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スマ高との停戦協定から一夜明け、モー商陣営も平和な日常を取り戻した

「みずき~、あーなる事分かってたら何で教えてくれんと?」
昼休み 皆で弁当を食べながらいつもの生田、譜久村の掛け合いも始まった

「ごめんね~、えりぽん。でもね、敵を欺くにはまず味方からって言うでしょ?」
生田の表情と頭はSTOPしてしまったようだ
「よく分からんけん、みずきに全て任せるっちゃ!」
「あははははは」
「うっ! ぐむむっ!!」
皆の笑い声が響く教室で、石田は一人パンを喉に詰まらせていた

あともう一人、笑っていない人物がいた
物憂げな表情を浮かべる道重さゆみである
「どうしたんですか?みにしげさ~ん」
他の者も気付いてはいたが、あっさりと佐藤が絡みに行った

(こいつ… 変に空気読みやがって…)
道重はいぶかしがりながらも
「ううん! 何でもないわ。それより今回フクちゃんもみんなも頑張ったね♪」
皆の手前そう答えたが内心では不安を感じていた

確かに今回のスマ高の件は形上は抑える事ができた。
と同時にベリ工だけでなく、勢いを増すキュー学にも一枚かませてしまって
貸しを作ったのである
今後に憂いを残したと言っても過言ではない
(自分がいる間は大丈夫だとは思うが…)

更に道重を悩ませているのが水面下の譜久村、飯窪の後継者争いが
一連の流れで徐々にだが確実に顕著になり始めた事だ
もし内紛でも起これば間違いなくベリ工、キュー学ともに内部干渉してくる
口実は十分に与えってしまったのだ
(とにかくベリ工は腰が重いので、まずはキュー学を何とかしないと!
ただ矢島に正面から力勝負で行くのは…)

そんな道重の思惑の方向とは裏腹に、舞台は360度回転する事になる


ドン!ガラガッシャーン!!
「姐さん! どうしたんですか?」
教室内でゴミ箱に当たり散らす福田がいる
「勝田!あんたよく平気で笑っていれるね!!」
「田村も中西もだよ!」

「姐さん、それは…」3人とも口をもごもごしていたが、田村が思い切って口を開いた
「だって和田さんが決めた事だし、私らにはどうしようも…」

福田もそれは分かっていたのだ。ただスマ高のために体張った挙句、ピエロ役を
やらされて感情の落としどころが無いだけだ
「ベリ工、キュー学の前でも恥を掻かされて忌々しいったらありゃしないよ!」
そう言いつつもキュー学の矢島の顔に泥を塗ってコトを構えるわけにはと
道重と同様に恐れていた

するとおもむろに中西がつぶやき始めた
「ベリ工といえば、今度ウチと合同文化祭やるらしいですよ~」
「あとキュー学は、来週パリ專に招かれて集会を開きに出かけるそうですよ~」

その時、福田の目が怪しく光った
「福田さん、変な顔~♪。 ぐふっ!!」
中西のみぞおちに深々と膝を入れてから福田が一方的にしゃべりだした

「面白い事を思い付いたわ!明日にでもベリ工に文化祭の打ち合わせと称して乗り込むわよ」
「みんなで大芝居よ!! まずは田村! 嗣永に一芝居打ってきなさい」
「道重が嗣永の悪口言ってるくらいでヤカンに火が付くわ」
「そして中西は雅に泣きついてきなさい」
「情に厚いから正面から助けて下さいと行けばいいわ」
「その二人を抑えれば、清水も動くしかなくなるはず」
「一応、念のために私は熊井さんを抑えに行くわ」
「あと勝田も今後のためにも他のメンツと友好を組むふりをするのよ」
「そしてキュー学の居ぬ間にベリ工と連合を組んで休戦協定で油断しているモー商に再度攻め込むのよ!!」

田村は嬉々と飛び跳ねて応えた
「姐さん! 私頑張ります!! モー商なんてコテンパンだ!」
勝田は自信なさげな笑いだが
「分かりました イツメンもっと増やします!」
中西も張り切って
「福田さん、面白くなってきましたね!ヤッタるで~」
「でも和田さんや、タケちゃんはどうするんですか?」

一呼吸おいて覚悟を決め、福田は切り出した
「あやちょは留守番 今回は私が全て仕切る!竹内にはあやちょの護衛で残ってもらい万全を期す!」
一抹の不安を覚える田村達であったが、昨日の件を考えると致し方ないと納得した
福田は焦っていた
あやちょが飯窪に懐柔されかけていることに
このままではスマ高の立場が苦しくなることに
(私がスマ高の栄光を取り戻す!そうすれば、あやちょも笑ってくれるはず…)
「福田さぁ~ん、おしりデカいですね~♪ ゲホっ!!」
(馬鹿でうるさい後輩達にも栄光を味あわせたい…)

一方で虎視眈々と台頭の隙を狙うJ農の影も
道重が策を練る間もなく危機は新たに加重して迫っていた!!

 

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