海物語

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皆さんはピカチュウというポケモンをご存じであろうか? ピカチュウ。 頬っぺたの 両側に 小さい 電気袋を もつ。ピンチの時に 放電する。 ピカチュウ。 何匹かが 集まっていると そこに 猛烈な 電気が 溜まり 稲妻が 落ちることがあるという。 ピカチュウ。 尻尾を立てて 周りの気配を 感じ取っている。 だから 無暗に 尻尾を 引っ張ると 噛みつくよよ。 ピカチュウ。 固い 木の実も 電撃で 焼いて 柔らかくしてから 食べる 知恵を 持ち合わせている。 ピカチュウ。 尻尾を 立てて 周りの 様子を 探っていると 時々 雷が 尻尾に 落ちてくる。 ピカチュウ。 両頬 には 電気を 溜め込む 袋がある。怒ると 溜め込んだ 電気を 一気に 放ってくる。 ピカチュウ。 初めて 見る 者には 電撃を 当てる。黒焦げの 木の実が 落ちていたら それは 電撃の 強さを 間違えた 証拠だよ。 ピカチュウ。 頬っぺの 電気袋の 電気は 真夜中 寝ている 間に 溜められている らしいよ。寝ぼけて 放電してしまう 事が ある。 ピカチュウ。 森の 中で 仲間と 暮らす。 頬っぺたの 両側にある 電気袋に 電気を 溜める。 ピカチュウ。 頬っぺたの 電気袋から 電気を ピリピリ 出している時は 相手を 警戒している 合図。 ピカチュウ。 弱った 仲間の ピカチュウに 電気を流し ショックを与えて 元気を 分けることも ある。 と、長々と説明したが、そういうポケモンである。 そんなとある一個体のピカチュウがこの催しに参加しているわけだが…… 「マジか……」 ここはA-1。MAPの端っこである。 空には太陽。周りは一面に水、水、水。 そう、海の上がこのピカチュウのスタート地点だったのだ!! 「……陸地遠すぎだろ……」 体長、約40㎝!!! その小さな体にはこの海は広いなッ! 大きいなッ! 溺れかけたが、偶々、ふくろの中に入っていたデッカイ笹カマみたいな板で水の上に浮いた。 森暮らしが長かった彼にとってそれは未知の体験だった。初体験だった。 ちなみに彼はそのデッカイ笹カマみたいな板を食べ物だと思っていたらしい。 「僕はただ……森で仲間と静かに暮らしたかっただけなのに……」 デッカイ笹カマみたいな板の上で寝転び一匹嘆く。 波は穏やかだが、このままでは確実に餓死する。 『木の実が食べたい』、『海水以外の水が飲みたい』。 「陸地に向かって行くにも……うーん」 泳げない。 多分、泳ごうとしたところで溺れ死ぬ。 彼が半ば諦めかけた時、後ろから波が来た。 本当に偶然だったかもしれない。 「んっ、今のいい感じじゃないか?」 波に乗り、前に少しだけ進んだ。 本当に陸地に少しだけ近づいた。 また少し波が来た。 また前に少しだけ進んだ。 また陸地に少しだけ近づいた。 「これって、まさか……?」 完全に波を捉え始めてきた。 デッカイ笹カマみたいな板の上で上手くバランスを保ち立つことが出来るようになった。 「この調子で行けば……!」 その時である。 先程より少し大きな波が押し寄せてきた。 しかし、体長40㎝の彼にとってはまさに――― 「乗るしかない! このビッグウェーブに!  うおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!」 そして――― #aa(){{{                       _                     ,.ィ'":/            、‐┬-、_r―''"  'y'             `ヽ        Oヽ               /  О .-┴ィ ゚ ト、  「これがッ! これがッ! これがッ! 『波乗り』って奴かぁぁぁ!!」       __  ┌┴  ゚  `ー'  /_ノ     <  _, `!_ ヽ、          ´|     _        ̄ L......:|  .ト、_          ,.レ‐''" ̄  ノ          |:::::: ̄::ヽ'、   ,. -'''"     ,. '            ̄ ̄レ ̄|,  '"     _.. '"              /     , ‐''"             ∠  r―''"              し' ※イメージ図です。 }}} ▽ピカチュウは秘伝技を自力で覚えた。 「イヤッッホォォォオオォオウ!!!」 しかし、このピカチュウ、ノリノリである。 そんな彼が陸地にたどり着いたのは……まだ先のお話。 【A-1/海上/一日目/昼】 【ピカチュウ@ポケットモンスター】 [状態]:健康、少し空腹 [装備]:サーフボード@現実 [所持]:ふくろ(中身なし) [思考・状況] 基本:仲間の下に帰る(方法は考えていない)。  1:陸地を目指す。  2:木の実が食べたい。 [備考] オス。森暮らしが長い。仲間思い。一人称「僕」 『波乗り』を覚えましたが、バトルで効果があるかどうかは不明です。 《支給品紹介》 【サーフボード@現実】 デッカイ笹カマみたいな板。波に乗るスポーツ『サーフィン』に必要な道具。 |No.03:[[チキン・ラン]]|[[投下順]]|No.05:[[モンスターだって何にでもなれる]]| ||ピカチュウ|No.22:[[何も無条件で海に突き落としたわけではない モリーも「このサーフボードに乗っては如何でしょうか」と事前に対策を立てている どういった行動を取るかという決定権はピカチュウさんサイドにある その上でご自分の意志で波乗りしていらっしゃるのだからすなわち責任はピカチュウさんサイドにある なぜモリーが責められなければならないのか なぜモリーがピカチュウさんに謝罪せねばならないのか むしろ殺し合いの中、安全地帯にいるピカチュウさんこそが我々に謝罪すべきではないだろうか>何も無条件で海に突き落としたわけではない]]|
皆さんはピカチュウというポケモンをご存じであろうか? ピカチュウ。 頬っぺたの 両側に 小さい 電気袋を もつ。ピンチの時に 放電する。 ピカチュウ。 何匹かが 集まっていると そこに 猛烈な 電気が 溜まり 稲妻が 落ちることがあるという。 ピカチュウ。 尻尾を立てて 周りの気配を 感じ取っている。 だから 無暗に 尻尾を 引っ張ると 噛みつくよよ。 ピカチュウ。 固い 木の実も 電撃で 焼いて 柔らかくしてから 食べる 知恵を 持ち合わせている。 ピカチュウ。 尻尾を 立てて 周りの 様子を 探っていると 時々 雷が 尻尾に 落ちてくる。 ピカチュウ。 両頬 には 電気を 溜め込む 袋がある。怒ると 溜め込んだ 電気を 一気に 放ってくる。 ピカチュウ。 初めて 見る 者には 電撃を 当てる。黒焦げの 木の実が 落ちていたら それは 電撃の 強さを 間違えた 証拠だよ。 ピカチュウ。 頬っぺの 電気袋の 電気は 真夜中 寝ている 間に 溜められている らしいよ。寝ぼけて 放電してしまう 事が ある。 ピカチュウ。 森の 中で 仲間と 暮らす。 頬っぺたの 両側にある 電気袋に 電気を 溜める。 ピカチュウ。 頬っぺたの 電気袋から 電気を ピリピリ 出している時は 相手を 警戒している 合図。 ピカチュウ。 弱った 仲間の ピカチュウに 電気を流し ショックを与えて 元気を 分けることも ある。 と、長々と説明したが、そういうポケモンである。 そんなとある一個体のピカチュウがこの催しに参加しているわけだが…… 「マジか……」 ここはA-1。MAPの端っこである。 空には太陽。周りは一面に水、水、水。 そう、海の上がこのピカチュウのスタート地点だったのだ!! 「……陸地遠すぎだろ……」 体長、約40㎝!!! その小さな体にはこの海は広いなッ! 大きいなッ! 溺れかけたが、偶々、ふくろの中に入っていたデッカイ笹カマみたいな板で水の上に浮いた。 森暮らしが長かった彼にとってそれは未知の体験だった。初体験だった。 ちなみに彼はそのデッカイ笹カマみたいな板を食べ物だと思っていたらしい。 「僕はただ……森で仲間と静かに暮らしたかっただけなのに……」 デッカイ笹カマみたいな板の上で寝転び一匹嘆く。 波は穏やかだが、このままでは確実に餓死する。 『木の実が食べたい』、『海水以外の水が飲みたい』。 「陸地に向かって行くにも……うーん」 泳げない。 多分、泳ごうとしたところで溺れ死ぬ。 彼が半ば諦めかけた時、後ろから波が来た。 本当に偶然だったかもしれない。 「んっ、今のいい感じじゃないか?」 波に乗り、前に少しだけ進んだ。 本当に陸地に少しだけ近づいた。 また少し波が来た。 また前に少しだけ進んだ。 また陸地に少しだけ近づいた。 「これって、まさか……?」 完全に波を捉え始めてきた。 デッカイ笹カマみたいな板の上で上手くバランスを保ち立つことが出来るようになった。 「この調子で行けば……!」 その時である。 先程より少し大きな波が押し寄せてきた。 しかし、体長40㎝の彼にとってはまさに――― 「乗るしかない! このビッグウェーブに!  うおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!」 そして――― #aa(){{{                       _                     ,.ィ'":/            、‐┬-、_r―''"  'y'             `ヽ        Oヽ               /  О .-┴ィ ゚ ト、  「これがッ! これがッ! これがッ! 『波乗り』って奴かぁぁぁ!!」       __  ┌┴  ゚  `ー'  /_ノ     <  _, `!_ ヽ、          ´|     _        ̄ L......:|  .ト、_          ,.レ‐''" ̄  ノ          |:::::: ̄::ヽ'、   ,. -'''"     ,. '            ̄ ̄レ ̄|,  '"     _.. '"              /     , ‐''"             ∠  r―''"              し' ※イメージ図です。 }}} ▽ピカチュウは秘伝技を自力で覚えた。 「イヤッッホォォォオオォオウ!!!」 しかし、このピカチュウ、ノリノリである。 そんな彼が陸地にたどり着いたのは……まだ先のお話。 【A-1/海上/一日目/昼】 【ピカチュウ@ポケットモンスター】 [状態]:健康、少し空腹 [装備]:サーフボード@現実 [所持]:ふくろ(中身なし) [思考・状況] 基本:仲間の下に帰る(方法は考えていない)。  1:陸地を目指す。  2:木の実が食べたい。 [備考] オス。森暮らしが長い。仲間思い。一人称「僕」 『波乗り』を覚えましたが、バトルで効果があるかどうかは不明です。 《支給品紹介》 【サーフボード@現実】 デッカイ笹カマみたいな板。波に乗るスポーツ『サーフィン』に必要な道具。 |No.03:[[チキン・ラン]]|[[時系列順]]|No.05:[[モンスターだって何にでもなれる]]| |No.03:[[チキン・ラン]]|[[投下順]]|No.05:[[モンスターだって何にでもなれる]]| ||ピカチュウ|No.22:[[何も無条件で海に突き落としたわけではない モリーも「このサーフボードに乗っては如何でしょうか」と事前に対策を立てている どういった行動を取るかという決定権はピカチュウさんサイドにある その上でご自分の意志で波乗りしていらっしゃるのだからすなわち責任はピカチュウさんサイドにある なぜモリーが責められなければならないのか なぜモリーがピカチュウさんに謝罪せねばならないのか むしろ殺し合いの中、安全地帯にいるピカチュウさんこそが我々に謝罪すべきではないだろうか>何も無条件で海に突き落としたわけではない]]|

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