47 名前: ◆hCBYv06tno[saga] 投稿日:2013/07/27(土) 16:09:15.31 ID:S/9BxabqO
[2/12]
投下しますー
スパイクPと海皇宮などの設定をお借りします
48 名前: ◆hCBYv06tno[saga] 投稿日:2013/07/27(土) 16:10:31.60 ID:S/9BxabqO
[3/12]
ここは海底都市。
そこの中央に鎮座してある海皇宮。
スパイクP「畜生!カイめ!!」
イライラした様子で、出てくるスパイクPの姿があった。
任務の失敗の報告をし、処分を受ける覚悟でいたが、引き続き地上先行破壊工作の任とアビスナイトの命を遂行するように言われたのだ。
だが、かつての同僚にいいようにやられたあげく、見逃されたのだ。そちらの方が腹立たしい。
49 名前: ◆hCBYv06tno[saga] 投稿日:2013/07/27(土) 16:11:30.72 ID:S/9BxabqO [4/12]
??「イライラしているのね。わかるわ」
50 名前: ◆hCBYv06tno[saga] 投稿日:2013/07/27(土) 16:12:35.20 ID:S/9BxabqO [5/12]
チッと舌打ちをして、その声の主の方を向いた。
そこには、白いローブを身に纏い、フードを深くかぶり、顔の半分まで隠してる女性がいた。
海龍の巫女。海皇が一時期、体調を悪くした時に、素姓もしれないこの女が来た。そして、海皇の体調がすぐによくなり、信頼を得て、海皇直属の部下として従えているのだ。
コイツは気に食わない……そう思うスパイクPだった。
スパイクP「………海龍の巫女か。なんのようだ?」
巫女「私が気に入らないのね。わかるわ。けど、海皇様の命をうけてコレを渡しに来たのよ。」
そう言うと、先の戦いで破壊された筈の巨大な金属のウニ…バイオが現れた。
51 名前: ◆hCBYv06tno[saga] 投稿日:2013/07/27(土) 16:13:56.89 ID:S/9BxabqO
[6/12]
スパイクP「なっ!?お前どうやって…」
スパイクPは驚愕した。いくら戦闘外殻でも粉々に砕けては、自動修復をする事はできない筈、できたとしてもこんな短時間で完全に治る筈はないのだから。
巫女「それは秘密よ」
そう口元を微笑みを作る巫女。
何処か胡散臭い。それに海皇が地上侵略に乗り出したのも、この女が海皇の直属の部下になってしばらくたってからだ。
だが、それを疑問に思うものは海皇宮にいなかった。
……まるで、何か不思議な力が働いてるかのように。
52 名前: ◆hCBYv06tno[saga] 投稿日:2013/07/27(土) 16:14:49.97 ID:S/9BxabqO
[7/12]
スパイクP「ちっ……用は済んだんだろ?なら、俺は地上へ行く」
巫女「ふふ、待ちなさい。貴方にもう一つ海皇様から命をうけてるわ」
スパイクP「なに?」
立ち去ろうとする、スパイクPを呼び止めると、巫女は何やら地図みたいのを渡す。
地図にはどこかの土地がかかれてあり、赤い印が4つ書かれていた。
巫女「地上を海に沈める≪神の洪水≫計画。それに必要なノアの方舟の封印をしてる結界の起点よ」
スパイクP「……つまり、俺がそこへ行き、結界の起点を破壊すればいいのか?」
巫女「ええ。コレが成功すれば海皇様もお喜びするわ」
その言葉にスパイクPは苛立ち気に舌打ちすると、地図を乱暴にしまい、バイオを連れ去っていった。
53 名前: ◆hCBYv06tno[saga] 投稿日:2013/07/27(土) 16:15:57.29 ID:S/9BxabqO
[8/12]
巫女「計画は上手く行ってるわね」
誰もいない広場にて、海龍の巫女はフードをはずした。その顔は、地上にいる筈のレヴィアタンいや川島瑞樹だった。
だが、その身体は地上人のものではなく、ウェンディ族のものだ。
瑞樹(海皇も今は私の操り人形。海皇宮全体に呪詛を張り巡らせるのもあと少し。海皇の異変には気づかないように細工はしてるわ。それが当たり前だと錯覚するように)
もっとも、あのカイって少女は偶然にも効果がなく、海皇の異変に気づいてしまったのだが……それは些細な問題だ。彼女は海皇がおかしいと感じただけで、自分についてはまだ疑問視していない。まあ、時間の問題でもあるが。
瑞樹「ノアの方舟が復活すれば≪神の洪水の再現≫を実効しようと、ノアの方舟のプログラムが作動するわ。そしたら地上を海にしようとするウェンディ族と地上を守る人間達の戦いが始まる。海皇にはノアの方舟に乗せて全面指揮をやらせないといけないわね。そして、海皇宮に誰もいなくなれば……ふふ。」
54 名前: ◆hCBYv06tno[saga] 投稿日:2013/07/27(土) 16:17:24.86 ID:S/9BxabqO [9/12]
わ か る わ
55 名前: ◆hCBYv06tno[saga] 投稿日:2013/07/27(土) 16:18:05.36 ID:S/9BxabqO [10/12]
瑞樹「さて、地上にいる本体に連絡しないと」
口元を三日月のように歪ませながら、川島瑞樹は海皇宮へ戻る。
ジワリジワリと混乱が世界へと、蛇のように近づいて来る。
終わり
56 名前:@設定 ◆hCBYv06tno[saga] 投稿日:2013/07/27(土) 16:19:16.02 ID:S/9BxabqO
[11/12]
≪神の洪水計画≫
ノアの方舟を使い、≪神の洪水の再現≫を実効するプログラムを発動させて、地上を海に沈め、第二の故郷に変えようとする計画。
海皇が海皇親衛隊などの者達にその計画を進めるよう命令している。
……だが、それは海龍の巫女が海皇に提案したもの。果たしてその目的が本当にそれなのか怪しい。
・情報
レヴィアタン(分身?)が海龍の巫女として、海皇を呪詛で操っています。
海皇宮になんらかの仕掛けをほどこしています。何か大変な事をするつもりです。
スパイクPにノアの方舟を封印してる結界の起点を壊すように命令が出されました。
スパイクPのバイオが復活しました。もしかしたら川島さんが何かバイオに細工してるかも?