氷結の幻想

氷結の幻想

  • 依頼主 :アルフィノ(北ザナラーン X17-Y18)
  • 受注条件:レベル50~
  • 概要  :ラウバーン緩衝地のアルフィノは、冒険者にミンフィリアへの報告を託したいようだ。

アルフィノ
「私はこれから、イルベルド隊長とともに、
 エリヌ・ロアユに尋問を行う。
 その後、ラウバーン局長に報告するつもりだ。
 ミンフィリアにも、事の顛末を伝えておかなければな。
 彼女は、容疑がはれることを願っていたから・・・・・・。
 ともかく、長らく協力してくれて助かったよ。
 成すべきことは成した・・・・・・。
 君も「石の家」に戻り、「ミンフィリア」に、
 ようやくすべて終わったと伝えてくれるかい。」
石の家のミンフィリアと話す
ミンフィリア
「おつかれさま・・・・・・。
 アルフィノから軽く報告を受けたわ・・・・・・。
 まさか、エリヌ・ロアユ大闘将が、
 帝国軍の密偵だったなんて・・・・・・。
 彼女とは、ラウバーン局長とともに、
 「暁」結成の際にも協働してもらっていたの。
 蛮族、蛮神問題解決のために、とても熱心だった。
 わたしは、あの時の彼女の笑顔が忘れられない。
 もしかしたら、あれが彼女の本心だったんじゃないか・・・・・・。
 報告を聞いた今でも、そう思うわ。
 ・・・・・・ダメね、気持ちを入れ替えないと。
 アシエン対策について、あなたに報告することがあります。
 みんなを呼んで、情報を共有しましょう。」
ミンフィリア
「みんな、そろったかしら。
 ムーンブリダさん、お願いします。」
ムーンブリダ
「りょーかい。
 ・・・・・・あたしが持ってきた「白聖石」。
 これは、エーテルと化したアシエンの魂を封じるものだ。
 この魔器が、莫大なエーテルを吸収できることは、
 蛮神「シヴァ」との戦いに際して証明された。
 ただし、エーテルを保持できるのは短期間だけ。
 アシエンを封じるといっても、
 一時的に閉じ込めるのが精一杯だ。」
ウリエンジェ
「「白聖石」の限界に加え、
 アシエンの未知なる力にも警戒を・・・・・・。
 仮に封じ得たとしても・・・・・・。」
ムーンブリダ
「そう・・・・・・。
 つまり、捕らえた直後に、消滅させなくてはならないのさ。」
ウリエンジェ
「エーテル体となりしアシエンの魂・・・・・・
 これを消し去る手法となれば、理論上の答えはひとつ。
 純粋なるエーテルの刃にて、対消滅させるより道はなし。」
ムーンブリダ
「だけど、アシエンの「魂の質量」とも言うべき、
 エーテルの総量が解らないかぎり、その消滅に必要な刃の硬度・・・・・・
 エーテル密度の予測が立てられない。」
ウリエンジェ
「唯一の手掛かり。
 ・・・・・・それは、かつてアシエンと対峙した、あなたの事例のみ。」
ミンフィリア
「魔導城プラエトリウムでの戦い・・・・・・。
 あなたはハイデリンの導きを受け、光の武器・・・・・・
 おそらくは星の意思による、巨大なエーテルの刃を用いて、
 アシエン・ラハブレアを退けた・・・・・・そう言っていたわね。
 結局、アシエン・ラハブレアは、
 闇のクリスタルを介して「狭間」に逃げたわけだけれど・・・・・・。
 少なくともその時、ハイデリンは、
 光の武器を「アシエンを倒す力」として、
 あなたに、あたえていたことになるわ。
 ・・・・・・でも、あれはハイデリンの導きにより使えたもの。
 自らの意思で、自由に制御できる性質のものではないはず・・・・・・。
 「超える力」と同じようにね。」
ウリエンジェ
「最低限、その時と同じ規模のエーテルの刃を、
 不確定要素なく、自らの意思で操れなければ、
 アシエンの完全消滅は、成し遂げられないということ・・・・・・。」
パパリモ
「だけど、それを人工的に起こすとなった場合は、
 途方もないエネルギーが必要となる・・・・・・か。」
イダ
「この「白聖石」をふたつ用意して、
 一方に、アタシたちのエーテルを閉じ込めておくってのは?」
ムーンブリダ
「・・・・・・イダ、言ったろ?
 この魔器には、エーテルの長時間保存はできない。
 どうしても、その場でエーテルを作る必要があるのさ。」
サンクレッド
「つまり、アシエンを「白聖石」に閉じ込めた時、
 都合よく「光の武器」を使えるのか・・・・・・
 この点に、課題が残る状況ってことだな。」
ヤ・シュトラ
「もっと情報を集めなければね。」
ムーンブリダ
「あたしは、しばらくここに残って、
 「白聖石」の調整を行うつもりさ。
 なぁ、ウリエンジェは、砂の家ってところに居るんだろ?
 どうせ、いっしょにやらなきゃいけないんだ。
 せっかくだし、あんたも来なよ!」
ウリエンジェ
「わ、私は砂の家の執務長・・・・・・戻るのが筋というもの・・・・・・。
 それに、あの地は、宿命と知識が交差する場所なれば、
 長きに渡り、離れるわけにはいきません・・・・・・。」
ムーンブリダ
「なんだよ、つれないな!
 いいよ、だったら、こっちから通ってやる!」
ミンフィリア
「あなたが出ている間に、バルデシオン委員会の件で、
 シャーレアン本国から連絡があったの。
 消滅したというバル島があった海域に、
 本国の調査船が赴いたそうよ。
 ・・・・・・でも、そこに破壊の痕跡はなかった。
 最初から、バル島など存在しなかったかのように、
 ただ「無」だけが残されていた・・・・・・。」
ウリエンジェ
「これが何を意味するのか・・・・・・。
 引き続き調査中のようですが、ただ・・・・・・。
 気になるのは、時を同じくして、
 バル島以外の場所にいた研究員も姿を消している点・・・・・・。」
ムーンブリダ
「彼らはいずれも、バルデシオン委員長とともに、
 太古より伝わる「次元圧壊」という現象の研究をしていた。」
ミンフィリア
「アルテマ級の魔法波を残し、島ひとつを「消す」なんてこと、
 アシエン以外にできるとは思えないけど・・・・・・。
 それ以上の「何か」を感じるの。
 もしかしたら、これが・・・・・・
 彼らのいう「絶対の神」と呼ぶ存在の力かもしれない。
 ・・・・・・せめて、友人の意識が戻れば話も聞けるのでしょうけど。」
ラウバーン
「第七霊災の直後・・・・・・。
 帝国の将、ガイウス率いる帝国第XIV軍団は、
 あざやかな手際で、エオルゼアの要所を抑えた。
 その手引きをしたのが、エリヌ・ロアユだったとは・・・・・・。
 今にして思えば、北ザナラーンの緩衝地を維持できたのも、
 彼女の存在によるものだったのかもしれんな。」
イルベルド
「だが、彼女が接触を図っていたのはガイウスではなく、
 さらにその上だった節がある。
 ・・・・・・つまり、帝国本国だ。
 ガレマール帝国の初代皇帝ソル・ゾス・ガルヴァスは、
 一度は「メテオ計劃」により、
 エオルゼアを焦土と化すことを承認した。
 それは、おそらく、エオルゼアで始まった「神降ろし」を、
 北州や東州に拡大させぬように・・・・・・
 蛮神に汚染された者たちを、抹殺するためだった。」
アルフィノ
「・・・・・・しかし、霊災を境にして方針が変わった。
 ガイウスが「アルテマウェポン」という切り札を手にしたことで、
 蛮神を抑えることができると踏んだこともあろう。
 だが、その根底には、エオルゼアを植民地支配し、
 富を奪うという旨みがあったからにほかならない。」
ラウバーン
「そう考えれば、ガイウスのエオルゼア再侵攻を認めながら、
 全面衝突を控えるように押し留めていた点も、
 理にかなっているか・・・・・・。」
アルフィノ
「エオルゼアの民が頑なに反発し、仮に蛮神の召喚を乱発すれば、
 当然ながらエーテルは枯渇して、土地は死に、命は絶える。
 そんな、死の大地を手にしたところで、利得はないからね。」
イルベルド
「エリヌ・ロアユの情報をもとに、ガイウスの動きを抑え、
 均衡を保とうとしていたのは誰か・・・・・・
 第XIV軍団に対して命令する権限があったのは、
 病床に伏していた初代皇帝を除けば、ただひとり・・・・・・。」
ラウバーン
「全軍団を統括する大将軍・・・・・・。
 確か、当時その座についていたのは、
 今や二代目皇帝となった、ヴァリス・ゾス・ガルヴァス・・・・・・。
 ・・・・・・こいつが彼女の雇い主か。」
イルベルド
「それに、エリヌ・ロアユは、
 エオルゼアの情報を帝国に流していただけでなく、
 帝国からの情報も利用していたようだ。
 双方の情報をうまく使い、エオルゼア側の均衡も保っていた。
 戦争が長引けば金が動く。
 ・・・・・・これで、彼女の「こちら側」の雇い主が想像できよう。」
ラウバーン
「二重諜者だったということか・・・・・・くそっ。」
イルベルド
「ガイウス亡き後も、彼女が第XIV軍団と接触を続けていたのは、
 元々ガイウスが雇っていたわけではなかったというわけさ。」
アルフィノ
「・・・・・・ただし、わからなかったことがひとつある。
 イシュガルドの異端者に、情報を流した理由だ。
 異端者が蛮神がらみであった以上、
 帝国が目指す蛮神討滅という国是に反することになる。
 この件には、どこの意思が働いたのか・・・・・・。
 この先の追及で明らかにしなければならない。」
ラウバーン
「やれやれ・・・・・・腹心を失ったうえに、
 さらに尋問を繰り返さねばならんとはな。
 ・・・・・・気が滅入る。」
イルベルド
「だが、必要なことだ。
 黒幕を突き止めないかぎり、
 第二の「写本師」が現れるだけだからな。」
ラウバーン
「・・・・・・わかっている。
 彼女に近い者は、すでに拘束してある。
 これから、彼女も含め、話を聞くことになるだろう。」
アルフィノ
「局長・・・・・・。
 彼女の協力者の中には、無実の者もいるはず。」
ラウバーン
「・・・・・・うむ。
 厳正な審査の上、対応しよう。」
アルフィノ
「それを聞いて安心したよ。
 エオルゼアのためとはいえ、
 味方を疑う仕事で心が荒んでいたのでね。
 ・・・・・・では、失礼する。」
ラウバーン
「吾輩は結局、この何年か、
 奴らに踊らされていたということか・・・・・・。
 エリヌ・ロアユの裏切りには憤りを覚える。
 ・・・・・・確かに、彼女の未熟さがそれを招いたのかもしれん。
 だが、為政者でありながら、その境遇を利用して、
 国民のためではなく、己の利益のためだけに、
 彼女を使ったことは許されざる行為だ。
 聞いておるのだろう、共和派のネズミよ!
 貴様らの所業は、決して許すことはできない!
 いつの日か、貴様らを排除し、このウルダハを正しき道に導く!
 うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
ナナモ・ウル・ナモ
「今日は、このまま休んでよい。
 ご苦労だった。」
ナナモの侍女
「承知いたしました。
 ・・・・・・それでは、失礼いたします。」
ナナモ・ウル・ナモ
「・・・・・・この部屋も、いつまで禁秘でいられるか。」
カヌ・エ・センナ
「そこまで迫った状況なのですか・・・・・・?」
ナナモ・ウル・ナモ
「先のフロンティア計画の一件以来、砂蠍衆はロロリト派に代わり、
 テレジ・アデレジ派が台頭している。
 問題解決に臨む王党派とは裏腹に、
 己の利益を優先する砂蠍衆ら共和派。
 その共和派ですら分裂し、内紛となっているのが現状じゃ。
 こんなことで、いがみ合っている場合ではないというのに。」
メルウィブ
「・・・・・・ならば、いっそ、女王の権限として、
 砂蠍衆を解体することはできないのですか?」
ナナモ・ウル・ナモ
「商人たちの代表を兼ねる砂蠍衆の一方的な解体は、
 彼らにかぎらず、今のウルダハを作った、
 ほかの商人らの扇情を逆撫でることになる。
 そうなれば、ウルダハを取り巻く状況は、さらに悪化しよう。
 商人にかぎらず、市民も、難民も・・・・・・
 ウルダハの民すべてが幸福を求めている。
 政を担うものとして、それに応えなければならない以上、
 今は、迂闊に敵を増やすときではないのじゃ。
 ロロリトにしてみれば、
 現状をみていない「夢物語」なのかもしれんがな。」
カヌ・エ・センナ
「国の柱たる民と、礎たる為政者の思想の相違。
 ・・・・・・お互いの立場が違う以上、ある程度は仕方のないこと。
 ですが、同じ為政者の中でのそれは、
 溝が深まるほど、その上で生きる民が煽りを食う・・・・・・。
 しかも対手は、まるで国民を見ようとしていない。
 これでは、いくらナナモ陛下が尽力されても、
 国をまとめるなど・・・・・・。」
メルウィブ
「それに加え、不滅隊の中で、
 長きに渡り密偵を飼っていたという事実。
 領土を拡大し、細部まで目が行き届かない帝国ならまだしも、
 多くの傭兵を受け入れているとはいえ、
 かぎられた中での不祥事は、共和派に増長を許すだけか。」
カヌ・エ・センナ
「ガレマール帝国の脅威が迫ろうとしている今、
 早々にエオルゼアをひとつにまとめなければならない。
 そのために、まずは各々の国の意思を、
 統一せねばならないと言うのに・・・・・・。
 ・・・・・・何か、手段はないのでしょうか。」
ナナモ・ウル・ナモ
「ウルダハの宝は、金銀でも、宝石でもあらぬ・・・・・・民じゃ。
 その民の意思が、一部の富者にゆがめられてはならぬこと。
 共和派の連中も、商人たちの自治を大義名分として謳っているが、
 結局は、奴らの思うがままに国を動かしたいだけに過ぎぬ。
 これは、真の共和に非ず・・・・・・。
 民のための政は、民のために行わなければならない。
 ・・・・・・つまり、解体すべきは砂蠍衆ではないのだ。」
メルウィブ
「ナナモ陛下・・・・・・まさか・・・・・・。」
ナナモ・ウル・ナモ
「そのために、貴公らを呼んだ。
 わらわが公言することで、ウルダハは大きく揺れよう。
 後の混乱をラウバーンと協力し、平定してもらいたい。
 ウル王朝、最後の王として、
 恥を忍んで貴公らに頼みがある。
 このウルダハを、ウルダハの宝を・・・・・・
 どうか、守ってやってほしい。」
カヌ・エ・センナ
「ナナモ陛下・・・・・・。
 では・・・・・・。」
ナナモ・ウル・ナモ
「そう、解体すべきは国家そのもの。
 然るべき折にウル王朝の幕を下ろし、
 共和制に移行するつもりじゃ。
 これによって、王党派も共和派も解散する。
 ウルダハは、王のものでも、豪商のものでもなく、
 民のものとして生まれ変わる。
 ・・・・・・すまんな、ラウバーン。
 お前の忠義を裏切る形になる。
 だが、今、わらわにできることはこれしかないのじゃ。
 ゆるしてくれ・・・・・・。」
虚偽で創られた氷結の幻想が、戦意の熱で融解していく
それは、破滅の濁流か、新時代を導く呼び水か・・・・・・

  ――汝にクリスタルの導きあらんことを!

つづく
ミンフィリア
「幻龍「ミドガルズオルム」に「絶対の神」・・・・・・
 そして、聞こえなくなった「ハイデリン」の声・・・・・・。
 人知の及ばない相手ばかりで、頭が痛いところね。」