し得るでしょうが、
 意思の疎通を行うまでに「成長」することなど不可能・・・・・・。
 裏を返せば、人造精霊が霧散せずに「成長」したということは、
 何らかのエーテルを、持続的に得ていたことになる・・・・・・。
 そう、ともに旅をしていた、あなたのエーテルですよ。
 人造精霊に、あなたのエーテルをもっと吸収させられれば、
 さらなる「成長」を促し、意思の疎通をするための力も、
 育まれるに違いありません。
 その仕組みを確立することで、いずれ異能に頼らずとも、
 意思の疎通をすることが可能になるはず!
 汎用性の問題も解決できて、一石二鳥ですね。
 そこで、ゲロルトさん・・・・・・あなたの技術の出番です。
 Nikuqさんのエーテルを、
 効率よく人造精霊に流せるように、武器を改良できませんか?」
ゲロルト
「もちろんできないこたァねえ。
 アニマウェポンを打ち直して、
 エーテル伝導率を上げりゃあいいンだが・・・・・・。
 Nikuqのエーテルだけを伝えてェとなると、
 ちっとばかし厄介だな・・・・・・。
 武器のエーテル伝導率を上げると、
 必然的に、作業をするオレのエーテルが流れ込ンじまう。
 つまり、オレと人造精霊のエーテルが近くなるってこった。
 オレは人造精霊の主になるつもりはねェし、
 そもそも、人造精霊がオレに似ちまったら、テメェ・・・・・・
 互いの才能に嫉妬しちまうだろ?」
アルダシール
「・・・・・・はい、そんな気味が悪い大惨事は、
 決して起こしてはいけませんね!
 何か、対処方法はあるのですか・・・・・・?」
ゲロルト
「アァ!? 本当にテメェは、いちいち癪に障るヤツだな!
 ・・・・・・まあ、対処方法はある。
 オレのエーテルを断絶して作業すりゃいいのさ。
 そのためには、オレの鍛冶道具が、
 エーテルを通さない状態になっていること・・・・・・
 つまり、「絶霊化」されている必要がある。
 ここ魔大陸で、アラグの知識を紐解いてたら見つけたンだが、
 かつて「アラグの絶霊油」っていうもンがあったらしい。
 ソイツさえありゃ、オレの道具を一時的に「絶霊化」できる。
 どこで手に入るかわからンが、
 幾度となくいろんなもンを取引したことがあるテメェなら、
 「アラグの絶霊油」だって持ってこれンだろ?
 よし・・・・・・Nikuq!!
 いままで取引してきた商人やらなんやらをあたって、
 金床用とハンマー用に「アラグの絶霊油」を5つ持ってこい!」
アルダシール
「・・・・・・アラグの知識を調べていたことは評価します。
 しかし、どこで入手できるかにまで考えが至らなかったとは、
 さすがゲロルトさん・・・・・・気の回らない残念な大人だ。
 Nikuqさん・・・・・・。
 俺とゲロルトさんは、今後の調整に向けて、
 もう一度、関係しそうなアラグの知識を洗いざらい調べます。
 すみませんが、あなたはその間に、
 「アラグの絶霊油」を5つ集めてきてください!」
ガーンデーヴァを所持し、ポート・ヘリックスのアルダシールにアラグの絶霊油を渡す
アルダシール
「「アラグの絶霊油」を5つ集められたら、
 お持ちのアニマウェポンとともに渡してください!」
(ガーンデーヴァを渡す)
(アラグの絶霊油を渡す)
(数が足りない場合)
アルダシール
「ゲロルトさんの道具を絶霊化するために必要な、
 「アラグの絶霊油」を5つ持ってきてください!」
アルダシール
「お疲れ様でした・・・・・・!
 こちらも、手に入る範囲のデータを調査し終えたところです。
 どれも参考になりましたが、特に魔科学に関しては、
 興味をそそられる記述が数多く発見できました。
 人造精霊の育成にも役立てることができそうです!
 まぁ、ゲロルトさんが、すぐお酒に手を出そうとするせいで、
 監視に手間取ってしまいましたがね・・・・・・。
 ほんっとうに困った人だ!」
ゲロルト
「うるせェ!
 青臭いガキにはわからんだろうが、
 酒がこの頭を冴え渡らせるンだよ!」
アルダシール
「・・・・・・頭を光らせるの間違いじゃないんですか?」
ゲロルト
「チッ、本当に口の減らないガキだな・・・・・・。
 とにかく、Nikuqから渡された、
 絶霊油を金床に塗布しやがれ。」
アルダシール
「・・・・・・よし、完璧に塗布しました!」
ゲロルト
「よっしゃ、こっちもハンマーにばっちり塗りたくった。
 さっそく、作業をおっぱじめるぜ!
 絶霊油の効果が切れねェうちに仕上げるぞ!」
アルダシール
「いいですか、Nikuqさんは苦労の末、
 絶霊油を集めてきてくださったんです。
 失敗は許されませんからね!?」
ゲロルト
「ハッ、そンなのわかってらァ!
 気合いをいれるために、蒸留酒をしこたま飲んできたしな!」
アルダシール
「そうですか、あなたも少しは考えて・・・・・・。
 ・・・・・・って、お酒を飲んでいるんですか!?
 そんな状態の人に、人造精霊を任せられません!!」
ゲロルト
「ただの酒じゃねえ・・・・・・こいつァ、
 アルダシールの監視の目をかいくぐって探し出した、
 絶品の蒸留酒だ!
 飲んだときのオレの実力・・・・・・
 黙って見さらせ、クソガキめ・・・・・・!!」
アルダシール
「な・・・・・・なんて繊細な動きなんだ!!
 蒸留酒の力が、彼に真価を発揮させているのでしょうか?
 ・・・・・・い、いつものゲロルトさんじゃないみたいだ。
 ものすごく、むずかゆいです・・・・・・。」
ゲロルト
「完成だ!
 ハッ、これがオレ様の真の力の一部・・・・・・。
 どうだ、見上げたもンだろ?
 さぁ、テメェの手で武器を握ってみろ。
 エーテルが、人造精霊にじゃんじゃか流れるはずだ!
 Nikuqとオレの傑作だぜ!
 名付けて、「ガーンデーヴァ・コンダクト」だ!」
アルダシール
「すごい・・・・・・なんて幻想的な光だろう・・・・・・!
 Nikuqさんのエーテルが、奔っているんだ!
 これで、人造精霊がさらなる成長を・・・・・・!?」
人造精霊
「・・・・・・温かなエーテル・・・・・・。
 心地よく、どこか懐かしい・・・・・・。
 やはり、あなたが、私の主・・・・・・そうだったんですね。
 主よ・・・・・・願いがあります。
 もっとたくさん、外の世界を見てみたいです。
 連れていって、くれますか?」
アルダシール
「Nikuqさん・・・・・・?
 もしかして、人造精霊と対話をしていたのですか!?
 やりましたね・・・・・・!
 このまま成長させていけば、いずれ俺たちにも見えるはず・・・・・・。
 自ら思考する武器だって、きっと創れるに違いない!」
ゲロルト
「どうだ、一流の武具職人の力は・・・・・・!
 よっしゃ、テメェらにもういっちょ面白いもン見せてやる!
 Nikuqが、絶霊油のために四苦八苦しているとき、
 面白ェ玉っころを見つけたンだ。
 物覚えがいいもンだから、試しに蒸留酒を作らせてみたら、
 これが、かなりイケてよォ・・・・・・。
 こいつァ使えるってことで、
 形だけ真似たアニマウェポンの模造品くれェなら、
 簡単に造ってくれるように教え込んでやったぜ!!
 ンで、アニマウェポンの模造品を売って、一儲けしてやンだ!
 テメェたちは、製作に関わってるからなァ。
 特別に安くしてやる!」
アルダシール
「なんて不純な動機ですか・・・・・・!
 アニマウェポンは、俺たちにとって尊い武器なんですよ!?」
ゲロルト
「うっせーなァ、ガキにはわからねェだろうが、
 時として金は命より重いンだよ。」
アルダシール
「ど、どうしようもないろくでなしだ・・・・・・。
 あの人のことは放っておいて・・・・・・。
 Nikuqさん、これからも人造精霊と絆を深め、
 世の人々を驚かせるような、思考する武器を創り上げましょう!」
復元システム
「ザ・・・・・・ザザ・・・・・・法令遵守規程を上書き処理中・・・・・・。
 知的財産権保護ルーティンをバイパスします。
 ビーガガガガ・・・・・・ナニヲ復元シマスカ?」
アルダシールの研究日誌
(「アニマウェポン・コンダクト」の記録)
「アニマウェポン・コンダクト」の記録
「「人造精霊」が、Nikuqさんに対し、
 一方的な意思の疎通を行った!
 これは大きな前進だが、喜んでばかりはいられない。
 なぜなら、人造精霊の声を聞くことができたのは、
 Nikuqさんの異能のお陰だからだ。
 「超える力」に頼らず、自然と対話できる程度に、
 持ち主と人造精霊の結びつきを深めなければならない。
 異能がなければ扱えないのでは、武器としては欠陥品なのだから。
 解決策として、俺は武器の改良を提案した。
 人造精霊を魔法生物と考えた場合、結びつきの強化には、
 持ち主のエーテルを与え続けるのが、一番と考えたのだ。
 しかし、単に武器のエーテル伝導率を高めるだけではいけない。
 作業をするゲロルトさんのエーテルが流れ込んでしまうからだ。
 それを防ぐためには、彼の道具の「絶霊化」が必須だった。
 ゲロルトさんは、「アラグの絶霊油」を利用する方法を提案した。
 これは、彼が古代アラグ文明の知識を紐解いて見つけたもので、
 絶霊体を含む特殊な物質なのだそうだ。
 だが、肝心の入手方法まではわからないという。
 Nikuqさんが見事に探し出し、
 集めて来てくれたから良かったものの、実に気が回っていない!
 ともかく、改良は上手くいった。
 Nikuqさんが武器を手にした途端、
 彼女のエーテルが流れ込み、眩い光を発したのだから・・・・・・。
 俺にはまだ見えないようだが、人造精霊が順調に成長すれば、
 この目で姿を捉えることも夢ではないような気がした。
 今後の人造精霊の成長に期待しよう。」
  アラグの絶霊油:古代アラグ帝国が編み出した魔科学の産物。塗布することでエーテル伝導率を下げる効果がある