信念の甲冑師

信念の甲冑師

  • 依頼主 :ハ・ナンザ(リムサ・ロミンサ:上甲板層 X10-Y15)
  • 受注条件:甲冑師レベル50~
  • 概要  :甲冑師ギルドのハ・ナンザは、冒険者に伝えることがあるようだ。

ハ・ナンザ
「この間はギルドの都合を押しつけて、本当にすまなかった。
 だが、そのことを悔やんでばかりもいられない状況でね。
 実は今度、私らの甲冑師ギルドや、
 リムサ・ロミンサの東方貿易振興機構に対して、
 メルウィブ提督が視察されることになってる。
 黒渦団で採用する装備品や物資の数々、
 その選定に影響する、大事な視察だよ。
 ブランシュティルの奴が、最後の勝負を
 この視察中、提督ご自身に裁定いただこうと
 提案してきたんだ。
 提督の目の前で負けたら、あんたもギルドも面目は丸潰れ。
 いいかい、絶対に負けることはできないからね、今回は!
 勝負の品は、「コバルトホーバージョンHQ」を1着。
 この装備品は、鏡鉄鉱から作る「コバルトリングズ」を多用した、
 ホーバージョンの中でも指折りの逸品だ。
 さらに、勝利を確実にするため、ちょっと細工を加えよう。
 「天眼のマテリダ」を装着するんだ。
 完成したら、国際街広場にいる
 「ズウィンベルク甲曹長」に渡すんだ。
 彼が、提督へ連絡してくれる手はずになってるからね。」
国際街広場のズヴィンベルク甲曹長に依頼品を納品
ズヴィンベルク甲曹長
「Nikuq Niuniuだな?
 「コバルトホーバージョンHQ」は完成したか?
 提督をお待たせするようなことは許さんぞ。」
(天眼のマテリダを付けたコバルトホーバージョンHQを渡す)
ズヴィンベルク甲曹長
「うむ・・・・・・品物はたしかに受け取った。
 すぐに提督へ報告するゆえ、裁定まで心の準備をしておけ。」
ハ・ナンザ
「えー、それではこれより・・・・・・
 Nikuq、ブランシュティル両名の三番勝負
 その最後の勝負を始めるよっ!
 あのう提督、こちらの方々は?
 「コバルトホーバージョンHQ」着てますが。」
メルウィブ
「我が黒渦団の団員たちだ。
 両名ともにタフさには定評がある。」
ハ・ナンザ
「なるほど。
 あの、それで彼らに何をさせるおつもりで?」
メルウィブ
「決まっている・・・・・・鎧の優劣を決めるのだろう?
 ならば、こうすれば良い!」
ハ・ナンザ
「なあっ!?
 いきなり何をっ!?」
ブランシュティル
「うろたえるな、ハ・ナンザ。
 ・・・・・・優劣を決めておるのだろうが、実際に攻撃することでな。」
ハ・ナンザ
「そんな乱暴な!
 着用した兵士に何かあったら・・・・・・。」
ブランシュティル
「我の鎧は、この程度ではびくともせん。
 そんなヤワな物を作ったつもりはない。
 貴様とて、同じであろう?」
メルウィブ
「なるほど、君たちが豪語するだけのことはある・・・・・・!
 ならば、これはどうだ?」
ハ・ナンザ
「て、提督!?
 いきなり撃つなんて!?」
メルウィブ
「いきなり撃たれて、耐えられんようでは意味がない。
 鎧も・・・・・・そして兵士もな。
 もちろん、大事な部下を殺すつもりなどないさ。
 あの鎧の強度を推し量るぐらい、私にもできる。
 それより・・・・・・どうやら勝負はついたようだな。」
ブランシュティル
「なっ・・・・・・まさか、我の鎧にだけ穴が開いたのか!?
 なぜだっ、なぜ貴様と差が出る!?」
メルウィブ
「わからないのか?
 それがわからないからこそ、君は敗北したのだ。」
ブランシュティル
「ぬ、ぬうう・・・・・・っ!!」
メルウィブ
「フフフ、なかなか面白いものを見せてもらった。
 今後、黒渦団の装備品を新調するときは・・・・・・
 君のような甲冑師に仕事を頼むとしよう。」
ハ・ナンザ
「やったじゃないか!
 僅差であっても勝ちは勝ち、見事だったよ。
 これであいつも、少しは自分を見つめ直すといいんだけど。
 そうだ、ブランシュティルの様子を見てきてくれないかい?」
甲冑師ギルドのブランシュティルと話す
ブランシュティル
「・・・・・・ふん、自分を見つめ直す、だと?
 ハ・ナンザめに言われるまでもない。
 ・・・・・・本当は、わかってはいたのだ。
 ひとりで為すことに、限界があるということはな。
 だが、それを素直に認めるには、我は時間を重ね過ぎた。
 ・・・・・・我には、頭を冷やす時間が必要だ。
 しばらくのあいだは、鍛冶場に立ち入らぬとしよう。
 だが忘れるな、貴様らが堕落せぬよう、我はいつも見ているぞ。
 「ハ・ナンザ」の奴めにも、そう伝えておけ!」
ハ・ナンザに報告
ハ・ナンザ
「言いたいこと言ってくれちゃって、まぁ。
 だがブランシュティルも、ようやくわかってきたようだね。
 そうさ、技術ってのは誰かと繋がってこそ、磨かれる。
 知ってるかい、コバルトホーバージョンの「コバルト」は、
 あのコボルド族が語源なんだ。
 あたしたちの先人が、連中と交流の果てに見い出したもの。
 それが鏡鉄鉱こと「コバルト」を使った製品なのさ。
 いわば、職人同士が切磋琢磨した結晶なんだよ。
 孤独が生み出す技術なんて、たかが知れている。
 仲間として同胞として、互いの技術を切磋琢磨することが、
 至高の高みを目指すための、唯一の道なんだ。
 競う相手は「敵」じゃない・・・・・・あいつは、そこを間違えた。
 だからブランシュティルは、あんたに負けたのさ。
 ・・・・・・見事だったよ、Nikuq。
 あんたは、私の理想の体現者だ。
 同じ甲冑師として誇りにさせてほしい。」
ハ・ナンザ
「おっ、Nikuqじゃないか!
 ギルドに顔見せかい? ゆっくりしていきなよ。」
(何を聞く?)
(近況について)
ハ・ナンザ
「そうだね、特にトラブルはないよ。
 ブランシュティルも、自主的に謹慎しているようだしね。
 あれからギルドに近づくことはないんだ。
 ・・・・・・私は別に、ブランシュティルを、
 追い出したかったわけじゃないんだ。
 むしろ、共に高め合うことをわかってほしかったんだよ。
 協調・・・・・・それをあいつが理解してくれればなぁ。」
(「甲冑」と「板金加工」とは何か?)
ハ・ナンザ
「また、この話を聞きたいのかい?
 鉄や銅などの金属を素材にして、小手や盾、鎧兜のような、
 甲冑を製作するのに必要な技が、板金加工だ。
 素材となる金属を、熱して、叩いて、曲げて、
 思い通りの形や強度の製品に作り上げる・・・・・・
 そういう作業をするわけさ。
 力強くハンマーを振り下ろす大胆さは
 鍛冶師同様に必要な資質だが、甲冑師の場合、
 爪の先ほどの狂いも見逃さない繊細さも同じぐらい必要だ。
 まさしく炎と金属で作り上げる芸術さ。
 私は、この甲冑師という仕事に誇りを持ってるよ。」
スィシン
「へへ・・・・・・オレだって、最近はヘマが減ったんですよ?
 そういつまでも、駆け出し気分じゃいられませんからね。」
グラネー
「センパイ、最近調子はどうっすか?
 腕が錆び付いちまったりしてないっすかね?
 自分たちみんな、センパイを目標にして、
 毎日甲冑師としての仕事をガンバってるっすよ!
 だからセンパイには、永遠の目標でいてほしいっす!」
ディルストウィダ
「ハ・ナンザ先生に憧れて、ギルドに入門した私ですが・・・・・・
 少しは先生に近づけてるんでしょうか?
 あっという間に駆け上ったあなたを見ていると、
 自分が全然成長していない気がしてるんです・・・・・・。
 もっと努力しなきゃ、ダメだなって。」
ブランシュティル
「・・・・・・敗者に語るべき言葉はないはずだ。
 貴様は貴様の道を行け、立ち止まらずにな。」
甲冑師ギルド受付 グ・ワナッコ
「あなたとブランシュティルさんの勝負が、
 いつの間にかリムサ・ロミンサでは噂になってね・・・・・・。
 今では、あなたのようになりたいって、
 そう思う人が、甲冑師を志すようになってるみたい。」