巡れ、夢の歯車

巡れ、夢の歯車

  • 依頼主 :セズル・トトロック(黒衣森:北部森林 X24-Y23)
  • 受注条件:クラフター・レベル10~
  • 概要  :エカトル実験場のセズル・トトロックは、冒険者に聞いてほしいことがあるようだ。

セズル・トトロック
「オウオウオウッゥ! 姐ちゃんよッォ!
 いいとこに来やがったッァ! 聞いてくれッェ!
 ついにッィ、ついにッィ!
 「デズル・クワラン号」完成のメドが立ちそうだッァ!
 というのもッォ、これから飛空艇の心臓部とも言うべきッィ、
 青燐機関の動力伝達系の作業に着手するッゥ!
 このヤマを越えればッァ、完成は目前よッォ!
 青燐機関はッァ、とりもなおさずヒトの最先端技術ッゥ!
 そいつをオレたちだけで、独自に設計、製造するッゥ!
 まさしく、イクサル族の歴史に残る偉業だぜッェ!
 青燐機関の主要部材には、何の問題もねッェ。
 タタラムの小僧が引いた図面は、申し分ねぇ出来だッァ!
 予備部材も潤沢とはいかねぇがァ、それなりに蓄えはあるッゥ!
 ・・・・・・だがッァ、だがよッォ!
 ひとつだけッェ! ひとつだけ、ドでけぇ問題があるんだッァ!!
 動力伝達系の部品を作るための「工作機械」が、
 この「エカトル実験場」にねぇってことだッァ!
 青燐機関が生み出した動力をッォ・・・・・・。
 推進装置に伝えるための精密な部品の数々ッゥ・・・・・・!
 ソイツがッァ、オレたちの力じゃ、自作できねぇんだよッォ!
 「旋盤」だッァ・・・・・・。
 部品を切削加工するための、丈夫な「旋盤の歯車」ッァ・・・・・・
 それさえあれば、なんとかなるんだがよッォ・・・・・・!
 なッァ、姐ちゃん、頼むッゥ!
 なんとかして「旋盤の歯車」を手に入れちゃくれねぇかッァ?
 専門的な品だ、探すのが難しいってのは百も承知ッィ!
 だが、これはヒトにしか頼めねッェ!
 「デズル・クワラン号」の命運はッァ、
 オメェの双肩にかかってやがるんだッァ!」
セズル・トトロック
「「旋盤」だッァ・・・・・・。
 部品を切削加工するための、丈夫な「旋盤の歯車」ッァ・・・・・・
 それさえあれば、精密部品が自力で製作できるんだッァ!」
タタラムに相談する
タタラム
「Nikuqさん、話は聞いていました。
 精密部品を自作するための工作機械・・・・・・「旋盤」ですね?
 「旋盤の歯車」・・・・・・難しいですね。
 歯車が僅かに歪めば、当然、回転にブレが生じ、
 精密部品の加工はできなくなります。
 セズルさんが求める精密部品が作れる「旋盤」となると、
 歯車ひとつにも、とんでもない精度が求められます。
 髪の毛一本の誤差も許されぬ世界ですよ。
 そんな「旋盤の歯車」を作れる腕前の職人となると、
 エオルゼア全土でも、片手の指ほどしかいないでしょう。
 ・・・・・・しかし、運良く職人を見つけ出しても、
 歯車が完成するまでに、どれほどの時間が必要か・・・・・・。
 そうなれば、開発は停滞してしまいます!
 最短で入手するには、所有者を探すのがいいでしょう。
 でも、そんな貴重品を譲ってくれるような人なんて、
 いるはずがないですよね・・・・・・。
 まてよ・・・・・・「旋盤」・・・・・・?
 ・・・・・・昔、見たことがあるぞ。
 確か、僕がまだ幼かったころ、お祖父ちゃんの工房で・・・・・・。
 Nikuqさん!
 すみませんが、グリダニアに足を運んでもらえますか?
 じっちゃん・・・・・・コルソンにもう一度、話を聞いてほしいんです。
 コルソンのじっちゃんは、ハイウィンド飛空社の古参社員。
 お祖父ちゃんの工房にあった「旋盤」について、
 何か憶えているかもしれない!
 じっちゃんなら、カーラインカフェに滞在しているはずです!
 よろしくお願いします!」
タタラム
「コルソンのじっちゃんは、ハイウィンド飛空社の古参社員。
 お祖父ちゃんとも懇意の仲だったんです。
 「旋盤」について、何か憶えているかもしれません!」
グリダニアのコルソンと話す
コルソン
「おやおや、あなたは・・・・・・
 タタラム坊っちゃんに雇われていた冒険者ですな?
 本日は、いかなる要件ですかな?
 ・・・・・・む? 坊っちゃんからの伝言ですと?
 ほうほう・・・・・・先代社長の工房にあった「旋盤」ですか。
 こりゃまた、懐かしい話を持ち出したものじゃのぅ。
 あれは、かれこれ50年近く前のことですかのぅ・・・・・・。
 当時の私は、駆け出しの職人。
 冒険家で事業家の「タタノラ」さんの元で、修行の毎日じゃった。
 ある日、タタノラさんが画期的な事業計画を提案しましての。
 それはイクサル族が開発した「気球」を転用し、
 遊覧飛行を行うという、夢の事業じゃった。
 それがエオルゼア初の航空会社・・・・・・
 「ハイウィンド飛空社」誕生の瞬間でしたのじゃ。
 もっとも、都市間を結ぶ飛空便を就航させるには、
 シド氏がエオルゼアに「飛空艇」をもたらすまで、
 30年ほど待たねばならんかったがのう・・・・・・。
 ・・・・・・じゃが、今でも夢に見る。
 タタノラさんと夢を語り、ただひたむきに気球を造った、
 あの工房での輝かしい日々を・・・・・・。
 ・・・・・・おっと、これは失敬。
 歳をとると話が長くなっていかんですわ。
 え~と・・・・・・そうそう、「旋盤」の話じゃったな。
 恐らくタタラム坊っちゃんが「旋盤」を見たという場所は、
 フォールゴウドにあった旧工房のことじゃろう。
 若旦那・・・・・・つまり現社長が引き継いだ後、
 工房は閉鎖され、建物も解体されてしまいましたがの。
 時の移ろいを感じずにはおれませんな。
 当時のことを知る者は・・・・・・はて、まだいるかのぅ?
 「浮かぶコルク亭」の従業員にでも聞いてみるとよいでしょう。」
コルソン
「「その翼を広げ、何よりも高く」・・・・・・。
 タタノラさんの残したハイウィンド飛空社の社訓ですじゃ。
 彼の口からこの言葉を聞いたとき、私は自らの運命を感じました。
 すべての夢の出発点は、あの工房・・・・・・。
 フォールゴウドでの修行の日々が、今の私を作ったのです。
 「旋盤」・・・・・・まだあるといいですなぁ。」
浮かぶコルク亭のエルーインと話す
エルーイン
「ようこそ「浮かぶコルク亭」へ。
 お泊まりですか?
 ・・・・・・おや? 私に聞きたいことがあるって?
 ・・・・・・「旋盤」? 何ですか、それ。
 ふむふむ・・・・・・昔、このフォールゴウドにあった、
 「ハイウィンド飛空社」の工房にあったはずですって?
 申し訳ありませんが、聞いたことありませんね。
 私はこの宿屋に勤めて10年になりますが、
 そんな工房があったなんて、初耳です。
 ・・・・・・あ、そうそう、「旋盤」は知りませんが、
 持ち主不明の古い預かり物なら、山ほどありますよ?
 何なら、ダメ元で調べてみますか?
 うちは、フォールゴウドで一番大きな建物ですからね。
 その倉庫には、住民やらお客様やらが持ち込んだ、
 古い品々が眠っているのですよ。
 ちょうど、この前、倉庫の整理を行いまして、
 持ち主不明の品を捨てるために、外に出したところです。
 どうぞ、ご自由に持っていってください。」
旋盤の歯車を探す
タタラム
「Nikuqさん、それはもしかして・・・・・・!
 「旋盤の歯車」じゃないですかっ!?
 ・・・・・・やっぱりそうだ!!
 こんなところに「旋盤」があるなんてっ・・・・・・まさに奇跡だっ!
 これで必要な精密部品が製作できます!
 この「旋盤の歯車」は、僕の祖父・・・・・・
 「ハイウィンド飛空社」の創設者である「タタノラ」のものです。
 お祖父ちゃんは僕が幼少のころに亡くなりましたが、
 その晩年にも、よく職人たちの工房に出入りしていました。
 「いいか、タタラム。
  夢を叶えるために必要なのは、金じゃない!
  情熱と魂! そして翼を広げ、何よりも高く飛ぶことじゃ!」
 ・・・・・・お祖父ちゃんの説教は、何より心地よい子守唄でした。
 僕が飛空艇の設計士を志したのは、
 きっと、お祖父ちゃんの薫陶なんでしょうね。
 ・・・・・・ん? この「旋盤の歯車」・・・・・・
 表面に何か、文字が彫りこんでありますね・・・・・・。
 『わが友、デズル・クワランに贈る。
  変わらぬ友情を、その翼に誓って。
                      タタノラ』
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・こ、これは。
 もしかして・・・・・・。
 Nikuqさん! すぐに「エカトル実験場」に戻って、
 この「旋盤の歯車」をセズルさんに渡しましょう!
 僕も、確かめなきゃならないことがあるようです・・・・・・!」
セズル・トトロックに旋盤の歯車を渡す
タタラム
「「旋盤の歯車」に刻まれた文字・・・・・・。
 お祖父ちゃんが送った相手の名前・・・・・・「デズル・クワラン」。
 これは・・・・・・もしかして・・・・・・。」
セズル・トトロック
「オウオウオウ、帰ってきたかッァ!
 待ちくたびれて、屁が止まんねェぞッォ!」
(旋盤の歯車を渡す)
セズル・トトロック
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおッォ!!
 こいつはッァ! 「旋盤の歯車」ッァ!!
 でかしたぞッォ、姐ちゃんッン!
 よぉし、よしよしよしよしよしよしッィ!!
 これで「デズル・クワラン号」の完成がッァ!
 いよいよ、現実味を帯びてきやがったッァ!!」
タタラム
「セズルさん・・・・・・。
 あなたに聞きたいことがあります。」
セズル・トトロック
「なんだッァ? 小僧ッォ!
 ガラにもなく神妙な顔しやがってッェ。
 クソでも漏らしそうになったかッァ!?」
タタラム
「セズルさん。
 その「旋盤の歯車」に刻まれた文字を読んでみてください。」
セズル・トトロック
「んだッァ? 文字が何だってんだッァ・・・・・・?
 ・・・・・・・・・・・・こっ、これはッァ・・・・・・!!
 『わが友、デズル・クワランに贈る。
  変わらぬ友情を、その翼に誓って。
                      タタノラ』」
タタラム
「タタノラというのは、僕の祖父。
 46年前「ハイウィンド飛空社」を創業した実業家です。
 そして、そこに書かれた「わが友」の名前は・・・・・・。」
セズル・トトロック
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・げひゃッ!
 げひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃはッァ!!
 なんてこったッァ! こりゃ面白れッェ!!」
タタラム
「どういうことなんですか? セズルさん・・・・・・。」
セズル・トトロック
「どうもこうもねッェ!!
 この「旋盤の歯車」は、ほかでもねッェ、
 元々、オレたちのものだったってコトよッォ!
 「デズル・クワラン」・・・・・・イクサル族の異端児にして天才ッィ!
 「エカトル空力団」初代団長ッォ! 気球造りの達人ッン!
 そして・・・・・・オレの尊敬する師匠の名前だッァ!」
タタラム
「なっ!?
 じ、じゃあ、僕たちの造っている飛空艇の名前は・・・・・・?」
セズル・トトロック
「おッォ! もちろん、師匠の名前を拝借したのよッォ!
 「デズル・クワラン」・・・・・・オレたちのケツを蹴り上げてッェ、
 空に舞う船に、これほどふさわしい名はねぇからよッォ!」
タタラム
「じゃあ・・・・・・やっぱり、あの噂は本当だったんですね・・・・・・?」
セズル・トトロック
「噂だッァ・・・・・・?」
タタラム
「僕の祖父、タタノラがハイウィンド飛空社を設立した端緒。
 それはイクサル族の気球技術を学んだこと。
 当時の気球は、イクサル族のソレを模倣したものだった・・・・・・と。
 「獣人の技術を盗用するなど、社の沽券に関わる」と、
 社史からも封殺され、対外的にも否定している噂です。
 僕自身も、単なる風評だと思っていたのですが・・・・・・。」
セズル・トトロック
「風評なものかよッォ!
 オメェらヒトは、オレたちの技術を盗みやがったんだッァ!
 パクリだぜッェ! パクリッィ! このパクリ野郎ッォ!」
タタラム
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
セズル・トトロック
「な~んつってなッァ! げひゃひゃッァ、冗談だぜッェ!
 しかも、この文章を見る限りッィ、
 「技術を盗んだ」っつーのは、誤解だったようだなッァ・・・・・・。
 オレの師匠「デズル・クワラン」と、小僧のジジイは、
 「マブダチ」だったみてぇじゃねぇかッァ・・・・・・。
 技術は「盗用」じゃなく、「提供」されたモノだったのさッァ。
 まったくよッォ・・・・・・。
 イクサル族もヒトも、同じバカ同士だったてことだッァ・・・・・・。
 バカの見る夢ってのはッァ、今も昔も変わんねぇなッァ・・・・・・。」
タタラム
「セズルさん、僕、そしてNikuqさん・・・・・・。
 不思議な運命のめぐりあわせですね・・・・・・。
 世代を超えて、「夢」は再び繰り返す・・・・・・か。」
セズル・トトロック
「ナニ、尻の痒くなること言ってんだよッォ! ゴラッァ!!
 相変わらずオメェはッァ!
 その舌、旋盤で斬り落とすぞッォ、クソガキャッァ!」
(作業中のイクサル族
「完成まで、あと少しッィ!」)
  旋盤の歯車:エカトル実験場の旋盤に用いる精巧な歯車