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「オルァ!」

おーっ!と両陣営からざわめきが起こった。
先程までは全くヒットしなかった田村芽実の打撃が鞘師里保の脇腹にヒットしたのだ

「くっ・・・りゃあっ!」

返す刀、鞘師の居合い斬り手刀が田村の首を捉える
だが、先程までの斬れ味はやはり無い

「っ!・・・へっ、効かねぇよ!どうしたぁ!もうバテたか?」
「うるさいっ!」

古傷・・・腰にダメージを受けたせいで里保の体捌きは明らかにキレを失っていた
相手の打撃は見切れている、が思うように身体が動かないもどかしさ
しかし里保の動きが鈍くなった理由はそれだけではない

『鎧通し』

戦国時代、刀を失い丸腰になった武士が敵を倒す為に編み出された毛利水軍流古武術の奥義
鎧を貫通して『気』による打撃を敵に直接叩き込む最後の技・・・調子に乗って先程の刺客に使ってしまった

『気』はまだ練れない。それどころか猛烈な眠気が襲ってくる
目の前のリーゼント、コイツは普通の打ち合いで捻じ伏せるしかないのか?

私がっ、この私がこんなっ・・・
初めての外の勢力との抗争、その厳しさを里保もまた味わうことになった

(一撃必殺、狙うしかないか・・・)

里保は眠気に耐えながら相手の打撃を捌き、意識を研ぎ澄ませ始めた・・・
そして他方。もう1人、外の勢力との戦いの厳しさを味わっている者が居た

 

「オラオラァ!早くそいつを返しやがれ!」
「いやだー!ぐぼっ!ぐはっ!」

佐藤優樹は小川紗季にマウントを取られ、一方的に打撃を浴びていた
それでもミラクルスピンバトンは離さない・・・頑固な性格である

しかし時間の問題・・・ボコボコに殴られ、優樹の顔面は無残に腫れている
並みの相手ならいつもの機動力を活かした戦法と喧嘩センス、『才』で渡り合えたかもしれない
しかし優樹の対峙している相手、小川紗季も『天才』である。
同種の、予想の斜め上の攻撃を仕掛けてくるタイプとの戦いは今まで経験していなかった。

「こういう泥臭いのは趣味じゃねぇ、早くそいつを返して失せろよ」
「いやだ・・・ぜったいに負けないよ・・・たなさたんと約束したから・・・」
「たなさたん?なんだそりゃ?。仕方ねぇ、お前だけに構ってるわけにもいかねぇんでな。死んでもらうぜ!」

小川がスピンバトンを大きく振り上げた
優樹の頭に振り下ろされるバトン、モー商生の誰もがビビってその凶行を止めることが出来ない

「ぐぼぁっ!」

バキっ!しかしその音は優樹に振り下ろされた打撃の音、断末魔ではなかった。

小川紗季の身体がいきなり吹っ飛んだ。モー商陣営からおーっ!と歓声が上がる
いきなり校舎から風のように飛び出してきた人影の飛び膝蹴りが小川紗季の顔面に炸裂したのだ・・・誰だ!?

「天鬼組、工藤遥見参!」

無我夢中だった。正直、校舎から出てきたときは竹内の影を探してビビっていた。
しかし、目に入ってきたのは優樹のピンチ。
タイマンに手を出すのは粋じゃない・・・そうかもしれない
小川紗季のことも遥は知っていた。『天才』、とても自分が敵う相手じゃない。
でもダチがやられるのを黙って見てられるほどハルはドライじゃない!

「あのモヤシ、美味しいじゃねーか」
「あの子はそういう子よぉ。ヤンキーに一番大事なものを持ってる・・・糞弱いけど」

道重さゆみ、そして肩を貸す鈴木香音は顔を見合わせてプッ、と笑った。
校舎から出てきた道重の姿を見たモー商生達がざわつき始める

「アンタ達、何ぼーっとしてんの!あの1年に続きなさいよ!1年に美味しいとこ取られて恥ずかしくないの?
 さっさと和田を討ち取りなさい!」

おおーっ!大将の檄にモー商生徒達のテンションが一気にMAXになった。
一斉に、スマ高本陣へと突撃し始める。

まぁここらでもういいでしょ。今のれいな抜きのウチの実力は充分にわかった。
なんかりほりほも珍しく苦戦してるみたいだしここで終わりにしよう。
いくら和田ちゃんでもこの数には勝てない・・・ウチは伝統のモー商、決して負けるわけにはいかない。

しかし、フィナーレは道重さゆみが黒い笑みを浮かべて思い描いた通りのものにはならなかった。
なぜならこの戦場には違うフィナーレを思い描いていた人物が3名居たからだ。
その内の1名、飯窪春菜がそのフィナーレの舞台へと辿り着いた。

「和田さ・・・いや、彩ちゃんっ!」
「はるなん!?はるなん!!!」

和田の元へ辿り着いた飯窪、その姿を見つけた和田が飯窪の元に駆け寄る
しかし、飯窪の行く手を塞ぐ人影があった。

「なんやお前!和田さんのとこには行かせへん!」

中西香菜、唯一健在だった旗持ち。香菜は旗を捨て、飯窪に殴りかからんとしていた
しかし、彼女の勇敢な行動は間違っていた。可哀想だが完全に間違っていた。

「かななんっ!・・・ブッ殺ス!!!」

バキッ!

和田さん・・・何で・・・
背後からの衝撃、和田の華麗な飛び回し蹴りが背後から中西の頭を捉える
崩れ落ちる中西

「はるなんっ!はるなんっ!良かった、無事で!」
「はぅぅ・・・(味方の人を・・・)」

強く、強く飯窪を抱き締める和田
先程の目の前の惨劇にはぅはぅしながらも抱き締められる飯窪

ハッ!はぅはぅしている場合ではない!

「彩ちゃん!違うの!救援っていうのはこういう意味じゃなくて・・・」

ドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!

飯窪の言葉は背後からの盛大な足音に掻き消された。
後ろを振り向く飯窪・・・はぅぅ!?

一斉にモー商生達が押し寄せてくる!ダメ!?間に合わなかった!?

そう、間に合わなかった。

「はるなん、待ってて。アイツらやっつけるからね!」

飯窪の目を見て二コリ、と素敵な笑みを見せて和田彩花はモー商生の群れに突っ込んでいった。

ドカッ!バキッ!ガスッ!ドッ!ガッ!ババババババッ!ドカッ

扇風機・・・まるで扇風機のようにクルクルと和田が回る
ありとあらゆる華麗な蹴り技の数々、その蹴りで襲い掛かるモー商生達がまるでゴミのように吹っ飛んで行く

「つ、強ぇぇ・・・」
「いや、怯むな!道重さんが見てるんだぞ!」
「ちゃ、ちゃちゃゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆぅ!!!」

道重効果・・・先程までスマ高にビビっていたモー商生達の士気が落ちない
いくら彩ちゃんでもこの数は・・・私が何とかしないと!

「待ってみんな!誤解なの!私が変なメールしたせいで和田さんはっ!全部私のせいなんですっ!」

飯窪の必死な叫び、しかしそれに耳を貸すものは和田も含めて居ない
歓声、怒声に飯窪の細い声は掻き消されてしまっている・・・もう、やるしかないっ!
飯窪が意を決してモー商生達と和田の間に割って入ろうと走り出したその時だった
とてつもない風圧が飯窪の頬を叩いた、背後から駆け抜ける影。その人物が戦場全体で通る声で叫んだ

「ストーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーップ!!!」

その人物の全力の突撃で5~6人のモー商生が派手に吹っ飛んだ
さらに吹っ飛んだ生徒が他の生徒に当たる大惨事・・・まるで交通事故だ

その攻撃、その勢い、その声に戦場が一瞬シーンとなる
そして、その姿にモー商勢から声が漏れ始めた

「矢島・・・舞美?」
「キュー学・・・だと?」
「まさかキュー学までウチに攻めてきたのか!?」

ざわざわざわざわざわざわ・・・静寂は一斉にざわめきに変わった

 

バキッ!

「おう工藤、そんな糞弱さでよくも立ち向かってきたな?」

飛び膝蹴りヒットまではカッコ良かったが、遥は瞬殺レベルで小川紗季にボコボコにされていた
小川は勝田のように多少手加減してくれる相手でもない。まさにボロ雑巾状態である。
しかし、遥の目は死んでいない

「トドメだ、死・・・んっ?」

本陣方面からのざわめき、その声に小川紗季は思いっ切り気を取られた
そして、そのざわめきはボコボコにされ意識朦朧としている遥には届いていなかった

「余所見・・・してんじゃねー!!!」

バキッ!遥の渾身の一撃が小川の顎を捉えた

しかし小川は倒れずに踏み止まる

「ぐっ!?テメー!ふざけんなっ!」

ガッ!ゴミを蹴飛ばすような前蹴り、吹っ飛び、大の字に倒れる遥

「へっ、ゴミが・・・!?」

突如躍りかかってきた影、油断だった。まさかもう一撃があるとは・・・
さすがの小川紗季も、その予想外のジャンピングハイキックの前に崩れ落ちた
どてっ、蹴りを放った人物もまともに着地できずに崩れ落ちる

「どぅーを・・・いじめるな・・・」

そう言い残して、佐藤優樹はどーん!と地面に大の字になった

 

「はいは~い、モー商の皆さんこんにちわ~。ベリ工の、波浪区のアイドル。みんなのももちだよ~」

その人物の登場に、モー商勢のざわめきはもっと大きいものとなった

「嗣永!?」
「ベリ工まで!?」
「嘘だろ!!!ウチら終わりかも?」
「ふざけんなっ!モー商は無敵だっ!」

混乱、その混乱状態を諌めるような声がモー商側から上がった

「落ち着いて!矢島さんと嗣永さんは手打ちの立ち合い人よっ!」

声を挙げたのは譜久村聖だった。

「手打ち・・・?」
「手打ちだと?」

まだ暫し、モー商陣営はざわつく。しかし先程よりは戦場は多少静かになった。
手打ち、という言葉が出たからであろう。少なくとも、キュー学とベリ工は敵ではないという安心感だ。

「ごめんなさいっ!!!彩ちゃんも!スマ高の皆さんも、モー商の皆さんもみんなごめんなさいっ!」

甲高い声がそこに響いた。飯窪春菜だった

「全部、全部私のせいなんですっ!私が変なメールを送って彩ちゃんを勘違いさせちゃって・・・」

春菜の瞳から涙が溢れ出した・・・説明が、涙声で言葉にならない

「はるなん・・・みんな!喧嘩やめーーーーっ!帰るよっ!」

ようやく事態に気付いた和田からスマ高に撤収の檄が飛んだ。しかし・・・

 

少し前の時間、校門の外

「「「「「あ、貴方はっ!?」」」」」

「あ、なんだテメー?」

愛菜はいきなり肩を掴んできた女にメンチを切った。当然である、いざ討ち入りのところを邪魔されたのだから

「あれ?なんか文句あるのかな?手打ちの仲介しに来たんだけど」

その引きしまった肉体の汗まみれの女はJ農の面々に爽やかな笑顔を向けた。一点の曇りもない笑顔を

「うるせー!離しやがれ!」
「つかぽん、ダメ!その人は!」

バキッ!遅かった。愛菜の拳はモロにその女の顔面を捉えた
しかし・・・

「何なのかなそれ?ウチらキュー学への挑戦かな?」

頬にめり込む拳、しかし女には全く効いてない
ガッ!愛菜が腕を掴まれる

「そういう悪い子は・・・ねじねじしちゃうぞ!」
「ぎ・・・ぎゃああああああああああああああ!!!」
「つかぽん!!!」

バキバキバキバキっ!
腕をねじねじされた愛菜の骨が砕ける音が鳴り響く

「ひっ、ひぎゃあああ!腕が・・・腕がぁ!」

激痛に転げ回る愛菜、有り得ない方向に曲がる腕
女の爽やかな笑顔・・・よくも大塚ちゃんをっ!許さへん!

「わあああああああああああああああっ!!!」

しかし、ガッと金澤と宮崎が全力であかりに組み付いて止める

「ダメうえむー!その人は・・・」
「その人はキュー学の総長、矢島舞美よっ!」
「何やそれ?キュー学やから大塚ちゃんがやられてもええゆうんか?ふざけんなっ!」

尚も暴れる植村あかり、彼女もまた道重の言う大切なものを持っている1人かも知れない・・・
しかし、今回は相手が悪すぎる。怪力の植村を全員で必死に止めるJ農の面々。
その修羅場に不似合いなトーンの猫撫で声が突如後ろから割り込んだ。

「あれ~?舞美ちゃんじゃん、こんなとこで何してんの~?」

それは、この界隈であれば誰も知る人物。ウルトラの母のような独特の二つ結び。
正規の制服を改造したブリブリの制服。色白で小柄、ヤンキーには全く見えないが誰も知る有名ヤンキー。

「もも?ももこそ何でここに居るのさ?」

嗣永桃子、ベリ工・・・私立ベリーズ工業高校一の曲者。
強者揃いのベリ工でも三指に入る実力を持つと言われる人物だ。

「いやなんかね譜久村ちゃんから電話があってモー商とスマ高が誤解で揉めてて手打ちの手伝いして欲しいって」
「あー、じゃあ同じじゃん!ウチはタケちゃんから電話があって・・・」

答える汗まみれの人物は矢島舞美、キュー学・・・私立聖キューティー女学院の総長。
その清廉な人柄から「正義のヤンキー」とも呼ばれるが恐るべき無敵のフィジカルで敵と見なした相手は容赦なく破壊する「クラッシャー」でもある。

 

(あっちゃー和田さん、そうじゃないでしょ。もうちょっと皆になんか、こう、ね?)

竹内朱莉が影で頭を抱えた
生き残ったスマ高勢がこれに納得いくはずがない

「ふざけんなよっ!勘違い?勘違いでウチらは動いたの?」

福田花音・・・石田を殴って再びスカートを奪い返し、立ちあがってきた彼女が真っ先に和田に噛みつく

(福田・・・知っててわざとらしいんだよ!)

朱莉は思わず立ちあがってツッコミを入れようとしたが堪えた
ここでウチが内輪揉めを起こしたら事態は余計に混乱する

「喧嘩やめ?ハァ?なんでだよっ!!!」

もう1人スマ高で停戦に納得のいかない人物、田村芽実が地面を蹴って吐き捨てるように叫んだ
ここまでの彼女の奮戦、全くの無駄ということ。それは受け入れ難い事実であろう

「どうする?こっちは別に続けても構わないが」

そこに鞘師の挑発が火に油を注ぐ

「ああん?上等だっ!お前とだけはケリ付けねぇと気がすまねぇ!」

一触即発、その状況を切り裂く声がまたモー商から挙がった

「は~い!モー商も喧嘩やめ。こっちは全然手打ちで構いませんよ。
 スマ高さんはどうします?納得いかないようならとことん相手するけど?どっちにしてももうウチの勝ちみたいなもんだし」

道重さゆみである。彼女はわかっている。
あの1年とスマ高の事情はともかくなぜかフクちゃんが呼んだ?手打ちの立ち合い人のキュー学とベリ工の面子を潰すわけにはいかない事を。
変なことになってキュー学ベリ工と事を構えるようなことになるのは流石にいくらウチでも危ない。実力テストももう充分、後はいかに実質ウチの勝ちを印象付けて手打ちするかだけだ。

「はいは~い、みっしげさんお久し振りで~す。モー商さんは基本OKね。で、スマ高さんは結局どうすんの?」

テキパキと、強引に話を進める嗣永桃子。さっすが嗣永さん、こういうの手慣れてる!
やっぱり呼んで正解だった。譜久村聖は憧れの人物の仕切りにキラキラと目を輝かせた。

「私が、私が悪いんです・・・スマ高の皆さん、どうかこの通りです。手を引いて頂けませんか」

土下座・・・飯窪春菜が福田に土下座を見せた。
モー商、スマ高両陣営から再びざわめきが起こる

「おいおい、何土下座してんだよ!」
「ウチが負けたみたいだろ」
「雑魚の土下座でウチが引くわけねーだろ。そんなに安くねーよ!」

再び、状況が混乱し始めた。そして更なる混乱が起こることになる

「みんなっ、ごめんっ!全部あやの勘違いだからっ!はるなんは悪くないよ!土下座なんかしないで」

和田の土下座、これがスマ高陣営に更なる衝撃を与えた

「和田さん・・・」
「嘘だろ、大将が土下座なんて・・・」

当然、福田花音も納得がいかない

「ちょっとあやちょ何してんの!アンタうちの大将でしょ?何土下座なんかしてんの!?」
「あー結局何なのかなこれ?どうすんのスマ高。納得いかないならウチとキュー学も・・・」

嗣永が少しイライラし始めたところで、和田に近付く人影があった

「和田ちゃん、勘違いなのはわかった。だから土下座なんかしないで」

道重が和田の手を取り、立ち上がらせる

「今回の件、元はといえばそこのウチの1年が悪い。両方悪い。さゆみの監督不行き届きだね。だからさゆみも謝る、ごめんねっ!」
「道重さん・・・ありがとうございます」

チッ、と福田が舌打ちをした。潮時だろう
これ以上粘るのは自分が悪者になるだけの展開だ。それにこれぐらいの手打ちなら悪くない。ウチは負ける寸前だったのだから
それにしても・・・道重が生きてるとかりなぷーは何してるんだよっ!

「あーあ、何だか湿っぽくなっちまったな」

田村芽実もまた、このくだりで戦意を急速に萎えさせた。場の空気というか情感には弱い子なのだ。

「全くだ、あのままいけば私の勝ちだったんだが」

鞘師里保もまた、納得がいっていない。敵は完膚なきまでに叩き潰す。モー商は最強のはずなのだ
やはり道重では・・・

「うるせーな、オメーとはいずれケリ付けてやんよ。いくぞおめーら!」

田村が部下を連れて引いていく

これで終わり・・・かに見えた。しかし終わりではなかった。

「違うでしょ!」

嗣永桃子が突然大声をあげた。違う?何が違うんだ?
再び両陣営がざわつく

「みっしげさんも和田ちゃんもみんなもお互いちゃんと謝って!」

それかよ・・・その場に居た全員が呆れ返る(譜久村除く)

「じゃあいくよ、せーの!許して・・・」
「もも、そういうのいいから。モーニング商業とスマイル女子高等学院の手打ち、確かに見届けました。
 この喧嘩、これにておしまい!文句があればキュー学とベリ工がお相手します。それでは解散っ!」
「えーっ!舞美ちゃ~ん!」

血生臭いモー商の校庭にやっと生徒達の暖かい笑い声が響いた。

ハッピーエンド?

本当にそうでしょうか?
そう、これはほんの暫しの休戦に過ぎなかったのです。

 

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