孤高なる甲冑師

孤高なる甲冑師

  • 依頼主 :ハ・ナンザ(リムサ・ロミンサ:上甲板層 X10-Y15)
  • 受注条件:甲冑師レベル15~
  • 概要  :甲冑師ギルドのハ・ナンザは、冒険者に新人甲冑師の相談に乗ってもらいたいようだ。

ハ・ナンザ
「おおっ、ちょうどいいところに!
 よく来てくれた、仕事だ仕事!
 毎度済まないが、また新入りの尻拭いなんだ。
 今度はディルストウィダっていう若い子だよ。
 彼女に任せたはずの「バルビュートDX」と「バックラー」が
 一向に仕上がってこないのさ。
 ディルストウィダは真面目だし、しっかりしてる子でね。
 できない計画を立てて、
 仕事の安請け合いなんてするはずないんだ。
 ただ、彼女は図体の割りに気が弱くてね・・・・・・。
 それで、何かのトラブルに巻き込まれて、
 言い出せないでいるんじゃないかと心配なのさ。
 そういうわけで、ギルドの先輩として、
 「ディルストウィダ」の相談にのってやってほしい。
 頼んだよ。」
ディルストウィダと話す
ディルストウィダ
「あの、もしかしてあなた・・・・・・
 ハ・ナンザ先生に頼まれた方ですか?
 わ、私なんかのために、わざわざすみません!
 ああ、ごめんなさい。
 反省するだけならば、誰だってできますよね。
 本当にすみません・・・・・・。
 実はその、言い訳するわけではないのですが、
 少々落ち込むことがありまして、
 仕事も手につかなくなり、こんなことに。
 ・・・・・・はい、恥ずかしながら先日、私が作業をしていると、
 ブランシュティルと名乗る甲冑師が現れました。
 なんでも、古参のギルド員の方だそうです。
 ブランシュティルは私の作った武具を見るや、
 これが甲冑師の仕事かと怒鳴りつけたのです。
 その顔、その言葉、その姿が頭から離れず、
 自分の仕事がお粗末なものに思えてきて、
 仕事が手につかなくなってしまって・・・・・・。
 もう私、どうしていいのやら・・・・・・。
 せめて悪いところを教えてくれれば、直す努力もできるのに。
 ですが、あの人恐ろしくて・・・・・・
 今の今まで誰かに相談もできない始末。
 本当に不甲斐なくて申し訳ありません。
 あの・・・・・・よろしければ
 ギルド周辺にいるらしい「ブランシュティル」を探して、
 叱責の理由を聞きだしてもらえませんか?」
ブランシュティルと話す
ブランシュティル
「いかにも、我が名はブランシュティル。
 真なる甲冑師の道を追い求める者である。
 我が元に現れた貴様は何者だ?
 ・・・・・・ディルストウィダを叱責した理由を教えろと?
 なるほど、あの半端者のためにやってきた
 甲冑師ギルドの者か。
 ふん、おおかた仲間の絆などという
 技術に無用なものを重んじるハ・ナンザの入れ知恵だろう?
 あの女が指導する輩の実力など知れたもの。
 腕のない甲冑師とは、口をきくつもりなどない。
 まして、叱責の理由を明かす義理もない。
 立ち去る気もないか・・・・・・?
 ならば、お前の行動で、そして技術で
 価値ある甲冑師であることを示して見せよ。
 そうだな、くだんのディルストウィダとかいう者が
 作っていた武具を、お前も作ってくるがいい。
 「バルビュートDX」と「バックラー」を1個ずつだ。
 すべての話は、それを見た後だ。」
ブランシュティルに依頼品を納品
ブランシュティル
「ふん、まだできんのか?
 いつまで我を待たせるつもりだ!
 「バルビュートDX」と「バックラー」を1個ずつだぞ!」
(バルビュートDXとバックラーを渡す
ブランシュティル
「遅いっ! 逃げたのかと思っていたぞ。
 ・・・・・・だが逃げずに現れたことは、褒めておこう。
 ついてこい、品定めしてやる。
 こ、これはっ・・・・・・!?
 本当に貴様がこれを作ったのか?
 ・・・・・・私に盾突くだけのことはある。
 ふん、ただの暗愚ではなかったようだな。
 認めよう、貴様を見誤っていたことを。
 この「バルビュートDX」ひとつとっても
 貴様の緻密かつ妥協なき仕事ぶりが、はっきりと出ている。
 打ち出したブロンズプレートを
 組み合わせて作る単純な構造だけに
 適当な仕上げでは防具としての用をなさない。
 「バックラー」にしてもそうだ。
 小さくて取り回しがしやすい分
 ある意味で大形の盾以上の頑丈さが求められる。
 そのような装備品の本質。
 それを見抜いて作り上げたこの品々は、
 一流と言っても過言ではあるまい。
 ・・・・・・貴様がここまでやれるというのに、
 あのディルストウィダという女は・・・・・・情けないことだ。
 奴めに、はっきりと伝えよ。
 己の未熟を恥じ、過ちを悔いるがいいとな。
 それでも克己に励まぬならば、もはや見込みなし。
 腕のない職人になど、存在する価値はない。」
ディルストウィダに報告
ディルストウィダ
「そうですか、そういう意味だったのですか・・・・・・。
 い、言ってることは間違ってませんけど、
 でも誰もが、あの人やあなたのように、
 自分に厳しくなれませんよね・・・・・・。
 そこまでしないと甲冑師たりえないのならば、
 私は甲冑師に向いてないのかもしれません・・・・・・。
 ・・・・・・私はハ・ナンザ先生に憧れてギルドに入りました。
 そんな不純な理由が駄目だったのでしょうか・・・・・・?
 もう少し、甲冑師について考えてみようと思います。
 ハ・ナンザ先生にも、そのようにお伝えください。」
ハ・ナンザの報告
ハ・ナンザ
「なるほど、ブランシュティルのせいだったのか・・・・・・。
 奴がちょっかいをかけてきたのなら、わかる話だ。
 ・・・・・・あいつは、私の不倶戴天の敵ってやつさ。
 そう、今となっちゃね・・・・・・
 あいつとは、同じ師匠の元で学んだ仲。
 いわゆる兄弟弟子ってやつなんだ。
 だが師匠が引退するとき、考え方の差から対立してね。
 甲冑師ギルドマスターの後釜を争ったこともあって、
 私たちは決定的に決裂してしまったのさ。
 ・・・・・・あいつの主張が間違ってるとは言わないが、
 正しいというわけでもないんだよ。
 なのに、ブランシュティルは自分の主張だけが
 唯一の絶対の真理だと思いこんで、
 私の言葉に耳を傾けようともしない。
 だから私も、あいつの主張を認めることができないんだ。
 ・・・・・・いつか決着をつけなきゃいけないね。」