1スレ目>>47~>>52


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 ・とある中学校にて
 
『はーっはっはっはっは!どうだおそれいったかー!!』ピピッ
 
「・・・あー、うん。まぁ、困るっちゃ困るんだけど」
 
『ふっふっふ、調理実習で使うたまねぎを全て長ねぎにすり替えてやったぞ!これではおいしいカレーは作れまい!』ピピッ
 
「うん、確かにたまねぎの入ってないカレーはなんか物足りないけどさ。なくてどうしても困る、って程でも」
 
『さぁさぁかかってこいヒロイン!!私は逃げも隠れもしないぞー!!』ピピッ
 
「・・・何でこう毎回やることが微妙にショボいんだろう、このロボ」
 
「胸のモニターで意思表示してくれるから、話が通じるのは良いんだけどねぇ」
 
「あと、何でヒーローじゃなくてヒロイン限定なんだろーね?」
 
―――そこまでです!!―――
 
 
ロボ『むっ、来たか!!』ピピッ
 
「たとえ小さな悪事でも、誰かに迷惑をかけるというのなら!!」しゅたっ!!
 
アヤカゲ「このわたくし、正義の忍者アヤカゲが、あなたを成敗いたします!ニンッ!」
 
「おー、今回はニンジャだ」
 
「というかあのニンジャが来ることが一番多い気がするけど。ヒマなのかな」
 
「まぁこの辺りは比較的平和だしね。いいことなんじゃないかな」
 
ロボ『ええいまた貴様かアヤカゲ!毎度のことながら懲りないヤツめ!』ピピッ
 
アヤカゲ「それはこちらの台詞です!毎回毎回ひとさまに迷惑をかけて、いい加減心を入れ替える気はないのですか!」
 
ロボ『それが私の使命なのだ!たとえこの身が朽ち果てようと、私は使命に殉ずるのみ!』ピピッ
 
「朽ち果てようと、ってアイツ機械じゃん」
 
「ちょっと前にプールに落とされても平然と帰って行ったから防水対策もバッチリっぽいよね」
 
ロボ『そこ!外野うるさい!』ピピッ
 
「あ、ごめんごめん、ちょっと気になったもんだから。続けて続けて」
 
 
アヤカゲ「こほん、では気を取り直して。―――どうしても、退くつもりは無いと?」
 
ロボ『愚問だな。このたまねぎを取り返したくば、私を倒してみるがいい!!』ピピッ
 
アヤカゲ「ならば、そのように致しましょう!秘儀、『隠密万華鏡』!」どろんっ!!
 
ロボ『ぬぅっ!?分身の術とはこしゃくな!!ヒーローならもっと正々堂々とだな!』ピピッ
 
アヤカゲs「「「ヒーローである前に、わたくしはニンジャです!ニンッ」」」ババッ
 
ロボ『ぬっ、この、わ、ちょ、わぁぁ』ピピピッ
 
アヤカゲs「「それそれそぉれっ!!」」ババババッ
 
ロボ『ぐぬぬ、相変わらず見事な身のこなし・・・敵ながら惚れぼれする』ピピッ
 
アヤカゲ「お褒めにあずかり恐縮です、ニンッ」
 
ロボ『・・・あ、あっ!いつの間にかたまねぎが取り返されてる!?』ピピピッ
 
アヤカゲ「分身に気を取られているうちに、ささっと取り返しておいたのです」
 
分身s「「ニンニンッ」」
 
 
ロボ『こ、こうなっては仕方が無い、今日の所はこれで勘弁してやろう!!覚えていろ、正義の忍者アヤカゲ!』ピピッ
 
「あ、帰るんだったらこの長ねぎ持って帰ってねー。あってもたぶん使わないし」
 
ロボ『あ、これは失礼。・・・では、また会う日まで、首を洗って待っていろ!!』ピピピッ ガシャガシャガシャ
 
「ねぎの入った段ボール担いで、走って帰っていくヒト型ロボット・・・相変わらずシュールだなー」
 
「いいかげん飛行機能付ければいいのにねー。あ、ニンジャの人ありがとー」
 
アヤカゲ「いえ、この位は正義の忍者として当然のこと。調理実習、がんばって下さいね。ではわたくしはこれにて、ニンッ」どろんっ
 
「おぉ、煙のように消えていった」
 
「こっちはかっこよく決まったね」
 
「あ、あやめちゃんどこ行ってたの?」
 
あやめ「いやぁ、教室にエプロンを忘れてしまっていて。お恥ずかしい」
 
あやめ(どうやら、今回も正体がバレることはなかったようですね。ニンッ)
 
 
・その後、とあるマンションにて
 
ロボ『ただいま戻りました』ピピッ
 
「おぉ、お帰り」
 
「待ちかねたよロボー!!さぁ早くこっちに!ハリーハリー!!」
 
「少し落ち着きたまえ愛海。さ、ロボ、こっちに来るといい。映像の出力が終わったらメンテナンスしてやろう」
 
愛海「おっと、ごめんね晶葉ちゃん。ロボ、今回もお疲れ様!」
 
晶葉「・・・ふむ、よし。撮影に問題はなかったようだな。私はラボでメンテナンスをしてくるよ」
 
愛海「うん、じゃーあたしは早速コレを・・・うひひ♪」
 
晶葉「あまり大声で騒がないでくれたまえよ」
 
愛海「わかってるよー、大丈夫大丈夫・・・うひひひ♪」
 
晶葉「やれやれ・・・まぁ、ごゆっくりどうぞ」
 
愛海「おっけーおっけー・・・おぉ、今回はアヤカゲだー!!ふふふ、相変わらずちょっとキワドい忍者服がたまりませんなー♪」
 
 
晶葉「まったく、『ヒロインが戦ってる姿が見たいなら、敵役を自分で用意すればいいんじゃないかな!?』とは、改めて思うがとんでもない発想だね」
 
愛海「おー分身した!!うひひ、よりどりみどりー♪」
 
晶葉「聞いちゃいないな・・・まぁ、愛海が楽しそうでなによりだよ。さて、メンテナンスメンテナンス・・・」
 
愛海「あ、そうそう晶葉ちゃん」クルッ
 
晶葉「む?」
 
愛海「いつもありがとね、あたしの無茶苦茶に付き合ってくれて!」
 
晶葉「ッ・・・・・・まぁ、その。友達の頼みだし、な。いたずらの延長ですむくらいの事までなら、その、なんだ、協力しないでもない、と言ったのは私だし」
 
愛海「お、照れた?照れてるね晶葉ちゃん?もー可愛いんだからー♪」ガバッ
 
晶葉「わ、ちょっ、こらやめろ抱きつくんじゃない!?」
 
愛海「ふふふー、よいではないかよいではないかー!」
 
ヤメロ、コラ、ドコヲサワッテイルー
 
コレハシンアイノアカシダカラー
 
ロボ『・・・・・・あの、メンテまだですか?』ピピッ