シルクスの塔


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シルクスの塔

  • 依頼主 :ラムブルース(モードゥナ X30-Y12)
  • 受注条件:レベル50~
  • 概要  :調査団「ノア」のラムブルースは、頭を悩ませているようだ。

ラムブルース
「ああ、君か・・・・・・
 クリスタルタワーの調査状況の確認に?
 そうか・・・・・・。
 残念だが、まだ良い報告はないんだ。
 無駄足を踏ませてすまない。
 前回の調査で突破した「古代の民の迷宮」については、
 その後も調査が進んでいるのだがね。
 さらに先・・・・・・「シルクスの塔」への侵入方法が、さっぱりだ。」
グ・ラハ・ティア
「ほら、クリスタルタワーの前に、
 侵入者を殲滅する「八剣士の前庭」があったろ?
 構造は違うが、シルクスの塔の入口も、
 防衛機構で固められてるのさ。
 しかも、すげーやっかいなヤツ!
 オレとシドであれこれ試しちゃいるが、
 何の成果もでやしねー。」
ラムブルース
「・・・・・・頼みますよ、本当に。
 ともかく、万策尽きていてね・・・・・・。
 君の手を借りようにも、突破の糸口さえ掴めていない状況だ。
 時間はかかるが、古代の記録を洗っていくしか・・・・・・。」
????
「ならば、その防衛機構・・・・・・
 僕らに見せてくれないか。」
グ・ラハ・ティア
「・・・・・・なんだぁ?」
????
「にらまないでよ、賢人さん。
 私たちは、あんたたちの・・・・・・ノアの味方なんだからね。」
ウネ
「私はウネ、隣の暗そうなのがドーガ。
 古代アラグ文明の研究を専門にしてるんだ。
 バルデシオン委員会の命で、調査を手伝いにきたよ。」
ラムブルース
「ウネにドーガ・・・・・・?
 いまどき珍しい、古風な名だな。
 しかし、君たち。
 その名を委員会から聞いた覚えはないし、
 本部の消滅騒ぎで、それどころではないはずだが?」
ドーガ
「・・・・・・・・・・・・では、連絡が行き違ったのだろう。
 信じてもらうしかない。」
ラムブルース
「グ・ラハ・ティア?
 どうしました?」
グ・ラハ・ティア
「・・・・・・なんか・・・・・・眼が・・・・・・・・・・・・。
 でも、大丈夫だ・・・・・・気にするほどじゃない。」
ウネ
「・・・・・・驚いた。
 よく見たらその右眼、私たちと同じ眼だね。」
グ・ラハ・ティア
「同じ眼・・・・・・?
 まさか、あんたたちも「紅血の魔眼」の持ち主なのか!?
 この眼について、知ってることがあるなら教えてくれ!
 血のように紅い魔眼は、失われたはずのアラグ人の特徴のはず・・・・・・
 なのにオレは、親父からこの眼を受け継いだんだ。
 親父も祖父から・・・・・・
 でも、兄弟の中で眼が顕れるのは、きまってひとりだけだ。
 その意味を、オレはずっと探してきた・・・・・・!」
ドーガ
「・・・・・・すまないが、僕らではその答えを示せない。
 確かなのは、この眼とアラグには因縁があるということのみ。
 そして、お前がその因縁に導かれてきたように、
 僕らも己の存在理由を果たしにきた・・・・・・。
 これでもまだ、信じるに足らないだろうか。」
グ・ラハ・ティア
「・・・・・・なあ、調査に加えてやろうぜ。
 拒んだとして、ほかに有力なあてもねーだろ?」
ラムブルース
「ふむ・・・・・・。
 あなたの決定であれば、拒みはしませんが・・・・・・。
 君たちの存在については、
 後ほど、委員会に確認をとらせてもらう。
 それで構わないな?」
ラムブルース
「よろしい、ウネとドーガを相談役としてノアに迎えよう。
 ふたりに防衛機構を見せ、意見を聞こうじゃないか。」
ドーガ
「ありがたい・・・・・・。
 きっと、役に立てるだろう。」
ラムブルース
「Niuniu、君も彼らとともに、
 シルクスの塔の入口へ向かってほしい。
 現地のシドから、防衛機構について聞いてくれ。
 シルクスの塔へは、八剣士の前庭で調査をしている
 「ビッグス」たちに声をかければ、案内してもらえるだろう。
 ・・・・・・よろしく頼むぞ。」
グ・ラハ・ティア
「オレも行くぜ!
 あんたとこいつらがいたら、なんだか歴史が動きそうだからな!」
八剣士の前庭のビッグスと話してシルクスの塔に行く
ウェッジ
「シルクスの塔の入口を、どうにかして、こじ開けたいッス。
 そのために、ここで防衛機構の仕組みを調べてるッス!」
ビッグス
「おっ、Niuniuじゃないか!
 今日はどうしたってんだ?
 シルクスの塔の調査開始には、まだ早すぎるぞ。
 ・・・・・・ほう、バルデシオン委員会からの新しい仲間か!
 そりゃありがたい。
 親方も、ずっと難しい顔で悩んでるからなぁ。
 シルクスの塔の入口は、古代の民の迷宮の先だ。
 さっそく案内してやるよ。」
シド
「誰かと思えば、お前たちか。
 ・・・・・・そっちの、見慣れないふたりは?」
グ・ラハ・ティア
「お待ちかねの朗報だぜ、シド。
 バルデシオン委員会が専門家をよこしてくれたんだ。
 ウネに、ドーガだとよ。」
ドーガ
「防衛機構に手こずっていると聞き、様子を見にきた。
 これから、よろしく頼む。」
シド
「ああ、よろしく。
 ・・・・・・すごいな、格好までアラグ様式か。
 専門家ってのも伊達じゃなさそうだ。
 この先が、クリスタルタワーの中枢・・・・・・
 「シルクスの塔」と呼ばれる区画だ。
 だが、ご覧のとおり、唯一の入口は巨大な扉で塞がれている。
 この扉こそ、俺たちを悩ませている防衛機構さ。
 扉は、八剣士の前庭と違って、攻撃してくることはない。
 けれども開く方法がわからない上に、
 いかなる手段を使っても壊せなかった。
 つまり「開かずの扉」ってヤツさ・・・・・・。
 単純だが、最も効果的な防衛機構というわけだ。」
グ・ラハ・ティア
「手がかりになりそうなのが、扉の中央に描かれた意匠だ。
 恐らくこれは、対となった男女・・・・・・
 しかも相当に身分が高い。
 ・・・・・・それ以上は、はっきりしねーがな。
 意味があるのやら、ないのやら・・・・・・。」
シド
「おい、言ったろ、開こうとしても無駄だ。
 人の力ごときじゃ、その扉はびくともしない。」
ウネ
「ああ、聞いていたよ。
 まさかこの、か弱い乙女の細腕で、
 扉を開こうなんて思っちゃいないさ。」
ドーガ
「そう、僕らが開くのではない。
 ・・・・・・・・・・・・扉の方が、おのずと開くんだ。」
グ・ラハ・ティア
「なッ・・・・・・嘘だろ・・・・・・!?
 扉が開いたッ・・・・・・!」
シド
「いったい、何をしたんだ・・・・・・!
 人が近づくだけで扉が開くなんて、考えられない。
 お前たち・・・・・・本当に、ただの研究者か・・・・・・?」
????
「『光束ねし 天突く塔は
  金色の扉の先に黙さん・・・・・・』
 『其は厳然たる 隔絶の壁
  いと尊き始祖の血にのみ 至天の道が開かれん』
 ・・・・・・記録のとおりだな。」
ネロ
「よぉ、寄せ集めの調査団。
 ずいぶんと珍しい「玩具」を手に入れたようだな?」
シド
「お前は・・・・・・ネロ・・・・・・!?
 やはり、魔導城から逃げ延びていたか・・・・・・!」
ネロ
「おいおい、ガーロンドォ・・・・・・。
 かつての級友の生還を、
 もう少し喜んでくれてもいいンだぜ?
 そう警戒しなくても、今のオレは哀れな敗残兵だ。
 おめおめ本国に帰って処刑されてやるのもシャクだから、
 放浪の旅を楽しんでるだけよ。
 そんなとき、お前らの噂を聞いてな。
 面白そうなンで、混ざりにきたわけだ。」
シド
「・・・・・・・・・・・・信じられるか。」
ネロ
「まあ、オレの話なンざ、どうだっていいだろう。
 問題は、そいつらの正体だ・・・・・・。
 オレにはその心当たりがある。
 知ってのとおり、クリスタルタワーは、
 アラグ帝国に繁栄をもたらした最重要施設。
 中枢に立ち入れたのは、皇族と一部の重鎮だけだったという。
 さらに、オレが探し当てた記録の一節によると、
 扉を開くことができたのは「尊き始祖の血」のみ。
 つまり鍵は・・・・・・皇帝の血族だ。」
グ・ラハ・ティア
「まさか、こいつらがアラグ皇帝の子孫だってのか!?
 馬鹿いえ、数千年前の話だぞ!」
ネロ
「子孫、か・・・・・・。
 そんな血の通ったもンじゃないだろ、なぁ?
 あえていうなら、模造品・・・・・・。
 古代アラグ文明が誇った魔科学のたまものにして、
 複製された「生きている鍵」さ。
 お前らの正体は、クリスタルタワーに保管されていた、
 人造の生命体・・・・・・「クローン」だ。」
ドーガ
「・・・・・・そこまで知られているなら、もはや否定のしようもないか。
 すまない、隠し通すつもりはなかった。
 この扉を開けてからでなければ、
 真実を受け入れてもらえないと思ったんだ。」
ウネ
「一度、外に出ないかい?
 そこで改めて、あんたたちに話したいことがある。」
グ・ラハ・ティア
「・・・・・・ああ、わかった。」
シド
「おい、まさか本当についてくるつもりか・・・・・・?」
ネロ
「そういっただろ?
 それともなんだ、仲良くしたければ、
 手土産のひとつでも持参しろってか?
 オレが話した情報が記録されてる、アラガントームストーンだ。
 帝国軍第XIV軍団が、後生大事に抱えてたもンでな。
 お前にやるよ。
 せいぜいよろしくな、ガーロンド・・・・・・
 いや、シドよぉ?」
シド
「ネロの奴、何を考えている・・・・・・?
 あいつが怪しい動きをしないか、お前も注意していてくれ。」
グ・ラハ・ティア
「とにかく、ふたりの話を聞いてみようぜ。
 どうするかは、それからだ。」
ビッグス
「親方とネロは、魔導院に通ってた頃からの知り合いらしいぞ。
 魔導院っていうのは、ガレマール帝国の帝都にある、
 エリート養成機関だ。
 どうにも、ただの同窓ってだけじゃない、
 浅からぬ因縁がありそうだけどな。
 まさか、こんな形で再会しようとは・・・・・・。」
ウェッジ
「ク、クローンって何だかすごいッス!
 もしも、ビッグスのクローンをたくさん造ったら・・・・・・
 やっぱり嫌ッス! 暑苦しいッス!」
ネロ
「オレのことは気にせず進めてくれよ。
 お互いに、昔のことは忘れて仲良くしようぜ?」
ウネ
「私たちのことを疑うのは当然だ。
 でも、どうか話を聞いてほしいんだよ。
 ・・・・・・これは、私たちが待ち望み続けた機会なのさ。」
八剣士の前庭でドーガと話す
ドーガ
「・・・・・・・・・・・・戻ったか。
 では、僕らにまつわる真実を話そう。
 お前たちの調査にも関わる、重大な話だ。
 ラムブルースも呼ばなければ・・・・・・。」
ドーガ
「まずは、此度の非礼を詫びたい。
 騙すような真似をして、すまなかった。
 僕らは、バルデシオン委員会に派遣された研究者ではない。
 推測のとおり、アラグ帝国時代に造られた人造生命体・・・・・・
 「クローン」だ。」
ラムブルース
「人造生命体・・・・・・クローン・・・・・・。
 ・・・・・・にわかには信じがたい話だな。
 そもそも、なぜクローンなどというものが存在している?
 君たちの目的は何だ?」
ドーガ
「順を追って話そう。
 それに答えるには、アラグ帝国の真の歴史を紐解く必要がある。」
ウネ
「アラグ帝国が繁栄を極めていたのは、
 私たちが生み出されるよりも、ずっと前・・・・・・。
 その頃は、クリスタルタワーも開かれた施設でね。
 そこで生み出される無限のエネルギーによって、
 国は渇きを知らなかったのさ。」
ドーガ
「しかし、飽和した繁栄の中で、民は次第に退廃的になっていった。
 ・・・・・・その気運に拍車をかけたのが、皇族の衰退だ。
 民の活力が失われ、それを束ねる皇族の血も弱まれば、
 当然のごとく国は傾く・・・・・・。
 隆盛を誇ったアラグ帝国も、その流れは止められなかった。」
ウネ
「・・・・・・そんなとき、帝国再建のために立ち上がったのが、
 稀代の科学者「アモン」という男だったんだよ。
 傾いた国には、傑出した指導者が必要・・・・・・
 そう考えたアモンは、魔科学で建国の祖を蘇らせようと試みた。」
グ・ラハ・ティア
「建国の祖・・・・・・?
 まさか、伝説の始皇帝「ザンデ」か・・・・・・!」
ウネ
「そう、そのための研究の一環で造られたのが、
 ザンデ直系の子孫である「ウネ」と「ドーガ」のクローン・・・・・・
 つまり、私たちってわけさ。」
ラムブルース
「超文明の成せる技か・・・・・・。
 事実、アラグ史には、皇帝ザンデの名が二度登場している。
 私たちは、別の皇帝が名を継いだものと考えていたが・・・・・・
 実際は、ザンデ本人が玉座に戻ったというのか?」
ウネ
「ああ、ザンデは復活したよ。
 人の命という、絶対のことわりを凌駕してね。」
ドーガ
「蘇ったザンデは瞬く間に帝国を再建し、
 在りし日の野望・・・・・・世界統一に乗り出した。
 統一戦争には、大きな力が必要だ。
 クリスタルタワーは閉ざされて、多くのエネルギーが、
 恐るべき「闇の力」を得るための研究に費やされた・・・・・・。」
シド
「大昔の歴史についてはわかった。
 あの扉を開いたお前たちの言葉だ、疑うつもりもない。
 だが、それが今の状況と、どう関係ある?
 俺たちが知りたいのは、古代の産物であるお前たちや
 クリスタルタワーが、この時代に現れた理由だ。」
ドーガ
「・・・・・・ザンデの野望は、過ぎた歴史の話ではない。
 ザンデは今でも生きているんだ。
 あの、シルクスの塔の中で・・・・・・。
 「闇の力」を御すには、莫大なエネルギーが必要となる。
 ザンデは、衛星「ダラガブ」を打ち上げ、
 クリスタルタワーに太陽の力を集めようとした・・・・・・。
 だが、わずかな誤算が惨事を引き起こす。
 エネルギーを受け止めきれず、地殻が崩壊したんだ。
 想像を絶する大地震が起きた・・・・・・。
 後世に「第四霊災」と呼ばれたその災害は、
 アラグ帝国に終焉をもたらした。
 しかし、崩壊の最中・・・・・・
 ザンデの腹心となっていた科学者アモンは、
 地中に沈みゆくクリスタルタワーの時間を止めたんだ。
 中にいたザンデもろとも、クリスタルタワーは眠りについた。
 再びの目覚めを・・・・・・野望の実現を待つために・・・・・・。」
ウネ
「時は流れ、あんたたちの時代がくる。
 対となるダラガブに呼応して目覚めたクリスタルタワーは、
 第七霊災を経て、再び地上に露出した。
 ・・・・・・それはすなわち、ザンデの目覚めでもある。
 ザンデは力を求めるあまり、「闇の力」に近づきすぎた。
 守るべき民や領土を持たずとも、野望に焦がれて進むだろう。
 ・・・・・・世界統一に向けてね。
 私たちは、ザンデを止めたい。
 それが、オリジナルのウネとドーガから託された使命なんだ。
 彼らは、ザンデの凶行を・・・・・・世界を案じていた。
 だから、クローンのひとつにすぎなかった私たちに、
 戦うための心をくれた。」
ドーガ
「だが、この使命は、僕らだけでは成しえない。
 クリスタルタワーとともに目覚めた僕らは、
 ずっと待ち続けていたんだ。
 古代の民の迷宮を乗り越えて、
 ザンデの闇を振り払う「光の戦士」がやってくるのを・・・・・・!」
シド
「・・・・・・俺たちの調査は、ずっと見られてたってわけだ。
 なるほど、委員会の存在を知ってたのにも、納得だぜ。
 さて・・・・・・どうする、Nikuq?
 今のうちにザンデとやらを倒さなければ、
 調査どころか、世界の危機らしいが?」
ドーガ
「力を貸してくれるんだな。
 ありがたい・・・・・・
 ともに、アラグの闇の歴史を終わらせよう。」
ラムブルース
「我々はクリスタルタワーの調査を続けてきた。
 だが、聞いてのとおり、その危険性は明らかだ。
 シドも、我々聖コイナク財団も、
 遺産が悲劇を起こすことを望んではいない。
 ゆえにノアの使命を、調査から「封印」へと移行する。
 これより、クリスタルタワーの中枢、
 「シルクスの塔」へ突入し、封印を試みるぞ!
 先鋒は、Niuniu率いる冒険者部隊だ。
 防衛機構と始皇帝ザンデを突破し、塔内の脅威を排除してほしい。
 その他の人員は、冒険者部隊の任務完了に備え、
 クリスタルタワー封印の準備をすすめてくれ!」
グ・ラハ・ティア
「な、なあ・・・・・・。
 あんたたちの眼と、オレの眼が同じなら、
 オレもクローンってことなのかな・・・・・・。」
ドーガ
「その眼は、親から継いだといったな。
 ・・・・・・僕ら人造生命体は、子を残すことができない。
 だから、クローンの血族という線はないだろう。
 お前はその眼を「紅血の魔眼」と呼んだが、
 僕らは「皇血の魔眼」と呼んでいた。
 アラグ人の中でも、皇族に近しい者のみが有した特徴だ。
 それを不自然に継承してきたとあれば、
 確かに、何か意味のあることなのだろう・・・・・・。
 そこにきっと、お前の運命が待っている。」
ドーガ
「シルクスの塔の中には、おそらく僕らと同じ姿をした、
 クローンがいる・・・・・・。
 だが、その姿に惑わされてはいけない。
 彼らは、自我を持たぬ傀儡にすぎないのだ。
 「クリスタルタワーを守れ」という命令を遂行するために、
 侵入者たる君たちに襲い掛かってくるだろう。
 本来、自分と「同じもの」である存在が倒されるのは、
 もちろん好ましい光景ではない・・・・・・。
 それでも、情け容赦は無用だ。」
ウネ
「歴史にこそ残っていないだろうけれど、
 私たちの元となったアラグの皇族・・・・・・
 オリジナルのウネとドーガは、それは聡明な方々だった。
 復活したザンデに王座を譲りながらも、
 「闇の力」で繁栄していく帝国の未来を案じ、
 私たちに、知恵と心をわけてくださったんだ。
 あの方々だったら、あるいは・・・・・・
 数千年先に、あんたのような「光の戦士」が現れることも、
 見抜いてらっしゃったのかもしれないね。」
シド
「強大な支配力をもつ帝国に、卓越した技術・・・・・・
 人のために育んだはずのものが、人の心を腐らせるんだ。
 ・・・・・・歴史は繰り返す、か。」
ビッグス
「ネロなら、ヤボ用だとかで、どっか行っちまったぞ。
 勝手についてきたり離れたり、何を考えてるんだか・・・・・・。
ウェッジ
「今回、オイラとビッグスは、裏方の裏方にまわるッス!
 冒険者部隊がシルクスの塔でドンパチしている間に、
 古代の民の迷宮に異変がないか見てくるッス!」
八剣士の前庭のグ・ラハ・ティアと話す
グ・ラハ・ティア
「ん? 大丈夫かって?
 ・・・・・・わるいな、余計な心配かけちまって。
 考えても仕方ねーし、今は気にしないでおくさ!
 それよりも、「シルクスの塔」への突入だ!
 あんたがザンデをぶっとばして、
 オレたちでクリスタルタワーを封印するんだ。
 気ぃ引き締めて、頼むぜ!」
グ・ラハ・ティア
「オレの運命か・・・・・・
 いまいちピンとこないが、ひとつだけわかることがあるぜ。
 何を進めるにも、あんたに勝ってもらわなきゃってことさ!」
「クリスタルタワー:シルクスの塔」を攻略
妖艶のスキュラ
「グルルルルル・・・・・・犬が・・・・・・
 犬どもが求めておるぞ、貴様らの肉を!
 吠えろ犬ども!
 無礼な輩を燃やしつくせェェェ!
 おぞましい・・・・・・妾の姿を、そう思ったな?
 許さぬ、許さぬ、許さぬぞォォォ!
 おのれ、おのれ、おのれェェェ!
 貴様らも、妾をあざ笑うのかァァァ!
 あぁ・・・・・・犬どもの声が・・・・・・消えてゆく・・・・・・
 これで、ようやく・・・・・・眠れ・・・・・・。」
不壊のガーディアン
「我は帝国の守護者。
 これより先、一歩たりとも進ませんぞ!
 支援機構始動・・・・・・
 エネルギー充填開始!
 陛下に仇なす愚民ども!
 その愚かさを身を以て思い知れ!
 防御装置起動!
 不壊たるゆえんを見せてくれる!
 充填率100%・・・・・・
 消えよ、陛下に仇なす愚民ども!
 み、見事なり・・・・・・
 我が守りを、打ち崩すとは・・・・・・。」
異才のアモン
「おやおや、随分と無粋な客ですネ・・・・・・
 せめて、華々しくお散りなサイ!
 もう余興は十分でショウ・・・・・・
 そろそろ、幕引きとさせていただきますヨ!
 ま、まさか、このワタシが・・・・・・
 陛下・・・・・・こ奴らは、危険・・・・・・ですゾ・・・・・・。」
ザンデ
「人風情が よくここまで来たな
 だが手遅れだ・・・・・・ 闇はもう そこまで来ている
 私は 世界を完全なる闇で覆いつくす・・・・・・
 ファファファ・・・・・・ 死ねい!!」
始皇帝ザンデ
「力を・・・・・・闇の力を感じるぞ・・・・・・
 さあ、星すら統べる我が魔力を見よ!
 ファファファ・・・・・・我が覇道を阻まんとする者よ。
 暗き星に、押しつぶされるがいい!
 グフッ・・・・・・私を倒しても・・・・・・無駄だ・・・・・・
 全ては、闇に・・・・・・包まれるのだ・・・・・・。」
グ・ラハ・ティア
「おーい、Nikuq!
 始皇帝ザンデを倒したんだな!
 すげーよ、あんたやっぱりタダモノじゃねー!」
ドーガ
「ああ、本当に・・・・・・。
 アラグの技術が失われても、
 人の強さは、失われていなかったようだ。
 これで、ザンデが遺した禍根を断てる。
 お前は、僕らが何千年も待ち続けた、悲願の英雄だ・・・・・・!」
シド
「・・・・・・その鎧。
 今さら引っぱりだしてきて、何を企んでいる?」
ネロ
「念のため、塔内の危険に備えただけだ。
 お前たちに壊された鎧でも、着ないよりはマシだからな。
 ・・・・・・もっとオレを信じろよ、シド。
 ま、オレのことは気にすンな。
 早いとこ、クリスタルタワーを封印するがいいさ。」
ウネ
「それじゃあ、やることをやってしまおうかね。
 ・・・・・・封印といっても、方法はいろいろあるんだ。
 クリスタルタワーを外界から封鎖するのか、
 あるいは動力を落とすのか・・・・・・そのあたりは任せるよ。
 いずれにせよ、私たちの出番が先だ。」
グ・ラハ・ティア
「何をするんだ・・・・・・?
 その黒い歪みに、何かあるのか?」
ウネ
「・・・・・・ザンデは、「闇の力」を求めたといっただろう?
 「闇の力」というのはね、この世界に隣接している異界・・・・・・
 「ヴォイド」から引き出されるんだ。
 私たちの時代、そこは「闇の世界」と呼ばれていた。
 ザンデが世界統一のために得ようとしたのは、
 闇の世界の勢力・・・・・・妖異の軍勢だったのさ。」
ドーガ
「妖異は、餌であるエーテルが豊富な、この世界を狙っている。
 そこでザンデは、彼らと血の契約を交わした。
 こちらと異界をつなげる「門」を開くかわりに、
 皇帝の血脈に従い、力と繁栄をもたらせ・・・・・・とな。
 その契約は、今でも続いている。
 だが、クローンであれ皇族の血をひく僕らなら、
 契約を破棄できるだろう。
 この場所に生じている世界の裂け目から、
 闇の世界に、僕らの血を刻むんだ。
 そうすることで、ザンデの野望を終わらせられる。
 さあ、ウネ・・・・・・。」
ウネ
「わかってるよ、ドーガ。
 やっと・・・・・・私たちの役目を果たせるね・・・・・・。」
ネロ
「クク・・・・・・ククククク・・・・・・・・・・・・
 ハハハハハハッ!
 そうだよなぁ、そうこなくちゃなぁッ!
 本当にこのまま終わるのかと、内心ヒヤヒヤしたぜ?
 オレがクリスタルタワー上部に観測した反応は、
 あの「アルテマウェポン」以上のものだった。
 そう、始皇帝なんて、ちゃちなもンじゃあないッ!」
シド
「何だとッ・・・・・・!?」
????
「古き契約・・・・・・決して破らせはせんぞ・・・・・・。」
(過去視)
ザンデ
「メラシディアを平定した今、我が軍に敗北はなし・・・・・・。
 「闇の力」も加われば、統一は遠からず現実となろう。
 しかし・・・・・・。
 望むものを得るほどに、死の記憶がよぎる・・・・・・。
 かつて私に訪れた死は、一切の無であった。
 幾度うつつに蘇ろうとも、先にはただ、死あるのみ。
 「人の命」という枷からは、逃れられぬ宿命か・・・・・・。
 人造の命よ・・・・・・意志なき魂よ・・・・・・。
 貴様らにはわかるまい。
 私の怒りも、倦怠も・・・・・・この、底知れぬ恐怖さえ。
 いずれ無となる命に、富や名声など不要。
 世界のすべてを無に還す・・・・・・
 それこそが、唯一絶対の覇道といえよう。
 ・・・・・・力を集め、さらなる門を開くのだ。
 さすれば「暗闇の雲」が満ち、この世界を覆うであろう。
 雲は、この世のすべてを食らう。
 わずかな希望すら残さずに、世界を原初の無に還すのだ。
 我が命と・・・・・・同じように・・・・・・・・・・・・。」
(現在)
グ・ラハ・ティア
「どうしたんだよ、あんたらしくもない!
 くそッ、キリがねー!
 いったい何が起きて・・・・・・
 くッ!? なん、で・・・・・・!
 また・・・・・・眼がッ・・・・・・・・・・・・!」
シド
「おい、ネロ!
 これもお前の予想どおりか!?」
ネロ
「馬鹿いえ!
 たかだかクローンと戯れるために、
 お前たちと、お仲間ごっこまでするもンかよ!
 ・・・・・・何かが、こいつらを動かしてやがる。
 恐らくは妖異だ・・・・・・それも最上位のな・・・・・・。
 やはり、あの反応の正体は・・・・・・!」
ウネ
「ああ、ドーガッ!」
ネロ
「チッ・・・・・・!
 あいつらを持ってかれたら、「闇の力」を御せなくなる!
 ザンデが契約を交わした、究極の力・・・・・・
 手に入れるのは、このオレだ!」
シド
「ネロッ!!」
????
「すべてを闇に包み・・・・・・
 そして、光も闇も無に還す・・・・・・。」
暗闇の雲
「私は、暗闇の雲・・・・・・。
 契約はいずれ、必ず果たそうぞ・・・・・・。」
シド
「くそ、ネロの奴まで・・・・・・。
 駄目だ・・・・・・ゲートが閉じちまった。
 これじゃあ、追いかけようにも方法がない・・・・・・。
 一度、調査地に戻って、ラムブルースに協力を要請しよう。」
ラムブルースと話す
シド
「・・・・・・後悔していても仕方ない。
 ネロたちのこと、ラムブルースに相談してみよう。」
ビッグス
「俺たちへの気遣いはいいから、話をしてきたらどうだ。
 事情は、あとで親方から聞いておくさ。」
ウェッジ
「みんな、暗い顔してるッス。
 何かあったッス・・・・・・?」
グ・ラハ・ティア
「・・・・・・・・・・・・悪い、なんだか頭まではっきりしねー。
 何かすごく大事なことを、思い出さなきゃいけないような・・・・・・。」
ラムブルース
「なんと・・・・・・。
 シルクスの塔で、そんなことが・・・・・・。
 ・・・・・・しかし、わかってきたぞ。
 玉座の前に出現したのは、恐らく、
 この世界と異界をつなぐ門「ヴォイドゲート」だ。
 妖異をこちらの世界に招きいれる場合、
 高位の妖異であるほど、
 大規模なヴォイドゲートを要するという・・・・・・。
 ザンデは、クリスタルタワーの生み出す力を使って、
 超巨大なヴォイドゲートを開こうとしたのだろう。
 ・・・・・・その「暗闇の雲」という妖異のために。
 幸い、今回はゲートが開ききらなかったようだが・・・・・・。
 暗闇の雲・・・・・・それほどの妖異ということか・・・・・・。」
シド
「敵が何であれ、あいつらを拐われたままにはしておけない。
 どうにか助ける方法はないのか!?」
ラムブルース
「残念だが・・・・・・
 異界ヴォイドには、踏み込むことができない。
 妖異召喚の例はいくつでもあるが、
 その逆となると、成功例を聞いたことがない。
 拐われた3人が、生きているのかさえ・・・・・・。」
シド
「くそ・・・・・・。
 諦めるしかないのか・・・・・・?」
グ・ラハ・ティア
「・・・・・・それでもオレは、ウネとドーガを助けたい。
 同じ眼だから同情してるわけじゃねー。
 ただ、あいつらが数千年前から大事に抱えてた使命を、
 果たさせてやりたいんだ。
 それに・・・・・・。
 ・・・・・・このままじゃ駄目だ。
 どうしても、そんな気がする・・・・・・。
 契約が破棄されなければ、
 暗闇の雲は、いずれこの世界に現れる・・・・・・。
 世界に闇が氾濫する・・・・・・その前に・・・・・・止めないと・・・・・・。」
ラムブルース
「・・・・・・グ・ラハ・ティア。
 ドーガたちに会ってから、あなたは様子がおかしい。
 その眼、やはり何かあるのでは・・・・・・?」
グ・ラハ・ティア
「わからねー。
 ・・・・・・ただ、どうしても・・・・・・
 何かを思い出さなきゃならない気がするんだ・・・・・・。
 眼の秘密はアラグにある・・・・・・歴史から眼を離すな・・・・・・
 それが、親父から受け継いだ言葉だ。
 でも、今は・・・・・・まだ・・・・・・。」
シド
「俺からも頼む。
 あいつらを助け出す方法を模索してみないか?
 ウネとドーガはもちろんだが・・・・・・
 俺の旧友は、放っておくとタチが悪いんでな。
 連れ戻して、釘を刺しておく必要がある。」
ラムブルース
「ほんの一時のこととはいえ、
 彼らは我々の優秀な仲間だった。
 私とて、失いたくない気持ちはある・・・・・・。
 ・・・・・・わかった。
 専門家をあたって、何か手が打てないか考えよう。
 ただし、相手は闇の世界・・・・・・。
 すぐにとはいかないだろうから、しばし時間がほしい。
 Niuniu、協力に感謝する。
 君はしばし、休息をとってくれ。
 方法を見つけ次第、また力を借りることになるからな。」
シド
「あいつらのこと、必ず連れ戻してやろうぜ!」
シド
「クリスタルタワーが再起動している以上、
 全盛期ほどではないにせよ、太陽の力を集積しているんだろう。
 「闇の世界」に繋がるゲートを開くためにな・・・・・・。
 その予兆を検知したネロは、
 シルクスの塔に侵入するため、俺たちに近づいた。
 ・・・・・・相変わらず、ろくでもない旧友だぜ。」
ビッグス
「異界に繋がる「ヴォイドゲート」か・・・・・・。
 そうなると、俺たちよりも、呪術士の専門分野だな。
 だが、クリスタルタワーの仕組みを利用しているなら、
 俺たち技師だって、役立たずじゃないはずだ。
 やるだけのことはやってみせるさ!」
ウェッジ
「たぶん、ザンデは、何もせずに消えたわけじゃないッス。
 倒される前・・・・・・もしかしたら、頂上に踏み込まれる前に、
 ゲートを開いたッス。
 結果、ウネとドーガは異界に引きずり込まれて、
 「闇の力」との契約を断つことができなかったッス。
 始皇帝の執念、恐るべしッス・・・・・・。」
グ・ラハ・ティア
「ひとりだけ気味の悪い魔眼を持ってたせいで、
 ガキの頃は・・・・・・まあ、ろくな思いをしなかったんだ。
 だからこそ、アラグを調査して、眼の秘密を知ろうと思った。
 秘密を知って、どうなるかはわからねー。
 ただ、クリスタルタワーの核心に迫るほど、
 何かを思い出さなきゃならない気がするんだ・・・・・・。」
ラムブルース
「君たちから集めた情報をまとめて、
 クリスタルタワーの調査記録に追加しておいた。
 ・・・・・・何か知りたいことはあるかい?」
(何を聞く?)
(ノアレポート「ウネとドーガ」)
ラムブルース
「よろしい。
 「ウネとドーガ」についての調査記録を紐解こう。」
ノアレポート
「クリスタルタワーの中枢である「シルクスの塔」は、
 開かずの扉に守られ、あらゆる者の侵入を拒んでいた。
 調査が難航する中、「ノア」のもとに一組の男女が現れる。
 アラグの装束で身を包んだ彼らは、
 「ウネ」と「ドーガ」を名乗り、調査への協力を申し出た。
 驚くべきは、その正体だろう。
 彼らは、アラグ帝国が始皇帝復活のための試作として生み出した、
 人造の生命体「クローン」だったのだ。
 ウネとドーガの元となったのは、同名の人物だったらしい。
 始皇帝「ザンデ」の血を引くアラグ皇族のうち、
 皇血が最も濃く現れたふたりだったのだそうだ。
 ふたりは皇族でありながら、偉大な魔道士だった。
 ウネは夢幻の力を操ることを得意とし、
 ドーガは比類なき強大な魔力の持ち主だったとクローンは語る。
 慧眼の持ち主でもあったふたりは、
 復活したザンデが「闇の力」に心酔していることを危ぶみ、
 ザンデの野望を阻止するための鍵を、未来に残した。
 それこそが、クローンの「ウネ」と「ドーガ」なのだ。
 かくして、ふたりの協力により、
 シルクスの塔へと続く扉が開いたのだった・・・・・・。」
(ノアレポート「シルクスの塔」)
ラムブルース
「よろしい。
 「シルクスの塔」についての調査記録を紐解こう。」
ノアレポート
「クリスタルタワーの象徴ともいえる巨塔・・・・・・
 その本来の名が「シルクスの塔」である。
 そもそも「クリスタルタワー」という名称は、
 塔の美しい外観にちなんでつけられた俗称だったらしい。
 その存在は「聖典」などの文献に記されているものの、
 第七霊災前の学会では、実在すると思われていなかった。
 実在説を支持していたのは、「エリック」博士くらいだろう。
 存在が伝説になるほどの長い間、
 いかにしてシルクスの塔は隠されていたのか?
 ・・・・・・その答えは「第四霊災」にあった。
 第四霊災は、大地震の災害だった。
 衛星「ダラガブ」から送られた太陽の力を、
 シルクスの塔が受け止めきれず、地殻が崩壊したのだ。
 地中に沈みゆく、シルクスの塔・・・・・・。
 しかし、ザンデの忠臣「アモン」の時魔法によって、
 塔の時間が止められたのである。
 塔が長い眠りから目覚めたのは、第七霊災の折・・・・・・
 対となるダラガブの起動に呼応してのことだった。
 これが、クリスタルタワー再起動の真実だ。
 しかし、目覚めたのは塔の機構だけではなかった。
 シルクスの塔を上った冒険者部隊を待ち受けていたのは、
 伝説のアラグ帝国始皇帝・・・・・・ザンデだったのである。」
(ノアレポート「始皇帝ザンデ」)
ラムブルース
「よろしい。
 「始皇帝ザンデ」についての調査記録を紐解こう。」
ノアレポート
「アラグ帝国の始皇帝「ザンデ」。
 その存在は、アラグ史を語る上で欠かせないだろう。
 彼によってアラグ帝国の礎は築かれ、
 以後、1000年以上にわたる繁栄がもたらされた。
 現存する記録にも、彼の伝説的な偉業を称えるものは多い。
 しかし、栄華を極めた帝国にも、やがて陰りが見えはじめる。
 魔科学が発展しきると、革新的な発明はなくなり、文明が停滞。
 人々の間には退廃的な思想が蔓延した・・・・・・。
 そうした緩やかな衰退を感じて立ち上がったのが、
 魔科学の天才「アモン」だった。
 彼は帝国に更なる繁栄をもたらすべく、革新的な試みを行う。
 そう、始皇帝ザンデの復活だ。
 試作の後、現在のモードゥナにある「ザンデ霊廟」から
 ザンデの遺体を掘り起こしたアモンは、見事に彼を復活させた。
 ザンデ復活によって、アラグ帝国はにわかに勢いを取り戻した。
 南方大陸メラディシアに遠征し、征服を果たしたのも、
 復活したザンデによる功績である。
 まさに世界の覇者、王の中の王であったザンデ。
 ・・・・・・だが、彼自身の思惑についてとなると、記録は沈黙する。
 ある筋からもたらされた情報によれば、
 彼は「人の命」が行き着く先・・・・・・
 すなわち「無」に取り憑かれていたという。
 死を越えたからこそ、誰より命に囚われたのだろうか。
 我々がザンデの心境をうかがい知ることは難しいが、
 彼の選択は、歴史として刻まれている。
 「闇の力」への渇望・・・・・・そこに端を発した第四霊災・・・・・・。
 帝国の繁栄を願われて蘇った始皇帝は、
 自らの手で、アラグ帝国の幕を引くことになったのだった。」