ワンダラーパレスを血に染めて

ワンダラーパレスを血に染めて

  • 依頼主 :ブルーツング(モードゥナ X22-Y8)
  • 受注条件:レベル50~
  • 概要  :レヴナンツトールのブルーツングは、冒険者に仕事を紹介したいようだ。

ブルーツング
「ちょっと聞きたいんだがな・・・・・・。
 ワンダラーパレスで「トンベリキング」を倒した冒険者って、
 ひょっとして、あんたのことじゃねえか?
 おおっ、やっぱりそうか!
 その経験を見込んで、仕事を頼みたいって客がいるんだ。
 悪い話じゃねえと思うから、いっちょ紹介するぜ!
 依頼人は、高地ラノシアの「キャンプ・ブロンズレイク」にいる、
 「宝探しの冒険者」と、その相棒だ。
 ・・・・・・ちょっと変わったヤツらだが、ぜひとも会ってやってくれよ!」
キャンプ・ブロンズレイクの宝探しの冒険者と話す
アバジ・チャラジ
「遺跡「ワンダラーパレス」に妙な夢を抱くなよ・・・・・・。
 お宝を手に入れ、名声を得たい気持ちはわかる。
 でもな、命は金じゃ買えないんだよ・・・・・・。」
冒険者の相棒
「・・・・・・ん、アタイに何か用?
 仕事の話なら、そこのでっかいヤツにお願いね!」
宝探しの冒険者
「ん・・・・・・ブルーツングに言われてここに来たって?
 おおっ! あんた、前にワンダラーパレスに乗り込んで、
 「トンベリキング」をブッ倒した凄腕か!
 覚えてっかな・・・・・・あんたが、あの神殿で戦ってるとき、
 目の前で、トンベリにグサッとやられた二人組がいたろ?
 ・・・・・・その情けねえ「雑魚」が、俺と、そこにいる相棒よ!」
冒険者の相棒
「フフッ、ワザワザここに来てもらったのはね、
 アタイらの手に負えない仕事を、引き受けてほしいからよ。
 もう一度、ワンダラーパレスに乗り込んでほしいの!」
宝探しの冒険者
「順を追って、事情を話したほうがいいだろう。
 俺たちは、雑魚だと思っていたトンベリに返り討ちにあい、
 生死の境をさまよった。
 だが、その後、正気に戻ったトンベリたちが、
 懸命に看護してくれたおかげで、なんとか命をとりとめたんだ。
 ・・・・・・残念ながら、助かったのは俺たちだけのようだったがな。
 ヤツら、本当は物静かで、心優しい連中でな。
 怨念の権化だった「トンベリキング」を、
 あんたが倒してくれたおかげで、憑きものが落ちたってわけさ。
 それから俺たちは、療養も兼ねて、
 ワンダラーパレスで世話になっていたんだが・・・・・・
 平穏な日々は、長くは続かなかった。
 ある日、マムージャ族の傭兵団が乗り込んできて、
 遺跡を占領したんだ!
 連中の名は「光鱗戦闘団」・・・・・・夜盗同然の無法なヤツらだ。」
冒険者の相棒
「たくさんのトンベリちゃんが殺されたわ・・・・・・。
 生き残った連中も、遺跡の奥に幽閉されてしまったの。
 アタイら、一緒に暮らすうちに、すっかり情が湧いてさ。
 姿かたちは違っても、心は通じあうものなのよ!
 ・・・・・・アタイら自身がほら、種族も性別も超えたカップルだしね?
 ・・・・・・それに彼らには、ある秘密があるの。
 ねえ、あんた・・・・・・「スリト・カリト」っていう名前の、
 トンベリちゃんに会ったことがあるんじゃない?
 そっか・・・・・・彼が言ってた冒険者って、やっぱりあんただったのね。
 スリト・カリトちゃんから聞いたでしょ?
 トンベリちゃんたちは、昔は私たちと変わらない姿だったの。
 とっても、つらかったと思うわ・・・・・・。
 仲間に裏切られ、迫害され・・・・・・ほかに居場所もなくて・・・・・・。
 アタイらふたりとも、生まれ故郷にいられなかった、
 はみ出しモンだからね・・・・・・。
 可哀想な彼らを、放っておけないのよ!」
宝探しの冒険者
「だが、悔しいことに、俺たちじゃ力不足だ・・・・・・。
 頼む、あんたの手で、マムージャ族を追い出してくれねえか!
 トンベリたちが安閑と暮らせるのは、あの場所だけなんだ。
 ワンダラーパレスへの渡り方は、前と変わってねえ。
 船着場の「アバジ・チャラジ」に、話をつけてある。
 あの野郎に言えば、船を出してもらえるはずだ。」
冒険者の相棒
「アタイらふたりとも、生まれ故郷にいられなかった、
 はみ出しモンだからね・・・・・・。
 可哀想なトンベリちゃんたちを、放っておけないのよ!」
アバジ・チャラジと話す
アバジ・チャラジ
「聞いてるぜ! ワンダラーパレスまで船を出せってんだろ?
 あそこは今、マムージャ族の「光鱗戦闘団」が占拠してる。
 頭領は、トンベリも真っ青の、めっちゃやべえ奴だ!
 神殿の中で暮らしてたトンベリたちは、
 みんなつかまって、奴らの下僕としてコキ使われてるようだ。
 侵入者どもを追い払って、救いだしてやんな!」
「武装聖域 ワンダラーパレス」を攻略
角折のコヘージャ
「冒険者、の襲撃だ、と!?
 ええい、見張り、は何をしてい、た!」
「光鱗戦闘団、に楯突くと、はいい度胸、だ!」
「焼き尽くし、てくれよう、ぞ!」
「我が槍の炎、は消させん、ぞ!
 どけどけどけ、え!」
濡肌のゾルージャ
「コヘージャ、を倒した腕前、に敬意を表そう、ぞ・・・・・・。」
「マムージャ伝統の妖術、をとくと味わうがい、い!」
「グフッ・・・・・・その腕前、見事な、り・・・・・・。」
光鱗のモラージャジャ
「我々の力、見せてやるぞ、我が弟、よ!
 もちろんだ、兄上、俺たちこそが最強、だ!」
「我が弟よ、奴らは死ぬ、ぞ!
 そのとおりだ、兄上、回復せぬ限り、な!」
「我が弟、よ、本気を出す、ぞ!
 承知した、兄上、よ!」
「病は病を呼ぶの、だ、我が弟、よ!
 そして奴らは苦しむのだ、な、兄上!」
「もしや、我は死んでいる・・・・・・の、か?
 あぁ、兄上、俺も終わりらし・・・・・・い・・・・・・」
(トンベリたち
「我らが怨み・・・」
「思い知ったか!」
「終わった、終わった!」
「自由だ、自由だ!」
「もう怨みに呑まれない・・・
 冷静に、怨みを晴らすのだ」)
宝探しの冒険者に報告
アバジ・チャラジ
「マジか・・・・・・本当に「光鱗戦闘団」を追っ払ったってのか!
 スゲエよ、あんた!
 一刻も早く、「宝探しの冒険者」に知らせてやんな!」
冒険者の相棒
「おっ・・・・・・その様子・・・・・・!
 さては、まんまと依頼を達成してくれたってカンジ?」
宝探しの冒険者
「戻ってきたか、どうだった・・・・・・?
 おお、マムージャ族の傭兵団を追い払ってくれたんだな!
 ・・・・・・恩に着る!」
冒険者の相棒
「アタイからも、礼を言わせて!
 彼らを助けてくれて、本当に感謝するわ!
 ・・・・・・かつてのトンベリちゃんたちはね、
 「恨み」という感情に、心を呑まれた魔物だったの。
 アタイもずっと、自分を受け入れない世間を呪って生きてきた。
 だから、彼らの気持ちがよくわかる・・・・・・。
 ある日・・・・・・トンベリちゃんのひとりがこう言ったの。
 本当につらいのは、心をひとつの感情に支配されたまま、
 何百年、それ以上の歳月を生きてきたことだ、って。」
宝探しの冒険者
「トンベリたちはもう、存分に苦しみを味わった。
 だから、彼らの安住の地を、守ってやりたいんだ。
 ・・・・・・いつまでも、心穏やかに暮らせる「聖域」として。
 おかげで、あそこに手を出す連中は、当面現れないだろうぜ!
 何かありゃ、あんたみたいな凄腕が駆けつけるんだからな!
 さて、俺たちゃトンベリのとこへ戻るとするわ・・・・・・じゃあな!」
アバジ・チャラジ
「俺はかつて、トンベリたちにダチを殺された。
 でも奴らが暴れてたのは、呪いのせいだっていうじゃねえか。
 ・・・・・・だからもう、憎むのはやめにしたんだ。
 心をすべて「恨み」って感情に塗りつぶされたら、
 俺は「人」じゃなくなっちまう・・・・・・そんな気がするんだ。」
最終更新:2015年05月09日 03:12