4スレ目>>785~>>814

名前: ◆Y6loZZb8bNXp[saga] 投稿日:2013/07/25(木) 01:11:48.32 ID:vP/BebPOo [2/33]


春菜「そういえばさー」


「カースの属性って、なんで七つだけなんだと思う?」


先輩がそんなことを言い出したのは、毎週恒例の三人のお茶会の時のこと


真尋「いや、なんでって、そんなのに理由なんてないんじゃ……」

千夏「あら、カースの属性が七つなのには、ちゃんと理由があるのよ?」

真尋「えっ!? そうなんですか?」

千夏「カースの属性は、傲慢、嫉妬、憤怒、怠惰、強欲、暴食、色欲の七つに分かれているわよね?」

「この七つは、元々は十字教の『七つの大罪』といって、人を堕落させる七つの感情を指したものだったの」

「カースは人間のマイナスの感情から生まれる存在。そして、カースの素となった人間の感情が、カースの属性になると言われているわ」

「だから、カースには人間のマイナスの感情と同じ、七つの属性がある……こんなところかしら?」

真尋「へえええええええ……」ソンケイノマナザシ

真尋「千夏さん、すごい! やっぱり物知りですね!」

千夏「フフフ……そんなことないわよ、本で読んで知ってただけなんだから。それに、その本が全部が正しいとは限らないわ」

真尋「いや、それでもすごいですよ! ね、先輩……」


春菜「……すいません、そういうことじゃないんですよ」


真尋「へ?」

千夏「え?」

春菜「『属性』と言ったら…………」


「 『 眼 鏡 属 性 』がなきゃ駄目じゃないですか!!! 」


真尋「…………は?」

千夏「ああ……そういう……」


春菜「眼鏡属性といえば、あらゆる媒体において必須の属性!」

「にもかかわらず、カースには眼鏡属性がない、これは由々しき問題ですよ!」


真尋「いや……眼鏡属性のカースって、それもう一体なんなんですか……」

千夏「『眼鏡』ってマイナスどころか感情でもなんでもないじゃない……」

「そもそもあなたの言ってる『属性』って、『ツインテール』とか『委員長』とかそういうのでしょう……?」


春菜「確かに、『眼鏡』って言葉は、本来は感情を指すものではありません」

 

「でも、ちょっと想像してみてください……」

 

「眼鏡を求め、眼鏡を愛し、眼鏡に執着する……」


「眼鏡のことだけを考え、人生の全てを眼鏡に捧げてしまう……」


「時には、眼鏡を傷つけたものに死をもって贖わせ、時には、最高の眼鏡を作り出すための研究に没頭して全てを失う……」


「人が眼鏡を愛する感情、それは、人を堕落させるのに充分なものではないでしょうか?」


「その感情のことを『眼鏡』と呼ぶのなら……」


「その感情を元にしてできた『眼鏡のカース』がいても、おかしくはない……」


「……そうは、思いませんか?」

 

「…………あれ?」

 

真尋「すいません、千夏さん。いつもおごってもらっちゃって……」

千夏「気にしないでいいわ。どうせ取材のついでだから、経費で落ちるのよ」


私たち二人は、すでにカフェの会計を済ませて店の外に出ていた。


――――――――――


春菜「ってちょっと二人ともー! 置いていかないでくださいよー!?」

真尋「馬鹿なこと言ってる先輩が悪いんですよ、全く……」

千夏「流石に、今のはちょっとキツいわよ」

春菜「えー……二人ともひどいなあ……」

 

「 そんなこといったら、この子が可哀想ですよ! 」

 

真尋&千夏「「…………この子?」」

 

振り返って見れば、先輩の手の平の上には、半透明なゼリー状のなにかが、ちょこんと乗っかっていた

 

「マァマァメガネドウゾ―」

 

真尋「………………いや、あの、せ、先輩?なんですか、これ?」


春菜「何って、『眼鏡のカース』一号の、メー君です!」


真尋&千夏「「…………………………っはあああああああああああああああああああ!?」


――――――――――


リン「ふぅ……こんなとこかな」

「やっぱりこの方法なら、一度に大量に回収できて効率いいね」


私は、ウサミン星人の宇宙船に忍び込んだあの日以来、彼らと行動を共にすることが増えていた。

その理由はいくつかある。

第一に、もともともの目的であったウサミン星の技術を見せてもらうため。

第二に、『歌姫』――奥山沙織を狙ったあの「アウトレイジ」の正体を突き止めるため。

そして、第三に……


リン「浄化された核、これだけあれば実験に足りるかな?」

「アコには止められたけど、こんな面白そうな研究材料をほっとくことなんて、やっぱりできないよね」


ジャラリ、と袋の中身が音をたてる。

中にぎっしりと詰まっているのは、沙織の歌によって浄化された、カースたちの核である。


リン「前はアコや他のスカベンジャーに頼んだり、『組織』から買い取ったりしてたけど」

「この方法ならノーコストだもんね、なんでもっと早く気が付かなかったのかな」

私が沙織とウサミミと共にいる第三の理由、それがこれだ。

沙織の能力は、歌を聞いたものの精神に干渉し、マイナスの感情を鎮めるもの。

カースの浄化はその能力の応用であり、沙織の歌を聞いたカースからマイナスの感情を無くすことで、カースの核を無害なものに変えている。

では、浄化された核は、どうしていたのか?


ウサミンP『ん? 放置して後始末は他の者に任せていたが……それがどうかしたのかね?』

『……リン? どうしたんだうつむいて? もしかして具合でも……ちょ、痛っ! やめっ、リン!? どうしたんだ急に!?』

『痛い! 痛いからやめてくれ! プラズマバスターは殴るためのものじゃない! あだっ! 沙織! 沙織ーッ! 助けてくれーッ!」


……まぁ、その時は紆余曲折いろいろあったが、とにかく私は浄化された核の供給源を手に入れたのだった。

リン「最近はカースが集団で現れることが多いね……ま、私としては好都合だけど」

「おっ、ここにもあったか」


私は、地面に落ちている核を拾い上げようとした。

そのとき!


「オレニヨコセエエエェェェエエ!!」


リン「うわっ!?」


黒い影が、地面に落ちていた核を掠め取った!

上空を見上げると、まるでカラスのように羽を広げ、飛び回るカースの姿が!

リン「カースが空をとんでる!? 全部浄化されたはずじゃ…!?」


「キラキラ、アツメル、アツメル、ホシイ、ホシイ、ホシイ!」


鳥型のカース――おそらく強欲の属性だろうか、先ほどの核は既にその体内に吸収されてしまったようだ。


リン「……なるほど、沙織の歌の範囲外から飛んできたってわけか」

「貴重な研究材料をよくも……これでもくらえっ!」


BLAM!BLAM!BLAM!


プラズマバスターの三連射だ!

しかしその瞬間! 鳥型のカースは急加速してビームをよける!


リン「嘘!? 外した!?」


「ゼンブ、ゼンブ、オレニヨコセェェェェェェェェェェ!!」


リン「くっ!」

鳥型のカースの狙いは、袋に詰まった浄化済みの核!


「オレノモンンンンダアアアアアアアアァァアアアアア!!」


急加速して、こちらへ突っ込んでくる鳥型カース!

私は思わず、袋を抱えてその場にしゃがみ込んだ……

 


「うおりゃあああああああああああああ!!」


バキィッ!


次の瞬間! カースの嘴が砕け散った、いや、何者かが蹴り砕いたのだ!

春菜「眼鏡っ娘の危機には必ず駆けつける! 『マスク・ド・メガネ』参上!」

「大丈夫ですか!! ってあれ?」


私を助けてくれたのは、どうやら地上のヒーローのようだった。


リン「ええ、ありがとうござ……」

春菜「ああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

リン「うわっ!」


私を助けたヒーローは、急に叫びだしたかと思うと、私の肩をがっしりと掴んできた!

リン「えっ! ちょ、ちょっと何を……」

春菜「…………あなた、以前、」

 

「 眼 鏡 を コ ン タ ク ト に 替 え ま し た ね ? 」

 

リン「……はい?」

確かに、以前は既製品の地上用偏光グラスを使っていたが……?


春菜「ああ……なんと嘆かわしい!!」

リン「えっとあの……」

春菜「いえ、大丈夫です、この戦いが終わったら、しっかりお話しさせていただくだけですから」


彼女はそう言うと、嘴の折れたカースに向き直った。

……しかし、カースはすでに飛び去り、その姿ははるか遠くに!


「グヒュウウウウウウゥゥゥウウウウウ……!」


 

春菜「無駄なあがきを……とっとと終わらせますよ!」

「マスク・ド・メガネ 88の眼鏡奥義が一つ!」


「ダブル・メガネ・ステイプラー・ミサイル!」


彼女は叫び声と同時に、胸の前で両こぶしを突き合わせる!

その瞬間、彼女の両腕の装甲が変形した!


リン「あれは……眼鏡……!?」


そう、その形状は、まさしく巨大な二つの眼鏡!

手首から肘にかけて、表面の装甲は眼鏡のフロント部に変形し、その両端からは垂直にテンプル(つる)が伸びている!


リン(え、あの変な眼鏡が……ミサイル……!?)


 

春菜「発射!!!」

 

バシュウウウウウンンンンン!!


白煙とともに、2個の眼鏡が打ち出される!

レンズ周辺から火を噴いて、後ろ向きの状態で高速飛行する2個の巨大眼鏡! ひどい光景だ!


リン(嘘っ! なんであんな不安定な形状で、しかも体勢を保ちながら高速飛行できているの!? 信じられない!)


「グヒョオオオオオォォオオオオオオォォォォ!!」


鳥型のカースは、ミサイルに捕まるまいとさらに加速!

さらに、ミサイルをまこうと考えたのか、ビルの間をジグザグに飛行!

しかしミサイルは鳥型カースの後を追いかける!


リン「自動追尾っ!?」


春菜「それだけじゃありませんよ!」

「プランB、発動!」


眼鏡AI『プラン変更、ターゲットの逃走パターンを予測……』

『……予測完了、ステイプラーAの飛行ルートを変更して先行させます、ステイプラーBは自動追尾モードを続行』

『目標地点を、仮座標 K105/AA72 に設定……』

『 3 2 1 …… 』


KABOOOOOOOOOOOOOOM!!!


カウントダウン終了と同時に鳴り響く爆音!その意味するところは一つ!


眼鏡AI『……ターゲットの排除に成功しました』


――――――――――


春菜「……さて、ちょっとお話ししましょうか?」

リン「……そうですね」

春菜「おや、ずいぶんと物分かりがいいですね……? まあとにかく、まずはメガ……」

リン「お願いしますっ!!!」

春菜「……えっ?」


リン「あなたを、私に研究させてくださいっ!!!」


――――――――――


春菜「まぁ、こんなかんじのことがあったんですよ」

真尋「あの、先輩、さっぱり話が見えてこないんですが……」


カフェを出た私たちは、現在カラオケルームの一室にいた。

こんな世の中とはいえ、先輩の見せたカース、メー君が人目に触れるのは、さすがにまずいだろうと考えたためである。

……監視カメラについては、従業員が深く考えないことを期待するしかないだろう。


千夏「それで、その話がどうして、その子につながるの……?」


「マァマァメガネー、メガネドウゾ―」つメガネ


メー君は、現在テーブルの上にちょこんと乗っかっている。

サイズは手のひらに載るくらいで、普通のカースと同じように鳴き声(?)もあるようだ。

色は無色で、形は、一言でいえばド○クエに出てくるスラ○ムだろうか?もちろん、目や口があるわけではないが……

よく見ると、体内にはきちんと核もあった……眼鏡型のやつが。


春菜「まぁまぁ、その辺についてもゆっくり話していきますよ」


――――――――――

先輩の話を要約すると、あの戦いの後、リンという女の子と先輩は意気投合したらしい。

リンは先輩に、眼鏡をかけた自分の姿を披露し、これ以降も眼鏡をかけ続けることを約束した。

そのかわり、上条先輩はリンに自分の能力――『マスク・ド・メガネ』について研究させてあげることになったという。



――――――――――

春菜「それで、早速その日にリンの隠れ家に行って、私の能力を研究することになったんだけど…」

「その時に、いろいろリンとおしゃべりしていて、こんな話を聞いたんです」

「カースの核は、マイナスの感情エネルギーを取り除くことで、浄化することができる」

「そして、浄化された核は、清濁を問わずすべての感情エネルギーを取り込むようになる……」

「この話を聞いて、私は思いついたの!」

 

「私のメガネへの愛情をこの子に注ぎ込めば、『眼鏡のカース』を作れるんじゃないかってね!」

 

真尋&千夏(どうしてそうなった……)


「メガネー、カワイイメガネ、クールメガネ、パッションメガネ、イカガデスカー」つメガネ


春菜「そこで、リンからカースの核をいくつか譲ってもらって、常に身の回りに置いておくようにしたら……」ツンツングリグリ


「メガネカケテ、パーフェクトコミュニケーション、ジョウイホウシュウゲットー!」


春菜「この子が生まれたってわけです」モミモミムニムニ


「メガネー?メガネカケルー?」


千夏(あ、ちょっとかわいいかも……)

真尋「話は一応分かりましたけど……『眼鏡のカース』っていったって、カースはカースでしょう?危険じゃないんですか?」

春菜「危険?そんなことないよー」

「この子はほかのカースと違って、人を襲ったりしない、ただひたすら眼鏡を勧めてくるだけだもの!」


「マァマァメガネドウゾ―」つメガネ


真尋「……さっきから気になってたんですけど、この子が差し出している透明のな眼鏡みたいなやつ、一体なんですか?」

 

春菜「何って……ただのかけ心地のいい眼鏡だよ?かけると誰でも眼鏡が大好きになる、普通の眼鏡」

 

真尋「……いやそれ絶対ただの眼鏡じゃないですよねえええええええええええええ!!!?」

春菜「そんなことないよ!かけ心地のいい眼鏡をかけると眼鏡好きになっちゃうのは、ごく自然なことだよ!」


「メガネヲカケルト、ココロガユタカニナルノデス」フンスフンス


千夏(……ポッキーとか、食べるかしら?)ポッキーチカヅケテミル

 

春菜「それにこの子、とってもいい子なんだよ!眼鏡のメンテナンスもしてくれるし、カースを浄化することもできるんだから!」

真尋「か、カースの浄化!?どういうことですかそれ!?」

春菜「ちょっと待ってね……リンとやった実験の記録映像が確か……ここに……」


「メガネハ、モッキュモッキュ、ジンセイノパートナー、モッキュモッキュ、メガネガジンセイヲ、モッキュモッキュ、カエルノデス!」


千夏(食べた!ポッキー食べた!)ナニコレカワイイ


春菜「……あった!これを見れば、この子のすごさが真尋にもわかるよ!」


そういって先輩は、自分の携帯を私に手渡した。


――――――――――

リン「じゃ、実験を開始するよ、春菜、いい?」

春菜「こっちは準備OK!いつでもいいよ!」

リン「……それにしても、『眼鏡のカース』なんて、思いもよらなかったよ」

「春菜に核を渡したのだって、半分冗談のつもりだったのに」

春菜「眼鏡の持つ可能性は無限大! つまりそういうことだよ!」

リン「ま、それでこそ研究のし甲斐があるってもんだけどね」


「ザッケンナコラー……コノカスヤロウコラー……」


携帯の画面には、先輩とリンと呼ばれる女の子と、核が露出したカースの姿が映し出されていた。
どうやら、何らかの手段でカースを弱らせて、核を露出させているらしい。

リン「……さて、『眼鏡のカース』は、春菜の『眼鏡を全世界に広めたい』という感情をもとに行動しているわけだけど」

「その『眼鏡のカース』が、他のカースと接触すると……果たして何が起こるのかな?」

春菜「それじゃあメー君、行ってきて!」

先輩が手のひらを差し出すと、その上に乗っていたメー君が、弱ったカースにの元へ近づいていく。


「テメーラチカヅクンジャネー……オレヲダレダトオモッテイヤガル……」

「マァマァ、マァマァ」


メー君はカースの前で止まると、カースへ向かって触手を伸ばし……


「マァマァ、メガネドウゾ―」つメガネ


透明な眼鏡を、カースの黄色の核に……

ズブッ!

と差し込んだ!

 

「グウォオオオオオオオオオオオオ!?????? ナ、ナンダコラー!?」


眼鏡を核に埋め込まれたカースは、苦しんでのたうち回っている!


リン「こ、これは!?」

春菜「メー君、危ないからこっちへ!」


「フザッ、フザケンジャネーゾ! メガッ、テメッ、メガネッ、ナメンナコラー!!」


透明な眼鏡はカースの核に深々と突き刺さり、核の内部を侵食しているようだ!

球形だったはずの黄色の核は、徐々にとその形を変え、変形していく!


「ヤメロッ! メ、ザケンナッ! メガネッ! メガッ、ク、クソガッ!」

「メガネッッ! ヤメロッメガヤメッ! メガネガネロッ! メガッ! ネッ……」


「………………………………」


「………………………………マァ、マァ、マァ、マァ……」


「 マァマァ、メガネ、ドウゾ 」


……真っ黒だったはずの体は、いつの間にか透明に変化している。

そして、黄色の核は……見事な眼鏡型に、変形していた。

――――――――――

春菜「とまあ、このようにして、この子の眼鏡にはカースを浄化する力があるんですよ!」


「メガネデセカイヲヘイワニー」


真尋「……あの、先輩?」

春菜「なに?」

真尋「それ、浄化じゃなくて、洗脳じゃないですかね……?」

春菜「えっ? カースを無害化してるんだから、浄化であってるでしょ?」

真尋「いや、無害……いやもうなんでもないです……」


――――――――――

千夏「ところで、春菜ちゃん、ちょっと聞きたいのだけれど」

春菜「はい、なんですか?」

千夏「さっき、確かこの子のことを、『眼鏡のカース』“一号”って呼んでたわよね?」


「ワザノメガネ、チカラノメガネ、モウメガネダケデイインジャナイカナ」


春菜「はい! そうですね!」

千夏「……もしかして、この子以外にも、何体かいるのかしら?」

春菜「え~っと……リンからもらった核から生まれたのが五体で……」

 

 

「 私が個人的にカースを浄化して、野生に還したのが、百体くらいですね! あとは、自然に増えてるのも結構いると思いますよ! 」


 

真尋「……はい?」

「野生に還したって、え、それどういう……」

春菜「いや、そのままの意味だよ?」

「『眼鏡のカース』の目的は、私と同じ、眼鏡好きを増やすことと、眼鏡かけてる人を助けることなんだから、何の問題もないでしょ?」


真尋「……いやっ、それ大問題じゃないですかああああああああ!!!」

春菜「えっ……そうかなあ?」

真尋「そうですよ! そんなのが百体もいたら……」

春菜「眼鏡好きが増える!!!」

真尋「うわああああああ! もうだめだこの人! ちょっと千夏さんも、何とか言ってやってください!」

千夏「……春菜ちゃん」

「その……この子……」

「よければ、一体私に譲ってもらえないかしら……?」


真尋「…………………………えっ……」


「メガネガアレバ、ナンデモデキル、イッショニメガネヲカケマショウ―」

 

 

眼鏡のカース

種族

カース

属性

メガネ

能力

眼鏡好きを増やす

詳細説明

上条春菜によって作り出された、第8の属性()のカース
体の色は透明で、核の色は元々のカースの属性の色と同じだが、核の形は眼鏡型である

体内で特殊な眼鏡を生成する能力を持つ
この透明な眼鏡を人間等がかけると、眼鏡好きになる
他のカースの核にこの眼鏡を与えると、そのカースを眼鏡のカースに変質させる
そのほかの基本的な特性は、一般的なカースと同じである

自然発生することはなく、次の二通りの方法で生まれる
①上条春菜の傍に一定期間浄化済みのカースの核を置いておく
②上述のようにして他のカースを洗脳……ではなく、浄化する

行動理念は上条春菜と同一であるため
「メガネ好きを増やす」「メガネをかけているものを守る」ように行動する
このため、一般市民に眼鏡を勧めて、普通のカースと勘違いされ、逃げられたり攻撃されたりすることも多い
カースに出会った場合、カースをメガネ好きにするため、カースの核に自分の眼鏡を埋め込もうとしてくる

基本的には無害……のはずである

関連アイドル

上条春菜、相川千夏、北川真尋、渋谷凛

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最終更新:2016年11月01日 01:49