1スレ目>>264~>>273


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正義のヒーローや悪のカリスマといえど、常日頃から争いばかりを行っているわけでは無い。
彼女たちも変身を解いてしまえば、中学生の女の子。
学生生活というものがある。
 
 
光「もうすぐ期末テストか~。麗奈、勉強してるか?」
 
麗奈「アンタねぇ、このアタシが学校のオベンキョーなんてつまらないことに興味あると思ってる?」
 
光「でも、勉強しないとテストで悪い点を取っちゃうぞ?」
 
麗奈「アンタ、バカのくせになにイイコぶっちゃってんのよ」
 
麗奈「オベンキョーなんてしなくたって良い点数を取る方法なんていくらでもあるじゃない!」
 
光「もしかしてカンニングか?卑怯な真似はダメだぞ!」
 
光「それにこの前のテストの時、思いっきりバレてたじゃないか!」
 
麗奈「あ、あれは…予想以上にカンニングペーパーの量が多くなっちゃって…」
 
ガラッ…!
 
先生「よーし、みんな席につけー」
 
光「おっ、先生。麗奈、また後でな!」
 
麗奈「はいはい…」
 
 
先生「それじゃあHRを始めるぞ」
 
先生「と、その前に…今日は突然だけどみんなに紹介したい子がいる」
 
先生「転校生だ」
 
ワイワイガヤガヤ…
 
麗奈「転校生?また変な時期に入って来たものね」
 
光「おぉ、転校生かー!どんな奴なんだろうなー!」ワクワク…
 
先生「ほら、静かに」
 
先生「…よし。それじゃあ入ってきて」
 
ガラッ…
 
麗奈「ん…?」
 
光「お…?」
 
 
聖「……」
 
光「(…綺麗な子だなー)」
 
先生「…じゃあ、望月さん」
 
聖「…はい」
 
聖「望月聖、です…」
 
聖「皆さん…よろしくお願いします…」ペコッ…
 
麗奈「……」
 
麗奈「(これから夏本番だってのに…)」
 
麗奈「(なんだかアイツの周りだけ雪でも降ってるのかって雰囲気ね…)」
 
麗奈「(その雰囲気に呑まれたのか知らないけど教室全体が一気に静まり返っちゃたわね…)」
 
 
先生「…さて、望月さんはお家の方の都合で突然の転校ってことになってしまってな」
 
先生「まだ慣れないことも多いだろうから、みんな仲良くしてあげるように」
 
先生「それじゃあ、望月さんの席は…」
 
光「先生!アタシの隣、空いてるぞ!」
 
先生「おっ、そうか」
 
先生「望月さん。あそこに髪の長い小さい奴がいるだろ?」
 
光「むっ!?アタシはチビじゃないぞ!?140㎝あるんだからっ!」
 
麗奈「(十分チビじゃないの)」
 
先生「あー悪かった悪かった…」
 
先生「アイツの隣の席に座ってもらっていいかな?」
 
聖「……はい」スタスタ…
 
 
聖「……」スッ…
 
光「あ、アタシは南条光」
 
光「よろしくなっ!聖!」
 
聖「……ひかる」
 
聖「素敵な…名前…」
 
光「え?へへっ、そうかなっ…!」
 
聖「うん…名前通りの……人…」
 
聖「これからも……光となって…この世界に平和を、導いて……」
 
光「…うん?」
 
光「(光…?平和に導く…?)」
 
光「……」
 
光「(あっ…!)」
 
光「(もしかして、聖も特撮ヒーローごっことか好きなのかな!?)」
 
 
光「あぁ、任せとけ!」
 
光「この世界の平和はアタシが守るっ!」
 
麗奈「…げっ!?」
 
麗奈「げほっげほっ…!!」
 
麗奈「(な、なに言っちゃってんのアイツ!?)」
 
麗奈「(自分の正体とかバラしちゃっても良いわけ!?)」
 
聖「……」
 
聖「うん……期待してる…」
 
麗奈「(アイツもなに普通に返してるのよ…)」
 
麗奈「(全く…南条ほどじゃないとはいえ変な奴が転校してきたもんね…)」
 
先生「あー南条。世界の平和も良いけど、授業の方も大切にしてもらえるか?」
 
光「あ、はーい」
 
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
キンコーンカーンコーン…
 
光「よっし!放課後だ!」
 
光「なぁ、聖!一緒に帰ろうっ!」
 
聖「ごめんなさい……」
 
聖「私…寄らなきゃいけないところ…あるから……」
 
光「む…そっか…」
 
光「まぁ、転校したてだし色々あるんだろうな!」
 
聖「……ごめんなさい」
 
光「なに、気にするなっ!」
 
光「また今度一緒に帰ろうな!」
 
聖「…うん」
 
光「それじゃあ、また明日!」
 
光「おーい、麗奈!しょうがないから一緒に帰ろうぜー!」
 
麗奈「しょうがないってなによ!?」
 
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
聖「……」テクテク…
 
黒猫「…なー」ピョン…
 
聖「…!」
 
聖「……雪美…お迎えに来てくれたの?」
 
黒猫「……」
 
シュン…!
 
雪美「……そば、いないと……心配……」
 
聖「大丈夫……何も問題…無かったから…」ナデナデ…
 
雪美「……♪」
 
雪美「……どうだった?」
 
聖「……」
 
 
聖「…うん」
 
聖「間違いは…無かった」
 
聖「私の能力……彼女ならきっと正しく使ってくれる……」
 
雪美「……」
 
雪美「…聖」
 
聖「…どうしたの?」
 
雪美「……歌、聞きたい」
 
雪美「おうち帰って……聞かせて……」
 
聖「……」
 
聖「うん…帰りましょう…」