果てなき野心

果てなき野心

  • 依頼主 :エルド(イシュガルド:上層 X6-Y9)
  • 受注条件:革細工師レベル60~
  • 概要  :宝杖通りのエルドは、大きな目標があるようだ。

エルド
「Nikuqさん、お疲れさまです!
 おかげさまで、事業も拡大できそうで、万事順調ですよ!」
オルテフォシェル
「本当、あれよあれよという間に、
 あんたの商売もデッカくなったな。
 ・・・・・・次の目標はあるのかい?」
エルド
「次は、前代未聞の大口受注を目指します。
 これまで教皇庁専属の職人のみで作られてきた・・・・・・
 神殿騎士団への、防具の納入です!」
オルテフォシェル
「ほう・・・・・・そういや神殿騎士団で、
 機動力のある軽装騎兵隊を新設しようって動きがあったな。
 その装備を、どうしたものかと揉めていたはずだ。」
エルド
「そ、それ・・・・・・とんでもない商機じゃないですか!
 ・・・・・・って、オルテフォシェルさん、
 何でそんなこと知ってるんですか?
 そういえば、いつも、この辺りで時間を潰しているご様子。
 ・・・・・・いったい、何者です?」
オルテフォシェル
「・・・・・・あぁ、これでも俺は、神殿騎士なのさ。
 もっとも、カミさんとのケンカの末に、
 ここで買ったカバンのプレゼントの健闘もむなしく、
 家を追い出されて安宿を渡り歩いている、流浪の身だがね。
 ちなみに騎士団内での担当は、兵站部門・・・・・・。
 件の軽装騎兵隊の装備についても、あれこれやってるんだが、
 革鎧を押す俺の意見が、なかなか通らなくてなぁ・・・・・・。
 神殿騎士団は、昔から板金鎧や鎖帷子を使ってきてるもんで、
 伝統に反する革鎧には抵抗があるんだろう。」
エルド
「でも、グリダニアの鬼哭隊や神勇隊は、
 革鎧を採用している訳ですし、利点があるはずですよね?
 その辺りを調べれば、勝算があるかも・・・・・・。
 Nikuqさん、
 この手紙を、革細工師ギルドのゲヴァさんに渡して、
 革鎧の売り込み方について相談してきてもらえませんか?
 私は、オルテフォシェルさんと、
 神殿騎士団の方に、革鎧を見てもらう方法を考えてみます。」
エルド
「Nikuqさん、
 その手紙を、革細工師ギルドのゲヴァさんに渡して、
 革鎧の売り込み方について相談してきてもらえませんか?」
革細工師ギルドのゲヴァにゲヴァ宛ての手紙を渡す
ゲヴァ
「あら、Nikuq。
 皇都からの無茶な注文が来てないから、
 うまくやっているとは思っていたけど・・・・・・どうだったの?」
(ゲヴァ宛ての手紙を渡す)
ゲヴァ
「・・・・・・へぇ、いつの間にか大事になったものね。
 神殿騎士団に革鎧を売り込もうとは・・・・・・。
 あんたもわかってるとは思うけど、
 革鎧の利点は、軽さとしなやかさよ。
 でも、それを金属鎧に慣れた者に説いたって無駄・・・・・・。
 鎧ってのは、命を預ける装備なんだから、
 頑丈さを示さなければ、誰にも納得してはもらえないもの。
 ・・・・・・こんな昔話があるわ。
 先々代のギルドマスターの時代、山の都から、
 「シセロワ」という名の職人が訪れたことがあるそうよ。
 先々代も舌を巻く技術を持っていた彼が、森を訪れた理由・・・・・・。
 それは、巨獣の一撃にも耐える頑丈な革鎧を作る、
 新たな製法を見つけるためだったと言うわ。
 シセロワと先々代は、互いの知識を合わせ、
 それまでにない強度を誇る、革鎧の作り方を見出した。
 神勇隊や鬼哭隊の鎧も、その製法で作られているの。
 むろん、ここで技を磨いたあんたも、
 彼らが編み出したその技術を、すでに継承している・・・・・・。
 後は良い革を見極め、精魂込めて作るだけよ。」
イシュガルドのエルドに報告
ゲルハルト
「今、会議をしているところだ。」
エルド
「おかえりなさい!
 みんなで会議をしていたところなんです!」
オルテフォシェル
「・・・・・・同僚に軽くあたってみたんだが、
 やはり、板金鎧や鎖帷子を支持する声が大きかったな。
 革鎧を検討した前例もあるようだが、結局、却下されていた。」
ゲルハルト
「伝統にこだわる気持ちはわからんでもないが、
 霊災以降、クルザスの環境は大きく変わったろう?
 変えなければならないことも、あるだろうに。」
オルテフォシェル
「・・・・・・確かに霊災以降、寒冷化が進んでいる。
 金属が冷えるってんで、鎧の下に厚着をする連中も多いな。
 革鎧の暖かさを、利点のひとつとして押すこともできそうだ。」
エルド
「Nikuqさんは、
 ゲヴァさんから、何か情報を得られました?」
オルテフォシェル
「・・・・・・ふむ、どんな利点を並べたてたところで、
 脆い鎧に意味はないか。
 だが、巨獣の一撃にも耐える革鎧なんて作れるのか?」
ゲルハルト
「ほう・・・・・・イシュガルド出身の職人と、
 グリダニアの職人が、協力して編み出した製法か・・・・・・。
 神勇隊や鬼哭隊での、使用実績というのもウリになるな。」
エルド
「・・・・・・ち、ちょっと待ってください。
 その職人の名前は?」
ゲルハルト
「シセロワだと・・・・・・!?
 なんたる偶然・・・・・・その職人は、エルドのご祖父だぞ!」
オルテフォシェル
「その名には、俺も覚えがある・・・・・・騎士団の記録で見たんだ。
 革鎧の採用を訴えたものの、却下された職人の名としてな。
 ・・・・・・その失敗の後、グリダニアで修行をしたってことか。」
エルド
「Nikuqさん、絶対に契約を取りましょう!
 祖父が残していた、唯一のメモにあった革鎧・・・・・・。
 私には、とても手が出せないものと思っていたけれど、
 あなたなら、きっと!
 Nikuqさんが受け継いだ最高の技で、
 どうか、「シバルリー・レンジャーバトルドレス」を!
 ・・・・・・そして、祖父が果たせなかった夢を、私たちの手で!」
ゲルハルト
「ガハハハ!
 これは見物だ、ワシも楽しみにしているぞ!」
オルテフォシェル
「・・・・・・こりゃ、世代を越えた再戦だな。」
シバルリー・レンジャーバトルドレスを製作
エルドにシバルリー・レンジャーバトルドレスを納品
エルド
「どうでしょうか、Nikuqさん・・・・・・。
 「シバルリー・レンジャーバトルドレス」は、
 完成しそうですか?」
(シバルリー・レンジャーバトルドレスを渡す)
エルド
「・・・・・・なんて素晴らしい革鎧!
 Nikuqさんの念入りな仕上げを見ると、
 革細工師だった祖父の品と、同じぬくもりを感じます。
 祖父は天才と謳われ、画期的な品を数多く作っていたのに、
 それを売り込む商才がまるでなかったのです。
 ・・・・・・結局、不遇のまま亡くなりました。
 必要とする人に届かなければ、どんな良品も意味がありません。
 私には、祖父のような才能はなかったけれど・・・・・・
 別の形で人々の役に立ちたいと思ったんです。
 私の夢は、もっと事業を拡大し、
 あなたのような職人の品を、世界中の人に届けること・・・・・・。
 祖父の果たせなかった、
 神殿騎士団への納入を果たすことで、その夢に近づきます!
 さぁ、いよいよ大勝負・・・・・・!
 私はオルテフォシェルさんと一緒に、
 品評会が行われる「ライトフェザー闘技場」へ向かいます。
 そこで合流しましょう!」
エルド
「Nikuqさん、
 売り込みは、商人である私に任せてください!」
オルテフォシェル
「俺は着替えてから「ライトフェザー闘技場」へ行く。
 あんたも向かってくれ。」
ライトフェザー闘技場前のオルテフォシェルと話す
オルテフォシェル
「どうだ、これがあんたが作った勝負の革鎧だ!
 よし、世代を越えた再戦を始めよう。
 品評会が行われるのは、闘技場の中だ。」
アンドゥルー
「・・・・・・確かに、気候の激変により、前線は対応に難渋している。
 冷え切った金属は、凍傷の原因ともなるからな・・・・・・。
 とはいえ、革製の防具には、強度を不安視する声も多いのだ。」
オルテフォシェル
「・・・・・・その心配は、御無用。
 いかがでしょう?」
アンドゥルー
「ほう・・・・・・!
 革鎧に対する認識を、改めなければなるまいな。
 奇襲や偵察任務で、命を預けるには充分だ。」
アンドゥルー
「次期制式装備としての採用を前提に、商談を進めよう。
 教皇庁お抱えの職人以外に、装備を依頼するのは初のこと。
 故に手続きには時間がかかろうが、よろしく頼むぞ。」
エルド
「はい、全力で取り組みます!」
アンドゥルー
「ところで、この素晴らしい革鎧を製作した職人は、
 どんな人物なのか?」
エルド
「エオルゼアいちの革細工師・・・・・・
 Nikuqです!」
アンドゥルー
「名高い冒険者とは知っていたが、
 まさかこれほどの腕を持つ職人でもあったとはな。
 その技術に敬意を表して、その名を皆に広めておこう。」
エルド
「Nikuqさん、ありがとう!
 あなたのおかげで、また一歩、夢に近づきました!
 さあ、店に戻りましょう!
 これから、忙しくなりますよ!」
宝杖通りのエルドに報告
ゲルハルト
「歴史的な快挙だった・・・・・・。
 これも、あんたの腕があってこそだ!」
エルド
「みなさん、ありがとうございました!」
ゲルハルト
「それにしても、なんと素晴らしい巡り合わせか!
 シセロワの技が、グリダニアに伝わって成熟し、
 それを受け継いだ冒険者の手により、皇都で花開くとはな!」
エルド
「私の夢はまだまだこれからです・・・・・・
 この事業を、世界中に広げたいと思っているんですから!」
ゲルハルト
「ガハハハ!
 ウチの倉庫を、大工房に改装する準備を急がにゃならんな。」
エルド
「Nikuqさん、本当にありがとうございました。
 あなたが、イシュガルドに戻してくれたお祖父さんの技を、
 必ず、ウチの職人さんたちに伝えて見せます!」
オルテフォシェル
「神殿騎士団の連中も、大騒ぎしていたぞ。
 その革鎧を仕立てた職人の名を教えてくれってな。」
エルド
「名前・・・・・・そうだわ!
 新しく設立する大工房の看板には、
 Nikuqさんの名前を掲げさせてもらいますよ!
 新ブランド「Nikuq」の誕生です!!」
エルド
「Nikuqさん、お疲れさまです。
 新ブランド「Nikuq」は、
 その名に恥じぬよう、私が責任を持って品質管理しています。
 そして、冒険者のあなたに、いつまでも頼ってられないので、
 新たな相談役を迎えたんですよ・・・・・・。
 そこのオルテフォシェルさんです。
 今後、増えてくる神殿騎士団との取引の仲介のため、
 相談役として兼業してもらうことになりました。
 この体制で、我が商会は前進を続けます!」
オルテフォシェル
「やれやれ、まさか俺が商会の相談役にされるとはね・・・・・・。
 まあいい、これも何かの縁だろう。
 ただ、社長とはいえ若い女と一緒にいるわけだから、
 カミさんに誤解されるのが・・・・・・怖いっちゃ、怖いな。」
(グリダニア)
ゲヴァ
「ああ、お帰り、Nikuq。
 皇都では、大手柄を取ったそうじゃない。
 まったく、大したやつだよ・・・・・・。
 新ブランド「Nikuq」は、
 いつか、「フェン・イル」のライバルになりうるわ。
 そのとき、あんたはどっちに付くのかしらね・・・・・・。」
  ゲヴァ宛ての手紙:エルドが記したゲヴァ宛ての手紙
最終更新:2015年12月13日 13:53