彼女がいない世界

彼女がいない世界

  • 依頼主 :記録屋バックリクス(低地ドラヴァニア X21-Y18)
  • 受注条件:レベル60~
  • 概要  :ショートストップ野営地の記録屋バックリクスは、冒険者の言動を不審がっている。

記録屋バックリクス
「シュコォ・・・・・・シュコォ・・・・・・
 オマエら ミダースの「コア」潰すため 出ていった。
 オレ様見送ったの ついさっき・・・・・・。
 ・・・・・・なのにオマエら もう戻ってきた!
 そういや「ミーデ」も ヘンなコト言ってた・・・・・・。
 オマエらちょっと ハナシあってこい!」
ミーデと話す
ミーデ
「・・・・・・あなたも、何か変だと思ったのね?
 バックリクスの言い分だと、私たちが敵の抵抗を排除して、
 ミダースの「コア」を停止させるほどの時間は経っていない・・・・・・。」
ビッグス
「忘れモノでも取りに戻ったのか、だと?
 ヤツの感覚では、そんな短い時間のできごとなのか・・・・・・!?」
ウェッジ
「あっ、オイラも出入口の見張りに同じことを聞かれたッス!
 変ッス・・・・・・・・・・・・まるで、あの魔法障壁の内側に入ってから、
 時間がほとんど流れていないみたいッス・・・・・・。」
ミーデ
「・・・・・・・・・・・・「時間」か。」
ビッグス
「たしかにそうだ・・・・・・また「時間」にかかわる話だぜ!
 ほら、クイックシンクスの野郎も、未来を知ってるような態度で、
 コーデックスを奪っていっただろう!?」
ミーデ
「アレキサンダーの内部には、
 「階差機関」という巨大な演算装置が搭載されているの。
 単純な事象なら、予知や予測も可能だと思うけれど・・・・・・。」
ビッグス
「演算による未来予知か・・・・・・。
 しかし、いま起きている奇妙なできごととは、つながらないぞ?」
ウェッジ
「もしかして・・・・・・巨大な蛮神が顕現したせいで、
 魔法障壁の内部に、時空の歪みが生じてしまったッス?
 だとしたら、いろいろ変なことが起きても不思議はないッス。」
ミーデ
「・・・・・・障壁のなかで時間の乱れが生じていて、
 敵はその現象を利用して、未来を覗き見た・・・・・・とか?
 いえ、まさか・・・・・・時間が意図的に「操作」されてるってことは・・・・・・。
 敵が時計の針を巻き戻したり、進めたりするように、
 時間に「干渉」できるとしたら・・・・・・・・・・・・?
 少し先の未来を知って、私たちを翻弄することだって・・・・・・。」
ビッグス
「おい、仮にそうだったら、オレたちの手に負える話じゃないぜ!
 ・・・・・・ウェッジ、リンクシェルでシド親方を呼びだしてくれ!
 親方なら、解明の糸口ぐらいはつかんでくれそうだ。」
ウェッジ
「・・・・・・あっ、親方・・・・・・こちらウェッジ・・・・・・・・・・・・き、緊急事態ッス!
 えっと・・・・・・とにかく・・・・・・「時間」が大変なんッス・・・・・・。
 ・・・・・・・・・・・・ち、違うッス・・・・・・「時間がない」って話じゃないッス~。」
ミーデ
「ほんの少し前まで、ここでラウンドロクスと、
 がらくたがどうとか、他愛のない話をしてたのに・・・・・・。
 どうして、こんなことになってしまったの・・・・・・?」
ビッグス
「「時間」の変調か・・・・・・何か、妙なことになってきやがったな。
 シド親方が、お前たちの考えすぎだって、
 笑い飛ばしてくれればいいんだが!」
ウェッジ
「・・・・・・シド親方が、こっちに向かってるそうッス!
 リンクパールの向こうで、ヤ・シュトラさんの声も聞こえたッス。
 おふたりが駆けつけるような、一大事じゃなきゃいいッスけど・・・・・・。」
指定地点で待機
シド
「・・・・・・わざわざ、来てやったぜ!
 ウェッジの話がさっぱり要領を得ないんで、
 直接、話を聞いたほうが早いと思ってな!」
ヤ・シュトラ
「私からも、行ったほうがいいと口添えしたの。
 また、何かが起きそうな・・・・・・妙な胸騒ぎがするのよ。」
シド
「ヤ・シュトラの予感が、的中したようだな!」
ヤ・シュトラ
「漂うエーテルの感触が、再起動の直前にそっくりだわ。
 あのときは、そう・・・・・・ここから急変が起きた・・・・・・。」
シド
「・・・・・・ヤ・シュトラ、測定器を。
 ・・・・・・何だこれは!?
 漏れだしたエーテルが、左右の「コア」に戻ってゆく・・・・・・
 まるで、時間の流れが逆転しちまったみたいだぜ!」
ヤ・シュトラ
「そんなまさか・・・・・・時間を逆流させるなんて・・・・・・。
 いえ・・・・・・あの蛮神の能力の、すべてが判明していない以上、
 可能性は否定できない・・・・・・。」
ミーデ
「・・・・・・やはり、悪いほうの推測があたったみたいね。
 アレキサンダーによって、あの障壁内の時間が干渉を受け、
 「コア」が停止したという事実が「なかったこと」にされつつある。」
ヤ・シュトラ
「あなたは、Nikuqの協力者ね?
 ・・・・・・「やはり」ということは、
 ほかにも「時間」の変調を示す現象に遭遇したのかしら?」
シド
「クソッ・・・・・・敵を侮ってたぜ!
 たとえ蛮神の「コア」が致命傷を受けても・・・・・・
 ヤツらは時計の針を戻すように、白紙に返せるってことだぞ!」
ウェッジ
「・・・・・・ず、ずるいッス!
 そんなデタラメな蛮神を、いったいどうやって止めるッス!?」
ミーデ
「流れた時を、白紙に・・・・・・。
 「彼」にそんな機能が・・・・・・?」
青の機工兵
「シュコォ・・・・・・シュコォ・・・・・・
 「エニグマ・コーデックス」復元 成功確実!
 階差機関によると 予測誤差 プラスマイナス0.03%・・・・・・!」
万能のクイックシンクス
「コフォ・・・・・・コフォ・・・・・・
 違うな・・・・・・その事象は・・・・・・「定められし未来」のひとつ・・・・・・。
 失敗の確率は・・・・・・ゼロだ!
 聞け・・・・・・選良の民よ!
 最後のパーツは・・・・・・我が手に落ちた!
 敗北も雌伏も・・・・・・すべてこのために・・・・・・必要な過程だった!
 だがこの瞬間より・・・・・・我らの反撃が始まる!
 開始せよ・・・・・・・・・・・・「エニグマ・コーデックス」の復元を!」
「コフォ・・・・・・コフォ・・・・・・
 いま・・・・・・アレキサンダーは・・・・・・我らの制御下に置かれた!
 ただちに左右の「コア」停止前の状態へ・・・・・・・・・・・・
 「時」を巻き戻す!
 残るは第3の「コア」を動力で満たし・・・・・・完全起動を果たすのみ!
 そのとき時空干渉に留まらぬ・・・・・・最終機能が覚醒する。
 アレキサンダーの「最終機能」・・・・・・
 それは時空を自在に移動し・・・・・・誤った歴史を修正するための・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・「時の翼」!
 コフォ・・・・・・コフォ・・・・・・
 かくて「エニグマ・コーデックス」の予言は・・・・・・成就する・・・・・・。
 我は理想世界の王!
 「定められし未来」より降り立ちて・・・・・・正しき歴史を導く者!
 我が「理想」の礎となることを・・・・・・・・・・・・汝が歓びとなせ!!」
ミーデ
「私たちには、時間がない・・・・・・。
 ラウンドロクスを、一刻も早く助けなければいけないのに。
 よりによって、その「時間」があやつられているなんて・・・・・・。」
ビッグス
「蛮神の機能が未知数っていうのが、不気味だな・・・・・・。
 もし、敵が未来を予知できるなら・・・・・・その対策も予知されるのか?」
記録屋バックリクス
「シュコォ・・・・・・シュコォ・・・・・・
 まさかのまさか 蛮神 時間あやつってた!?
 このデキゴト オレ様自慢の データレコードに
 バッチリ 記録しておく!」
ウェッジと話す
ウェッジ
「親方とヤ・シュトラさんは、また戻っていったッス!
 シャーレアンの記録をあたったり、新しい技術を試したりして、
 「青の手」を出し抜く方法を考えるそうッス!
 オイラは今回、まったくいいとこナシだったッスけど・・・・・・
 次はがんばって、クイックシンクスの野郎を、
 ギャフンと言わせてやるッス!」
ミーデ
「・・・・・・冒険者さん。
 野営地に戻って、少しお話しましょう。」
ミーデと話す
ミーデ
「ごめんなさい・・・・・・クイックシンクスに、完全に出し抜かれた・・・・・・。
 まさか「彼」に、時間をあやつる機能があるなんて。
 でも実際に「過去」の事象が「なかったこと」にされ、
 原理は不明だけど、「未来」をも予知されてしまった・・・・・・。
 排他的な思想をかざして、みずから敵を作り、
 ますます歪んだ選良主義を強めてゆく・・・・・・それが「青の手」よ。
 そんな危険な集団に、すべてのパーツが渡ってしまったなんて!
 敵は労せずして、ふたつの「コア」を復元してしまったわ。
 アレキサンダーの第3の「コア」が復活したとき、
 いったい、どれだけの異変が引き起こされるのか・・・・・・!
 でも・・・・・・私がいちばん心配なのは、ラウンドロクスの状態よ。
 何とかして、あの娘を救う方法を考えましょう。
 あの娘がいない野営地が、こんなに寂しいなんて。
 ラウンドロクスが戻ってくるまで、誰かが大切な「たからもの」を、
 守ってあげなくちゃね・・・・・・。」
ミーデ
「ラウンドロクスがいないことが、今でも信じられないの。
 ここにくればあの娘と会えることが、いつのまにか、
 あたりまえになってしまっていたのね・・・・・・。
 まるで、主人のいない「がらくた」たちも、
 寂しがってるみたい・・・・・・。」
記録屋バックリクス
「シュコォ・・・・・・シュコォ・・・・・・
 さすがのオレ様も この展開は 予想外・・・・・・。
 おさらいしたいなら ハナシ 聞いてけ!」
(何を聞く?)
(データレコード II-3)
記録屋バックリクス
「シュコォ・・・・・・シュコォ・・・・・・
 オマエが読みたい記録 「データレコード II-3」 だな!
 ココまでの一部始終 記録してあるゴブ!」
データレコード
「驚愕の事実が判明した。
 蛮神アレキサンダーが「時間」に干渉しているという!
 いくつかの事実が、それを裏書きしている。
 敵は「コア」停止によるエーテル流出という「過去」を、
 「なかったこと」にしてしまった。
 エーテル測定器では、時間の流れが逆転したように見えたらしい。
 前兆はあった。
 「コア」の停止に向かったはずのミーデたちが、すぐに戻ってきた。
 魔法障壁の内外で、「異なる時間」が流れていたのだ。
 ヤ・シュトラによると、「魔法障壁」内部の異常は、
 もっと前から始まっていた。
 もともと、障壁内の時空間は蛮神の干渉で乱れていたのだろう。
 ・・・・・・おまけに、敵が未来を「予知」している疑いもある。
 クイックシンクスは、先にミーデが渡した断章をニセモノと見抜き、
 オトリ作戦にも惑わされず、まっすぐ「本物」の断章を狙ってきた。
 そのとき、ミーデの乗った昇降機が緊急停止する偶発事故が起きた。
 ヤツは、その「真下」で待ちかまえていたという。
 最後の断章が落ちてくるのを、前もって知っていたかのように。
 蛮神が、少ないエネルギーで時間に干渉できるとすると、
 「コア」の復元に、多量のクリスタルを浪費することはない。
 武力で蛮神を停止する作戦は、その前提ごと覆されてしまった。
 アレキサンダーは、表面上は沈黙したように見えるが、
 内部では、ふたつの「コア」が稼動状態にある。
 胴体部にある第3の「コア」が再生したら、一巻の終わりだ!
 「青の手」が、意のままに過去や未来を「変更」し、
 時間を「操作」することが可能になるかもしれない・・・・・・!
 アレキサンダーの機能の全貌はまだ見えない。
 現在のところ「時間」への干渉は、魔法障壁内にかぎられているが、
 蛮神はまだ、その力の片鱗しか見せていないかもしれないのだ。
 そして「青の手」は、蛮神の制御に必要な「最後のパーツ」・・・・・・
 最後の断章とラウンドロクスの身柄を、すでに手にしている。
 これが悪夢でなくて、何だというのか・・・・・・。」