憎々しげな老兵
「・・・・・・冒険者か、珍しい。
俺は、あの廃砦とベーンプール・・・・・・
かつて、「破滅の泉」と呼ばれていた湖を見ておった。
砦で戦が起き、多くの血が流されても、
あの湖は、あらゆるものを優しく包み込んでくれていた・・・・・・。
だが、霊災以降、「ジェラート」どもが徘徊する、
「破滅の泉」そのものへと変わってしまった。
・・・・・・それがなんとも我慢ならんでな。
・・・・・・頼む、老体の俺に代わって、
「ジェラート」を4体ほど倒してきてくれないか。
少しでも、かつての姿を取り戻したいのだ・・・・・・。」
憎々しげな老兵
「・・・・・・何も言わなくていい、お前さんを見ればわかる。
ふん、冒険者にも肝の据わったのがいるようだ。
礼を言っておくぞ。
これで少しは、思い出せるよ。
あの湖で、戦友と過ごしたころをな・・・・・・。」