1スレ目>>589~>>601


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ガチャ…
 
聖「……ただいま」
 
礼子「おかえりなさい、聖」
 
礼子「…あら、ペロも一緒だったのね」
 
礼子「よしよし」ナデナデ…
 
黒猫(雪美)「…なー」スリスリ…
 
聖「ただいま……お母さん…」
 
礼子「新しい学校はどうだったかしら?」
 
礼子「上手くやっていけそう?」
 
聖「…はい、お友達も出来ました」
 
礼子「そう。ふふっ、それは良かったわ」
 
礼子「お夕飯、もう少しで出来るからお部屋でpの相手をして待っててもらえるかしら?」
 
聖「…はい」
 
 
ガラッ…
 
聖「……」
 
黒猫(雪美)「……」
 
シュン…!
 
雪美「……礼子は優しい」
 
聖「……」
 
聖「…記憶、書き換えたから」
 
聖「私と雪美は……昔から礼子さんとは…家族だって」
 
雪美「……」
 
雪美「……偽物の家族……」
 
雪美「でも……礼子は……優しい……」
 
聖「……うん」
 
 
p「だー、あー」
 
聖「……」
 
雪美「…赤ちゃん、カワイイ……」
 
聖「うん……」
 
p「……」
 
p「ふぇ…くずっ…」
 
雪美「……?」
 
雪美「どうか……したの……?」
 
聖「…おねむ、かな」
 
p「ぐずっ…ぐずっ…」
 
聖「……」
 
聖「―― ―――♪」
 
p&雪美「…!」ピクッ…
 
 
聖「――― ―――♪」
 
p「……」
 
p「…むにゃ」
 
p「……すぅすぅ」
 
雪美「……」
 
雪美「…んっ」ゴシゴシ…
 
聖「……」
 
聖「…雪美まで、眠たくなっちゃった?」
 
雪美「……聖の……子守唄……」
 
雪美「…安心……する……」
 
シュン…!
 
黒猫(雪美)「……すぅすぅ」
 
聖「……」ぽんぽん…
 
 
聖「……」チラッ…
 
聖「(…今夜は星が綺麗)」
 
聖「 (こんなにも星は綺麗なのに…)」
 
聖「(この地球では…絶え間無く混乱状態が続いている…)」
 
聖「(だからこそ…ヒカルには…)」
 
聖「(この世界を平和に導く…光となって…)」
 
ガラッ…
 
礼子「聖、お夕飯出来たわよ」
 
礼子「…って、あら?pとペロはおねむなの?」
 
聖「今、眠ったところです…」
 
礼子「そう…なら起こしちゃかわいそうね」
 
礼子「先に二人で食べちゃいましょうか」
 
聖「……はい」
 
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
聖「……」モグモグ…
 
礼子「どう?美味しい?」
 
聖「……」モグ…ゴクン…
 
聖「とっても…美味しいです…」
 
礼子「なら良かったわ」
 
礼子「美しさを作るのはまず食事から…」
 
礼子「聖、あなたはこれから私みたいにどんどん綺麗になっていくわ」
 
聖「…よく、わかりません」
 
礼子「私みたいに素敵な旦那様を見つけなさいってことよ」
 
聖「……」
 
聖「(礼子さんの作った地球食を食べると…礼子さんみたいな見た目になるってことなのかな……)」
 
聖「(地球は素敵な…星だけど…)」
 
聖「(地球人の性質というものは……まだよくわからないな……)」
 
 
聖「ところで…お父さんは……?」
 
礼子「うん。今日もあの人は遅くなるみたいねぇ」
 
礼子「まぁ、転勤して間もないもの」
 
礼子「しばらくしたらきっと落ち着くわ」
 
聖「そう…ですか…」
 
聖「(彼女の元々の家族構成は夫と子が一人ずつ…)」
 
聖「(しかし夫は多忙なのか子が生まれてからも家を空けがち…)」
 
聖「……大変じゃ、ありませんか…?」
 
礼子「……」
 
礼子「そんな風に思ったりしないわ」
 
礼子「私は夫もpもペロも…」
 
礼子「そしてあなたも愛していますもの」
 
聖「……」
 
聖「(やっぱり…地球人のこと…まだよくわからないな……)」
 
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
p「すぅすぅ…」
 
礼子「たくさんお昼寝したのに、夜もちゃんと寝付いてくれて助かるわ」
 
聖「…かわいい」
 
礼子「あら、あなただって可愛いわよ」
 
礼子「今も、昔もね」ナデナデ…
 
聖「……」
 
聖「(昔の私…)」
 
聖「(書き換えた彼女の記憶の中に…)」
 
聖「(昔の私はどう映っているのだろう……)」
 
礼子「それじゃあ、聖。おやすみ…」ちゅっ…
 
聖「…ん」
 
聖「…はい、おやすみなさい……」
 
礼子「…♪」フリフリ…
 
ガラッ…
 
聖「……」
 
 
黒猫(雪美)「…すぅすぅ」
 
聖「……」ナデナデ…
 
聖「(星が綺麗で…静かな夜…)」
 
聖「(少し、お空のお散歩…しようかな…)」
 
聖「……んっ」パァァァァッ…
 
 
―――柔らかな光が私の身体を包み込み
 
 
聖「……」バサッ…!
 
 
―――背に白き翼を与えてくれる
 
 
聖「……」パタパタ…
 
聖「……」
 
 
―――ちょっと、お気に入り
 
 
聖「(それじゃあ…行こうかな…)」スッ…
 
 
聖「……」パタパタ…
 
 
―――夜は好き
 
―――世界が静けさで包まれたみたいで
 
―――こんなにも、静かで素敵な夜なのに
 
 
「アーッハッハッハッハ!!」キーン…!
 
 
聖「…!」
 
 
レイナ「静かな夜はぐっすり眠りたい?」
 
レイナ「ぐっすり眠れなかったら次の日は寝不足で大変なことになっちゃうってことかしら!」
 
レイナ「つまり、次の日に皆が寝不足でフラフラしているところをこのレイナサマが畳みかければ…」
 
レイナ「世界征服なんて楽勝ってことよねッ!!」
 
レイナ「このレイナサマのスペシャル拡声器で夜な夜な叫び続けて…」
 
レイナ「この一帯の奴らを寝不足に仕立て上げてあげるわ!!」
 
レイナ「(まぁ、アタシも次の日寝不足になるわけなんだけど…)」
 
 
聖「……」
 
 
―――どうして、それを壊す者が現れてしまうのかな
 
 
レイナ「けど、夜なら誰もアタシの邪魔は出来ない!」
 
レイナ「何故ならあのバカは夜はいくらうるさくても快眠だろうしね!」
 
レイナ「アーハッハッハ!これ以上に無い完璧な作戦ねッ!!」
 
聖「……どうして、そんなことをするの…?」パタパタ…
 
レイナ「はぁ?そんなの決まってるじゃないっ!!」
 
レイナ「この世界を征服するために…」
 
聖「……」パタパタ…
 
レイナ「……」
 
レイナ「…は!?」
 
レイナ「(こ、コイツ…今日、転校してきた望月…!?)」
 
聖「……世界征服」
 
聖「大きな…夢……」
 
聖「けれど…あなたのやり方は周りを不幸にする……」
 
聖「見過ごすわけには…いかない……」
 
 
レイナ「……」
 
レイナ「(ちょっ!?なんでコイツ、羽なんて生やしてんのよ!?)」
 
レイナ「(それにこのレイナサマに意見をしてくるなんてっ…)」
 
レイナ「…!」
 
レイナ「…そうか!」
 
レイナ「アンタもブライト・ヒカルの仲間ってことね!?」
 
レイナ「(通りで意気投合してると思ったわッ!!)」
 
聖「…仲間とは違う…かな……」
 
 
―――少なくとも、光は私のことを…まだ何も知らないから……
 
 
レイナ「アイツの仲間だっていうんなら、遠慮は無用よねッ!!」
 
レイナ「このスペシャル拡声器で張り上げた声を至近距離で聴いて耳を痛くしちゃいなさい!!」
 
聖「…!」
 
レイナ「行くわよ…!!あ―――」
 
レイナ「…!?」
 
レイナ「(…こ、声が出ない…!?)」パクパク…
 
聖「……」
 
 
聖「声が出せないって…辛いでしょう?」
 
レイナ「(…あ、アンタ…なにを…!?)」パクパク…
 
聖「けれど、あなたは人々から静けさを奪おうとした…」
 
聖「これは、その報い……」
 
レイナ「(ど、どうなってんのよ、これぇ…!?)」パクパク…
 
聖「朝には…治ると思うから……」
 
聖「これに懲りたら…静けさを奪うのは…もうやめて…」パタパタ…
 
レイナ「(あっ!?ちょ、待ちなさいよッ!?)」パクパク…
 
レイナ「(…望月聖)」
 
レイナ「(アイツ、かなりヤバい奴なんじゃないの…!?)」