わだつみに父は誓う

わだつみに父は誓う

  • 依頼主 :ノォヴ(西ラノシア X16-Y22)
  • 受注条件:レベル48~
  • 概要  :ノォヴの育成地のノォヴは、冒険者に折り入って頼みがあるらしい。

ノォヴ
「フスィーッ・・・・・・Nikuq。
 お前の腕をみこんで、折り入って頼みがある。
 フスィーッ・・・・・・私はこれから、大事な用があってな。
 しばらくこの地を留守にすることになる。
 その間、お前は私に代わり育成地を見守ってほしいのだ。
 特に子どもたちの面倒を見る必要はない。
 私がいなくとも、フュウ、ホォウ、セェウ、三人の長兄は、
 弟たちを立派にまとめる力がある。
 フスィーッ・・・・・・私が懸念するのは「珊瑚の銛」の動向だ。
 我らの数々の妨害行為により、奴らの態度が硬化している。
 いつ何時、育成地にその矛先が向けるやもしれん。」
セェウ
「フスィーッ!
 親父、どこに行くつもりだ?
 大事な用とは、いったい何だ?」
ノォヴ
「フスィーッ・・・・・・セェウ。
 それをお前たちに言う必要はない。
 お前は弟たちを守れ・・・・・・それが兄であるお前の本分だ。
 フスィーッ・・・・・・Nikuq、留守は任せた。
 なに、用が済めばすぐに帰ってくる。
 くれぐれも、よろしく頼むぞ。」
セェウ
「フスィーッ! 親父っ!」
セェウと話す
セェウ
「あの親父が、育成地を留守にするほどの用・・・・・・
 きっと血族の命運に関わる、大事な用事に違いない。
 フスィーッ・・・・・・親父の奴、勝手に抱えこんじまいやがって・・・・・・。
 フスィーッ・・・・・・くそっ。
 俺たちは、一人前の戦士だってのに・・・・・・
 過去の戦いについてすら、教えてくれないんだ!
 考えてみれば・・・・・・俺たち、親父のことを何ひとつ知らねぇ・・・・・・。
 親父の過去も、過去の戦いぶりも・・・・・・。
 フスィーッ・・・・・・Nikuq、頼む!
 親父が言っていた用事っていうのは何なのか、
 こっそりと調べて、教えてくれないか?
 そういや、年配のサハギン族の中には、
 昔、親父に世話になった奴がいっぱいいるらしい。
 「海還りの墓碑」や「船隠しの港」・・・・・・それに「月影島」・・・・・・。
 あちこちにいるはずだから、話を聞いてきてくれ。
 「月影島」には、パァアのエルブストに乗れば行けるぜ。
 ・・・・・・留守を任されなければ、俺が自分で行くんだがな。
 そういや、お前はヒレナシか・・・・・・きっと警戒されちまうな。
 この「ノォヴ一味の印籠」をもってきな。
 そうすれば、きっと相手も腹を割って話してくれると思うぜ。」
セェウ
「フスィーッ・・・・・・俺がこの育成地に棲み始めたのは5年前。
 それまで棲んでた育成地が、霊災で荒れちまって、
 ここに移動してきたんだが・・・・・・。
 それより前のこととなると・・・・・・謎だ。
 親父は、あまり過去を語りたがらないからな・・・・・・。
 フスィーッ・・・・・・でも気になるぜ。」
老成したサハギン族にノォヴ一味の印籠を見せる
海獣使いのパァア
「フスィーッ・・・・・・俺のエルブストに乗って、
 「月影島」に向かうか?」
老成したサハギン族
「フスィーッ・・・・・・ヒレナシめ!
 ワシらをこの地から追い出しにきたのか!?
 のかんぞ、のかんからなぁーっ!」
(ノォヴ一味の印籠を渡す)
老成したサハギン族
「フスィーッ・・・・・・お前、ノォヴの知り合いか?
 アイツ、ヒレナシどもと、つるんでおったのか!?
 ・・・・・・だが、もうアイツの時代は終わったよ。
 今は「ズゥグ」こそが、産卵地最高の戦士よ。
 あの高名な「紅珊瑚の海魔」の名を継ぐに相応しい男。
 いずれヒレナシどもを皆殺しにする、偉大な英雄となるだろう!」
老成したサハギン族
「「ズゥグ」は、今や「珊瑚の銛」を率いる男。
 いずれヒレナシどもを皆殺しにして、この地を平定し、
 史上もっとも壮麗な産卵地を築くであろう! フスィーッ!」
老成したサハギン族
「フスィーッ・・・・・・ここはサハギン族の戦士たちが眠る場所。
 一族のために戦い、そして死んでいった者たちの
 銛を祀る聖なる祭壇じゃ・・・・・・。」
(ノォヴ一味の印籠を渡す)
老成したサハギン族
「この印は、ノォヴ一味のもの・・・・・・
 フスィーッ・・・・・・なんとノォヴの過去を知りたいとな・・・・・・。
 フスィーッ・・・・・・あいつは・・・・・・ノォヴは・・・・・・
 かつて「珊瑚の銛」を率いた一流の戦士での。
 何よりも一族の繁栄を考える、偉大な男であったのじゃ。
 この印籠は、奴の子どものものか?
 フスィーッ・・・・・・ホレ、帰ってその子に伝えんしゃい。
 お前の親父は、誇らしい立派な男じゃとな・・・・・・。」
老成したサハギン族
「フスィーッ・・・・・・ワシもすっかりヒレが萎えてしもうた。
 老兵は死なず・・・・・・ただ海に消えゆくのみ・・・・・・か、
 くやしいのぅ・・・・・・。」
老成したサハギン族
「フスィーッ・・・・・・なんだ? ヒレナシめ。
 「海蛇の舌」とやらの下っ端か?」
(ノォヴ一味の印籠を渡す)
老成したサハギン族
「フスィーッ・・・・・・むむ・・・・・・あんた、噂は聞いてるぞ。
 ノォヴの育成地に出入りしているヒレナシがいるとな。
 ・・・・・・ノォヴの奴、いったい、何を考えておる?
 そういえば、あやつは「珊瑚の銛」を率いている
 「ズゥグ」と「海蛇の巣穴」で会談の場を持つらしいが・・・・・・
 ワシは詳しくは知らん・・・・・・これは返すぞ。」
老成したサハギン族
「フスィーッ? 会談の内容は何じゃと?
 ・・・・・・ワシは詳しくは知らん。
 「海蛇の巣穴」で行うと聞いたくらいだ・・・・・・。」
ノォヴの育成地のセェウと話す
セェウ
「フスィーッ・・・・・・どうだった?
 親父に関する情報は聞けたか?」
(ノォヴ一味の印籠を渡す)
セェウ
「なるほど・・・・・・フスィーッ・・・・・・。
 親父はかつての「珊瑚の銛」の頭目だったのか・・・・・・。
 しかし、なんだって親父は、その立場を棄てたんだ?
 ・・・・・・それに「珊瑚の銛」の頭目と、会談の場を持つだと?
 フスィーッ・・・・・・とてもじゃねぇが、話が通じるとは思えねぇ!
 きっと奴らのことだ、卑怯な罠を仕掛けてるに違いねぇ!
 フスィーッ・・・・・・そうか、親父の奴・・・・・・
 俺たち子どもたちを巻きこまないために、
 たった一人で向かったんだな? はなから戦う覚悟で!
 おいヒレナシ・・・・・・いや、Nikuq!
 会談場所の「海蛇の巣穴」に潜入して様子をみてくれないか?
 ・・・・・・そして、親父に何かあったら、助け出してほしい。
 フスィーッ・・・・・・俺だって駆けつけたい。
 だが、親父は俺たちに言った、弟たちを守れと・・・・・・。
 この役目だけは放り出せない・・・・・・だから、親父を助けてくれ!
 フスィーッ・・・・・・「海蛇の巣穴」で行われる、
 親父と「珊瑚の銛」の会談に潜入するんだ!
 親父を助け出せるのは、お前しかいねぇ・・・・・・頼んだぞ!」
海蛇の巣穴の指定地点で待機する
珊瑚の銛の頭目
「フスィーッ・・・・・・来たかノォヴ。
 敵地にひとり、ノコノコとやってくるとは、
 オマエも焼きが回ったか、ヒレ萎えの老いぼれめ。」
ノォヴ
「フスィーッ・・・・・・ズゥグ・・・・・・。」
ズゥグ
「フスィーッ・・・・・・。
 オマエに、その名を呼ばれる筋合いはない!
 俺のことは「紅珊瑚の海魔」と呼べ!
 その名を聞けば誰もが戦慄する「珊瑚の銛」の頭目。
 それが俺の名だ・・・・・・フスィーッ!」
ノォヴ
「フスィーッ・・・・・・勘違いをするな、ズゥグ。
 私は、お前と戦いにきたのではない。
 話し合いをしにきたのだ。
 ズゥグ、お前は考えたことがあるか?
 我らサハギン族の行く末を・・・・・・。
 大洋に沈む夕陽のごとき、黄昏に生きる一族の未来を!?」
ズゥグ
「フスィーッ・・・・・・。
 フ、フフフフフ・・・・・・。
 フハハハハハハ! フスィーッ! フスィーッ!
 オマエの口から、そんな言葉がでるとは・・・・・・!
 すっかりフヌけたようだな、ヒレ萎えめ!
 かつてのオマエは、強く畏れられていたはずだ!
 サメの牙より鋭く、エイの毒針より危険で、海蛇よりも獰猛!
 蒼茫洋を震えあがらせた豪胆なる戦士!
 その名も「紅珊瑚の海魔」のノォヴ!
 フスィーッ! とりもなおさず、オマエのことだ!
 忘れたとは言わせねぇ!」
ノォヴ
「フスィーッ・・・・・・その名は、すでに捨てた。
 忘れたい過去とともにな。」
ズゥグ
「フスィーッ! だから、この俺が継いでやろうというのだっ!
 「珊瑚の銛」を、ヒレナシどもの血で赤く染め、
 ヤツらが隠れ棲む大地に突き刺してやる!
 そう、産卵地がなければ、奪い取ればいいだけだ!
 憎きヒレナシどもの血を吸った地にこそ、
 逞しい子が育つというものだ!」
ノォヴ
「フスィーッ・・・・・・
 もはや、交渉の余地なし・・・・・・か。
 どうしてわからない、ズゥグ?
 我らに今、必要なのは「闘争」ではなく「対話」なのだ。
 つまらぬ意地で、子らを海の藻屑にするつもりか?」
ズゥグ
「海の藻屑になるのはオマエの方だ! フスィーッ!
 生きて帰すと思ったか、裏切り者め!
 フスィーッ! かかれっ!
 背ビレをもぎとって、ウロコを全部剥いじまえっ!」
珊瑚の銛の兵士
「フスィーッ!」
ノォヴ
「・・・・・・フスィィィーッ!!」
珊瑚の銛の兵士
「フ、フスィーッ・・・・・・!?
 こ、これが・・・・・・真の「紅珊瑚の海魔」の気迫・・・・・・!!」
ズゥグ
「フスィーッ!
 ・・・・・・チッ、ヒレ萎えどもが!!」
ノォヴ
「ズゥグ、潮水に浸かって頭を冷やすがいい・・・・・・フスィーッ。」
ズゥグ
「フスィーッ・・・・・・憶えておけ、ノォヴ!
 俺は必ず、オマエを超える戦士になってみせる!
 「紅珊瑚の海魔」の名は、俺にこそ相応しいのだっ!」
ノォヴ
「Nikuqよ・・・・・・。
 あいにく、お前の出番はなかったようだな。
 ・・・・・・お前をよこしたのは、セェウであろう?
 フスィーッ・・・・・・あいつめ。
 いつまでも幼いと思っていたが、賢しい真似を。
 ・・・・・・私は子に心配されるほど、衰えてはおらん。
 フスィーッ・・・・・・しかし、お前には礼を言おう。
 一足先に育成地に戻って待っているぞ。」
ノォヴの育成地のノォヴと話す
ノォヴ
「フスィーッ・・・・・・来たか、Nikuq。
 待っていたぞ。
 ・・・・・・・・・・・・セェウもいるな?」
セェウ
「フスィーッ・・・・・・親父・・・・・・。
 話って・・・・・・何だ?」
ノォヴ
「この育成地の皆には、今まで黙っていたが・・・・・・。
 フスィーッ・・・・・・真実を話すときが来たようだ。
 お前たちには打ち明けよう、私の過去を・・・・・・。
 15年前・・・・・・。
 私は「珊瑚の銛」を率い、この海域を荒らした海賊だった。
 略奪、殺戮、人拐い・・・・・・数え切れぬほどの悪事を働いた。
 ヒトはずいぶんと私を恐れただろう。
 そして、ついた仇名が・・・・・・「紅珊瑚の海魔」だ。
 ヒトを殺し土地を奪う、すべてはサハギン族の未来のため・・・・・・。
 当時の私は、その行為こそが正義だと信じ、疑わなかった。
 フスィーッ・・・・・・今の「珊瑚の銛」・・・・・・ズゥグと同じようにな。
 我らサハギン族は、勇者と認められた者だけが、
 女王「蒼茫の母」の産んだ卵を拝領することができる。
 そして、孵った子の「父親」となる権利をあたえられる。
 当時の私は、これでも一角の戦士であった。
 拝領した卵は百を超え、多くの子を成すことができた。
 我が血族は、サハギン族の中で栄えるはずだったのだ。
 フスィーッ・・・・・・しかし・・・・・・あの日・・・・・・
 15年前のあの日・・・・・・
 突然、悲劇はおきた。
 いつものようにヒトの船を襲い、育成地に帰った私は、
 そこで・・・・・・山のように積まれ、死に絶えた、
 我が子たちの死体を見たのだ・・・・・・!
 それはヒトの復讐・・・・・・報復行為だった・・・・・・。
 奴らは私の不在を狙い、育成地があった島を強襲し、
 我が子らを・・・・・・皆殺しにした・・・・・・。
 フスィーッ・・・・・・私は泣いた。
 大海を満たすほどの涙を流し・・・・・・そして悟った。
 我が子の死の原因は、この私・・・・・・増長したこの私なのだと・・・・・・。
 憎しみは憎しみを呼ぶ・・・・・・。
 そして、逃れられぬ渦を巻き、遂には奈落へ底へと堕ちていく。
 まるで海峡に逆巻く渦潮のごとく・・・・・・。
 その渦から逃れるべく、私は「紅珊瑚の海魔」の名を捨てた。
 わずかに残った卵をかかえ、育てることに専念したのだ。
 セェウ、それがお前たちだ・・・・・・。」
セェウ
「フスィーッ・・・・・・そんなことが・・・・・・
 親父っ・・・・・・俺・・・・・・やるぜ・・・・・・死んだ兄弟のためにも・・・・・・
 絶対に「珊瑚の銛」の野望を食い止めてやる!」
ノォヴ
「フスィーッ・・・・・・Nikuqよ。
 私がお前にかける希望を、理解してくれたか?
 正直に言えば、私はお前たちヒトが憎い・・・・・・!
 しかし、たとえヒトといえど、私は決して憎んだりはしない。
 憎しみを乗り越えた先に、我らが目指す真の共存があるのだ。
 私にとっては、それこそが亡き子どもたちへの弔い・・・・・・。
 だからこれからも、どうか私の力になってほしい。
 フスィーッ・・・・・・頼むぞ・・・・・・Nikuq!」
  ノォヴ一味の印籠:ノォヴ一味であることを示すサハギン文字が刻まれた貝